効率よく免許を取るには

1.必要最低経費

 受験費用4,450円 車借代2,200円 免許取得税1,750円 講習費用27,000円(普通2種所持者は不要) 写真及び教材費約4,000円合計で39,400円は最低必要です。

あとは何回練習するか、何回で合格するかです。

 

 

2.法改正後の試験の動向

 平成14年6月の法改正で、車輌は大きくなったものの、場内試験はS字とクランクがなくなりかなり簡素化されました。その代わりに路上試験が増えました。

採点の基準はこれまでの規定走行重視の試験から応用走行重視の試験になってきています。

大型に普段から乗りなれているドライバーにとってはこの法改正は好都合なものになりました。

場内の課題が、鋭角と方向転換だけですから。大型のドライバーは路上に出れば後はお手の物のはずですから。

 

 実際一度も練習なしで、合格された人が私が受験中に、2名見ました。お二人とも3回くらいで合格されていました。鋭角の切り返しのポイントも自分の感だけで行ったそうです。

 

 私は1回で合格したものの、練習は平針10時間と福富4時間合計14時間も乗ることになってしまい。少々予算オーバーになりました。

われわれ、大型所持のペーパードライバーは平針で路上練習は、A1コースとBコースを少なくとも1回ずつ、しておきたいものです。しかし平針の練習所ではある程度技術が上がらないと路上の見極めがもらえません。

私の場合、場内の課題は3時間目くらいには楽にクリアー出来るようになったのですが、左折が思うように行かず、結局路上の見極めをもらうのにずるずると8時間もかかってしまいました。

 

 

3.大型の職業ドライバー

 大型のプロドライバーにとって路上試験は確認の仕方をしっかりすれば、全然問題ないと思います。

場内の、鋭角の突っ込みと切り返すポイントだけです。このホームページを読んでくだされば、クリアできると思います。平針の練習所で抽選で11mバスの練習を2回くらい引き当ててください。

あとは、常に乗客を乗せていることを想定して、発進時の室内を含む6点確認をしっかり出来ればよいでしょう。

 

 

4.大型ペーパードライバー

 路上試験が合格のかぎです。平針の路上試験で駐車車輌をかわすのと、大根の交差点を左折するのは至難の業です。はっきり言って運も左右します。

ここのページでは、私たちのようなペーパードライバーがいかにお安く大二免許が取れるか追求していきたいと思います。

 

 

5.普通免許からの挑戦

 まずは平針の試験場で大型免許を取って下さい。大型仮免と言う手もあります。練習は総合練習所でよいと思います。このホームページではふれませんが、コースを徹底的に研究して、確認の仕方なども完璧にしてから、練習に入ってください。練習で仕上がらないまま、本番に挑むのはお金がもったいないのでやめましよう。

 

 

6.学科受験

 愛知県の場合普通学科試験が合格してから、技能の指定日がだいたい1ヶ月後になります。思い立ったらすぐに、学科を受験しましょう。

学科は95問で90点以上が合格です。簡単ではないので教本と問題集を買って、しっかり勉強しましょう。一度落ちるごとに再受験費用が4,450円追加になります。

 

 

7.情報収集・イメージトレーニング

 月〜金の9:30と12:30に技能試験が行われます。試験の雰囲気を事前につかんでおきましょう。

またコースを歩ける時間があるのでコースを徹底的に研究しましょう。よく知っている受験者もたくさんいますから、出来るだけ多くの人に話し掛けて仲良くなり、情報を交換しましょう。路上コースも自分の車で走り、試験コースに慣れておきましょう。

車両の操作方法、運転の基本操作や確認の仕方、コース取り(右左折時の寄せなど)は、練習で指摘されないよう完璧に出来るようにしておきましょう。

課題(鋭角・方向転換・バス停停車など)は、初めての練習の前に、どこでどのようにハンドルを切るかなど研究しておきましょう。

練習に入る前にやれるだけのことをやっておけば、3時間分くらいは練習代を節約出来ると思います。

あとはどれだけ早く車両に慣れるかだけです。

 

 

