読者の取得記録
大型2種 ケンケンケンさん(愛知平針) 2010年4月取得
練習27時間 仮免技能1回 本免技能3回
はじめに
私の場合は、普通免許から、いきなり大型二種を目指すという無謀?な挑戦でした。
途中から、「とんでもない世界に足を踏み込んでしまった」と、うろたえたりしながら、
後には引けない状況まで進んでしまっていたのでそのまま続行。
結果、何とか合格することが出来ました。
初めて、自分でバスを動かして、寒い時期にも関わらず汗ダクになっていた日から考えると、信じられない気持ちです。
この先、少しでも受験している皆さんの役に立てればと受験体験をお伝えします。
≪合格のまでの概要≫
●2/24日練習開始
・仮免のために練習開始
●3/15仮免1回目――合格
練習時間
・場内9時間乗車
●4/19本試験1回目――不合格
練習時間
・場内課題7時間乗車
・路上7時間乗車
●5/12本試験2回目――不合格
練習時間
・路上2時間乗車
●5/27本試験3回目――合格
・路上2時間乗車
練習時間合計27時間
≪受験体験記≫
●3/15仮免1回目――合格
●直前練習【4/17】
直前まで、場内課題Bコース方向転換で車庫入れ後の出方に不安があり、どの位置に入っても出られる自信を付けるため、
その部分だけを1時間徹底的に特訓してもらった。
【4/19本試験1回目】―――50点以下不合格
〈場内課題B〉特訓したから恐くない。
「あえて、苦手なBコースよ来い!」と願っていたら本当にBコース、特訓しておいて良かった。
自分は2番手、先に運転した人が、鋭角でわずかに前輪接触したのを見たが、それほど動揺せず自分の番へ。
場内課題へ出発
出発直後の坂道の停車で多少揺れて止まり、それに合わせて、お決まりのように試験官の体が大げさに揺れる。
その後、鋭角は問題なく通過、方向転換のバックで後退距離不足(50cm以上)により、やり直しを指示があった
(目標で覚えているので、そんな事は無いはずだが?厳しい。)
2回目でOK。
その後問題なく発着ホームへ戻る。
試験官から、先に運転した人も一緒に路上へ行く指示がでた、良かった。
別の日に受験する基同僚が見学しているベンチに向かって手を上げた。
路上へ出発。
〈路上Bコース〉
私は2番手なのでBコース、先の人がAコースの1番目の停車指示でかなり動揺していたらしく、
停車位置が全くドアと会わずに何度かやり直しを指示されていた。
普段は大型トラックに乗っているそうだけど、バスはだいぶ勝手が違うようでした。
いよいよ自分の番
自分の番になり、Bコース出発。いつもより交通量が多く、始めの信号までに第二車線へ移動するつもりが出来ず、
信号を超えてからの進路変更となった。
これはいきなり練習と違ってしまった。
島田東信号右折後60キロ道路を順調に走行(後に戻ってから、この時の走りを激走と言われた。)
しばらくして停車指示が出るが、試験官が目印の店(ホンダ)を示すのに、右と左言い間違え多少混乱しながら無事停車。
(うーむ、これも試されてるのか?)
平針西交差点を右折中、その先に4トン車が停車していることに気が着いたが気が着くのが遅かった。
右折後直ぐに進路変更し交わすことになった。
直後、停車指示となりマツザカヤだったか?
を超えたあたりで2度目の停車。
その後しばらく問題なく走行。
大根交差点では、左折時に、横断歩道前方で幼稚園児が4人くらいで飛び跳ねてる。
迷う状況で少し様子を見たが全く渡るつもりが無いことが分かり通過。
その後、無事終点まで何事もなく到着。
「これは一発で合格したか?」などと勘違いしながら発着所へ戻ってきた。
試験後の試験官からの言葉
試験官からの話しがあり、あなたは運転が全て急すぎる!