8.技能練習

 平針の愛知県総合練習所は練習するのに一週間前の朝8:30に本人が出向いて抽選しなければなりません。だいたい25人くらい抽選に来ます。当たりは5本(土曜日は10本)

9mのバスはすぐに練習がとれることが多いです。試験は11mバスなので練習しても最初の1回か2回くらいにしておいた方が良いでしょう。

 

 

9.はじめての練習

初めて11mバスに乗ると、結構その大きさに圧倒されます。

最初は周回道路の走行練習です。リズムよくシフトアップしましょう。カーブの前ではポンピングでスピードを落とします。コーナーは初めてだと外側に責めきれず、多分内側の後輪がラインを踏んでしまいます。カーブはスピードを落として大きく外を回るように心がけましょう。

 

 エアーブレーキに慣れましょう。初めて乗っったとき、車両の大きさはもとより、ブレーキを踏んだ時の車両の重さを思い知らされます。

乗用車感覚で、踏んでもなかなか止まってくれません。エアーブレーキはきき始めると急ブレーキになってしまいます。ブレーキングはポンピングで踏み分けた方が良いでしょう。完全に止まるまで気をぬかず、最後はソフトにかけましょう。

 

 続いて交差点通過の練習をします。交差点を曲がる時、バスは自分の思っているよりもかなりスピードを落とします。

それと交差点を曲がるまでには、シフトダウンは必ず終えましょう。ハンドル操作中のシフト操作は厳禁です。それに確認作業で忙しいので、それどころではありません。曲がりきってからの操作は、加速不良になりもたつき運転を取られかねません。

 

 交差点の左折は、バスの運転で一番難しいです。これが上手に出来なければ、課題がいくら上手く出来ても路上の見極めはもらえません。

 

 信号交差点、結構ハンドル操作に気を取られ、場内では信号無視をやらかすものです。

 

 右左折時の車両の位置(寄せ)は、結構うるさく言われます。最初からかなり意識しましょう。

 

 課題(鋭角・方向転換)はこのホームページをよく読むか、自分の方法を研究してください。意外と簡単です。初めてでもクリアできます。ただしミラーの見方などは事前にしっかりイメージしておいてください。

 

 

10.福富で練習する

 平針の練習を引き当てて、練習するのも今の現状では限界があります。

現在愛知県内で11mバスで練習させてくれるところが、ほかにはありません。平針で受験する人の多くが、岐阜の免許センターの近くの福富自動車練習所に行っています。福富の教官も愛知県のコースを理解していて、愛知県用に指導してくれます。バスは名古屋の市バスの払い下げを使っています。シフトもエアコンシフトです。練習はこの場所からはじめた方が良いかもしれません。

 

 先ほども述べましたが、バスの運転で一番難しいのが左折です。それでバスに慣れるのと、左折の練習を徹底的にやりましょう。課題の練習も11m用のコースが整備されていますが、鋭角の隅切りが若干違うので、出来れば平針の方が良いでしょう。でも練習にはなります。

 

 3時間くらい福富の場内で左折と寄せの練習を繰り返せば、かなり乗れるようになるでしょう。それまでに平針の練習を引き当てましょう。

 

 

11.取得者講習(救護講習)を受ける

 現在2種免許(大型・普通)免許を受けるには、医師または、応急救護の資格をもっていない人は、救護及び安全運転の講習を12時間受けなければならないことになっています。

講習の内容は、応急救護6時間、身体障害者の取り扱い1時間、シミュレーターを使った危険予知運転講習4時間、実車に乗ってコメンタリー運転の講習1時間です。

 

 愛知県の場合、技能が受かる前に講習を受けておけば、合格後すぐに免許が交付されます。合格前だとどこの教習所でも講習が受けられますが、技能が先に合格すると、県内でしか講習が受けることが出来ません。しかもすぐに講習が受けられないとも限りません。

 

 私は練習期間中に、福富で講習を受けることをお勧めします。なぜならば講習がすごく練習の役に立つからです。

福富では11mバスを使って、コメンタリー運転の講習があります。実際に岐阜の路上試験コースを走ります。それだけでも1時間分練習が出来ます。コメンタリー運転は試験に対しても非常に役に立ちます。詳しくはコメンタリー運転をご覧下さい。