これでは立っている客が何人も倒れるぞ、と言われた。
自分にとっては思ってもいない指摘に大いに驚いた。
当然不合格。
5/12本試験2回目―――55点不合格
〈場内課題Aコース〉またまた、2番手の運転となり、先の人の運転を座席から見物。
鋭角の切り返しで、後輪を大きく2度ぶつけて、残念ながらこの人は終わった。
〈路上Cコース〉
一人で路上へ向かうことになり、当然Cコースとなった。
Cコース出発。
信号交差点を左折後少し下りを走り、上り坂にかわったところで停車指示が出た。
これはいつもどおりの位置なので問題なく停車。
その後ほぼ問題なく(と自分では思って)走行。
難しい、ほら貝東信号を、2速でゆっくり左折
「うまく行った。」
「この先の登りで50キロまで出さなくては・・・」
と思い、がんばって加速。
スピードに乗ってきたところで、思いがけず停車指示が出された。
焦って左に寄せすぎ、試験官から「ヒエーーー」と言う悲鳴。
電柱に接触はなくなんとか停車。
「これで終わったぁー」と思ったら気持ちが楽になった。
この後、緑黒石交差点を左折し、路側の細い道を走行。
歩行者に注意しながら徐行
悲鳴を上げさせない様、試験官に気を使い、いつもより電柱を余計に避けながら走行。
その後は何事も無く終点へ到着。
試験後の試験官からの言葉
試験官には、2回目の停車指示の時、あまりにも電柱に近すぎ、ミラーとの間隔が数センチだったと注意された。
それ以外の場所では電柱をよけすぎ、中央線を越えていたとの指摘もあった。
「なんだー?(これは自分の感想)」。
1回目に荒いと言われた運転の仕方について質問してみたが、「丁寧で良いよ」と言ってもらい、
その点は、改善されていると実感できたので、収穫のある不合格だった。
●【5/26】『3回目の試験のための直前練習』
・場内課題1時間
・路上1時間
この路上練習(Cコース)は、今までになく問題続出。
考えることや課題が沢山見えて3回目の試験にものすごーくためになる結果になりました。
具体的には、ほら貝左折後、直前を市バスが走行、その先の工事中付近の速度、走り方などが真後ろから見ることができた。
そして、最後には追い越しの際の〈行ける、行けないの見極め〉の難しさを今さらながら体感できた。
「うーむどうしよう」と迷った時に、車内の人の動きを見ること、と教官から助言を貰いました。
その後、消防署を右折する際、自車と後続のダンプとで、交差点内の右左折が重なり、オーバーハングによる危険を始めて実感。
同時に脇から突然対向車が直進してくるなど、目まぐるしい展開。
この他にも、これ以上のことは試験ではまず起こらない、と思わせるほど、盛りだくさんの練習でした。
5/27本試験3回目―――80点合格
〈場内課題Aコース。〉今回は自分が最初の運転となった。
あれ不思議なことにあまり緊張していない。」と思っていたけど、鋭角の手前で少し足が震える。
あれ、やっぱりあがってると自覚、「よーし、あがってるぞ」と開き直った。
いつもあがってるときは、そう考えることにしている。
場内は無事完走した。
二人とも路上に行きますとの試験官の声を聞き、顔見知りになった受験仲間の健闘も祈り路上Aコースへ向かった。
路上Aコース、スタート、信号交差点を右折し下り坂、
横断歩道少し越え、登りになったところで予想通りの1回目の停車指示が出た。
無事停車。
その後、市バスの車庫前で、駐停車禁止場所に差し掛かり停車、市バスが出てくるところだった。
市バスに先を譲ったことで、ひとつ障害物が出来てしまったが、直後のバス停で、無事追い越しが成功。
大根交差点の左折では、歩行者の安全を確認し過ぎて、多少大回りとなったがなんとか無事通過。
左折直後、横断歩道先で2回目の停車指示があった。
前日の路上練習で教官から、このタイミングの停車指示は、停車場所に気を取られ過ぎて、
横断歩道の安全確認を怠らない様注意されていたことを思い出し、プルプルと大げさに首振りをしながら無事停車。
問題はその後に起こった。
高坂小学校信号を左折、その先横断歩道の3mほど先に、お婆さん2人組みを発見。
「横断歩道ではないので、止まるべきか????」迷って停止線で停まった。
お婆さん達はやはり、横断歩道ではないところを渡り始めた。
直後、驚くことに、自分のバスを追い越していく〈バン〉がミラーに写り、凄い勢いでお婆さんも交わして走り去った。
「タイミングが少しでもずれていたらと、ゾーっとした。」
同じ事を思ったか?試験官と目があった。
「これは、どんな判断されるのだろうか?うーむ」大変まずかったか?