福富で講習を受ける条件として、11mで路上を走るわけですから、福富の場内で30分以上練習していることが必要です。ここでは大抵30分で路上の見極めがもらえます。

 

 

12.平針で路上の見極めをもらう

 課題がクリア出来、左折がうまく出来るようにならないと、平針では路上の見極めがもらえません。上手い人は2時間くらいでもらえることもあるようです。平針の教官はなかなか路上の見極めをくれません。福富の路上練習だけして試験に合格する人もいますが。

とりあえず練習の目標としていかに早く平針で見極めをもらうかです。いままでどれだけ乗っているか加味されるかも知れないので、練習手帳によそで何時間乗ったか書く所があるので記入しておくと良いでしょう。

 

 

13.平針で路上練習

 平針の路上練習は教官が2名つきます。見極めをもらった後に抽選で練習が当たった場合は、受付で路上練習でと告げましょう。練習を持っていて途中で見極めをもらった時は、すぐに次の練習を路上に変更してもらいましょう。(教官の手配の関係で変更できない場合もあります。

 

 路上コースはA1またはBを選択できます。A2は時間の都合により練習できません。

 

 初めて路上に出ると、すごく怖いです。結構緊張します。駐車車両をかわすのも難しいです。大根の交差点左折もつい大回りになってしまいます。でも後半はなんとか慣れてきます。緑黒石北の細い道路も結構難しいです。試験までにA1とBをそれぞれ経験しておくと良いでしょう。

 

だいたい35分くらいで路上を一周してきます。あとの15分くらい場内の課題の練習が出来ます。

 

 

14.福富で路上仕上げ

 練習時間が少ないと3日も空けると、感覚が鈍ります。試験の前日又は前々日に平針で路上練習をするのがベストですが、抽選に当たるとは限りません。

 

 前日に福富に行って路上の練習を仕上げましょう。これで完璧です。

 

 

15.試験で緊張しない工夫

 練習で仕上がれば、あとは実力がだせるかどうかです。緊張のことはあまり考えない方が良いかもしれません。

他の人としゃべってリラックスしてください。

 

緊張が伝染することもあるので気おつけましょう。何事も無く終わればよいのですが、よくあることですが順番が前の人が考えられないようなミスをした時、たとえば後退するところで2速に入れ、前進して縁石を乗り上げるとか、私は2回も目撃しましたが。こういうのを次の人が目撃してしまうと、結構伝染してしまうものです。先日受けた人も前の車が乗り上げたのを見て、急に自分の足が震えだしたと言っていました。私も普通をとったとき同じような経験があります。ようするに悪いものは見ないほうが良いのです。それをかわすには一番に乗るのも一つの手だと思います。

 

私の場合は、試験の少し前にランニングすることが良いみたいです。

 

 

16.私の考えた練習のカリキュラム

 

1〜3時間目 福富で場内練習 車両に慣れる、左折を徹底的に練習

取得者講習  福富で指定講習 路上練習が出来る コメンタリー運転の習得

4〜5時間目 平針で場内練習 課題の練習、路上見極めをもらう

6時間目    福富で路上練習 路上に慣れる、バス停停車の練習

7〜8時間目 平針で路上練習 試験コースの練習、駐車車両のかわし方の練習、場内の課題の練習

9時間目    福富で路上練習 試験前日の最終仕上げ

 

9時間分の練習費用 福富5時間@11,600円=58,000円 平針入所料3,300円+4時間@8,600円=37,700円 合計95,700円

 

あとは試験に受からなかった場合、平針で前日の練習を引き当てるか、外れた場合は福富で一時間づつ練習。

 

 

その他の練習方法、大型バスを借りて来れれば言うことはないのですが、まず貸してくれるところは無いでしょう、まして大型1種だけの技量では正直言って危険です。

そこで平針でどうしても路上練習をしたければ、4tロングのトラックを1日レンタルすればよいと思います。

長さは7mくらいですが、幅が2.4mの車もあり、駐車車両をよける練習になるからです。