次の交差点を過ぎた路側の狭い下り坂は、前回試験のCコースで注意されたので、はみ出しに注意しながら3速でゆっくり走行した。
多少見通しが良くなったところで4速へ入れた。
かなり近づいていた信号が黄色にかわり、通過か迷ったが、信号の影には、またしてもお婆さんが見えた。
強めのブレーキで何とか停車。
緑黒石信号を右折し、ほら貝交差点へ向かう。
途中の登り坂で、4速に入れるのが早すぎ、登りでは、50キロまで出ないと途中で気がついた。
(練習では、上りきるまでに50キロまで出すように言われていた。)
下りに入ってからなんとか45キロを超えなんとかクリア??
ほら貝東交差点を右折、少し走ったところで最後の停車指示が来た。
良く見ると、他のところと違い、かなり枝が出っ張っている。
「これは試してるな?引っかからないぞ・・・」歩道より少し離れ気味に停車。
その先は大根交差点を左折し、2車線道路を下る。
この路線では、第一車線の停車車両が多く、
それを追い越そうと第二車線へ進路を変えるため待機している乗用車があるなど、障害物も多い。
そのつど試験官の足がブレーキにかかるが、それが減速せよの合図と思っても良さそうだ。
その後、無事終点へ。
試験後の試験官からの言葉
発着所へ戻ってから試験官からの指摘は、
大根の交差点で大きく回り過ぎ、対向車線に出ていたと指摘され、
車体の大きさがまだ分かってないのでは?という意味のことを言われた。
それから・・・と試験官は続け、以前までに何か言われてない?
(私)「特には・・・(どうせだめなんでしょ)」と思いながら、おとなしく言われることを聞いていた。
最後にあの、お婆さんを渡らせた判断については、横断歩道手前で停車したので問題は無い、
と言ってもらえが、やはり試験官も〈バン〉が追い抜いてきた事については驚いていて、
脇の駐車場など、見えない場所から突然出てきたのでは?との見解だった。
この場合は、横断歩道外なので、徐行して通過しても問題ないとの判断らしい。
結果発表
完全にだめ思いながら、午後1時からの発表を見に行くと、なんと自分の番号があり合格していた。
本当にびっくり、こんなこともあるのかとなぜか今日の試験官にも感謝。
その後、練習場へ顔を出し、受付でいつも話し相手になってもらった教官に合格を伝えると、
「記念品です」と言って、平針運転練習場のロゴ入り《マイ箸 》と《ボールペン》を手渡してくれました。終ったぁ。
合格してみて
合格してみて気が付いたことは、自分でも勘違いしていたのですが、
〈運転のメリハリ〉とは、がんばって加速して、規定のスピードを出すと言う事より、
少しでも危険と感じる場所では、最徐行や早目の停車、場所によっては規定速度を下回って走る安心できる運転
、速度を落とすところは、徹底的に落とすという意味ではないかと感じました。
1回目の不合格の後、管理人さんから「路線バスに乗って、もう一度乗り心地を体感してみたら」というアドバイスをいただき、
練習を終えてから、平針を走る名鉄バスに乗って見ました。
(市バスはオートマなので名鉄を選んだ。)確かに自分の運転とは違うことを発見。
それからは、お年寄りが立っていても、ふらつかない運転をいつもイメージするように心がけた事が良かったのかと思います。
「自信が無く試験を受けてはいけない」と思い、練習時間が多くなってしまった感はありますが、
そのおかげで結果思った以上に早く?終われたか、と感想をもっています。
ほぼ毎回指導していただいた、平針練習場の教官には本当に感謝しています。
また、このホームページは、100回以上見て大変参考にしました。
中でも、体験記を読んで、諦めなてはいけない事を強く感じることができたと思います。
合格できたのは、直接的、間接的に関わってくれた皆さんのおかげです。
本当にありがとう。
寄稿ありがとうございました。
緊張の克服の方法と言い、試験中での洞察力と言い、なかなかポジティブな考え方が良かったのではないでしょうか。
技術的なものは未経験から出発だから練習は多くかかるのは当たり前ですね。
一回一回の練習も3回の試験も大変有意義なものであったのではないでしょうか。
これからも、いかにしたら安全運転を続けられるか
また、加害者にも被害者にもならずにすむか
もう少し発展すれば、自分のまわりでの事故を未然に防げる手立てが出来るかもしれない。
考えれば、安全運転は奥が深いです。
スムーズなメリハリ、きちっとした走行のライン取り、ぶれない走行、合理的で確実なな安全確認
1ランク上の運転が出来ていれば、まわりに安全運転のオーラが出せるのではないでしょうか。
管理人