読者の取得記録

 

大型2種  マントークさん(石川県) 2010年6月取得  練習23 時間 仮免試験1回 本免2回


金沢のHNマントークと申します。

このたび、こちらのサイトを拝見し、大型二種免許の一発試験に合格いたしました。

今後、特に金沢の蚊爪で受験される方の参考にと思い、投稿いたします。

私は2010年の1月まで名古屋に住んでおり、名古屋にいた当時大型二種取得にチャレンジしようと思いましたが、

平針では全く思うように練習の予約が取れず、受験そのものを諦めたと言う経緯があります。

転勤で金沢に赴任し、これはチャンスだと思いチャンレンジを決意しました!

試験にチャレンジする前に取得していた運転免許は中型8トン限定のみで、トラック等の経験はありません。


2010年3月8日 練習開始前日

免許センター併設の石川県安全運転研修所(http://www.i-ankyo.jp/training/)に練習の問い合わせに伺いましたところ、

翌日2時間の予約が取れるということで、さっそく申し込み。

1時間の練習費用は5,800円で良心的だと思います。

大型二種の場合、平日は朝8時から9時までの1時間と、15時以降日没まで練習することが可能です。

予約も電話で取ることができ、事前に電話すれば希望の時間に練習することができました。

とにかくこの練習所はオススメです。

免許センターの試験車(1台のみ、ブルーリボンU、ロッドシフト)で練習をさせていただきました。

平針のように混雑していませんのでコースが貸しきり状態になることもしばしばでした。

指導員の方は、個々のレベルに合わせ親切に指導してくれるので助かりました。


仮免練習

3月9日、3月16日、3月25日、4月2日 コース内で練習

各日2時間練習。

最初は右左折やコース外周など、大型バスに慣れるための練習、後半は隘路などの課題を徹底的に練習しました。

交通安全研修所の教官の助言もあり、仮免試験を4月5日に決定。


2010年4月5日 仮免許受験

朝に1時間、実戦をイメージした練習をしました。

練習の成果もあり、仮免試験は1度で無事クリア。

試験コースはどれくらいのパターンがあるのかわかりませんが、当日の朝、技能試験待合ロビーの吊り下げモニターで発表になります。

試験官がボールペンで採点する音が気になり、18のときに教習所での卒検を思い出しました。


路上練習

4月13日、4月20日、4月26日、5月10日、5月20日、5月26日 路上で練習

2時間ずつ、トータル12時間の練習。

こちらの練習は、毎時間まず鋭角・方向変換・縦列の練習をした後、実際の試験コースを走行します。

また、5月27日に試験を受けましたが、5月27日の朝にも1時間練習をしました。


本免試験

2010年5月27日 試験1回目

石川県では、学科・技能を同じ日に受験可能です。

午前中学科、午後技能試験。

学科は原付・教習所卒と同じ部屋で受験します。

普通2種2名、大型2種は私を含め2名。

2種の合格は私一人だけでした。

学科の勉強は、主にこちらのサイト(http://menkyo119.com/public4/kouka_index.html)

で1ヶ月の間に毎晩2回二種免効果測定を受け続け勉強しました。


技能試験1回目

学科試験合格後に貸車料を支払い、だいたい14時頃より技能試験開始です。

また、他の受験者はおらず、私1名での受験です。

当日は午前中雨降りで、午後になり曇り空に変わりました。

この日は鋭角と縦列が場内の課題として出題されました。

鋭角で2度切り返しクリア、縦列は一発で決められました。

無事場内も通過です。

雨が降り続けていたら、場内クリアできなかったと思います。

路上に出て、研修所で練習したことのあるコースを進みます。

しかし、路上での路端停車で、ゼブラゾーンの脇にある標識に乗降口を合わせて停車するよう指示され、

ゼブラに進入してもいいのか!?」という迷いが生じ、アプローチが狂ってしまいました。

試験官に「ほらほら、そこですよ」と指示され、乗降口を合わせられ無い状態で停車。

その後、対向車線側からおばちゃんがいきなり横断歩道では無いところを渡ってくるなどのドッキリもありましたが、

ブレーキを踏み、おばちゃんを目視しながら通過。

次に指示された路端停車では、練習所で停車の練習をしたことのある場所だったのに乗降口を合わせられず、

さらに、3回目の路端停車でも乗降口合わせに失敗。

しまいには、枝に左ミラーがかする程度に接触。

パニックになり、ヘロヘロになって試験終了。

試験終了し、技能試験待合ロビーで待機しているところ、先ほどの試験官に窓口まで呼び出され、不合格を告げられました。

 

総評では、「今日はね〜、残念やけど不合格だわ。。。

路端停車で乗降口を合わせられなかったし、安全確認も、路端停車のときだけは確認しながらハンドルを切ってた。

交差点や進路変更ではできていたのに、もったいないよ。

次回はそこに気をつけるように」ということ。

「ゼブラでの路端停車はしてよかったのでしょうか」→「そのまま気にせず入ってもらってよかったしぃ」

「おばちゃんが横断してたときに、ブレーキのみで通過したのは通過したのは問題ありませんでしたか?」→「あの状況ならばそれでよかったね」

「枝にミラーが当たったのは、小接触ですか」→「本当はよくないけど、あの状況では問題なかったから減点してないげんよ。

というかマントークさんね、路端停車全部決めてたら合格だったんだってぇ」

と金沢弁の試験官に告げられ、切なくも悔しい気持ちに。

今思えば、この試験官は、助手席で大げさにペンを動かしたりしないので、気分的には楽な相手でした。

その場で予約が取れる直近の試験、6月1日の試験予約をし、退散しました。

その足で交通安全研修所へ。

顔なじみになった教官にその日の結果を報告。

5月30日に1時間だけ練習の予約を取り、帰宅しました。

※石川県の試験では、路端停車の際、目標物のポールや電柱の目視は禁止されております。

試験中、試験官から口頭で目視はしないよう指示されますし、技能試験前に配布される試験要項にも目視をしないよう明記されています。


2010年5月30日 路端停車を徹底的に練習

練習所で1時間だけ練習です。

前回の試験で、路端停車の乗降口合わせが全く上手くいかなかったことをその日お付き合いしてくれる教官に話し、

路上には出ず免許センターのコース内の水銀灯をターゲットに見立て、みっちり炉炭停車の練習です。

ポールを目視せず、ミラ−と感覚でのアプローチになりますので、練習を繰り返し精度を上げる練習をしました。

このようにイレギュラーな練習の際も熱心に指導してくださる指導員の方々には本当に感謝です。

また、自家用車(普通乗用車ですが)で試験をイメージし、コースを走りイメトレしました。→今思えばこれすごく重要


2010年6月1日 試験2回目

午後から技能試験です。

この日も大型二種の受験者は私1人だけでした。

仮免のときとも前回とも違う試験官。

まずは、場内で鋭角と方向変換。

「今回は二度目だし♪」と、前回より楽な気分で臨んだ2回目。

1度の切り返しだけで鋭角クリア後、試験官より「今後ろ少しかぶったから…」と一言。

無事クリアしたと思っていたのに、余裕だった気分にその一言がのしかかり、顔面から汗が噴出しパニックな気分で方向変換へ。

バックで50センチ以内に停車させる際は、クラッチで微調整する左足が激しく震えてみっともない姿をさらします。

発着点に戻るときは、「何とか路上に出してくれ」と天に祈る気分。

発着点で試験官より車を降りるように指示され、「あーもう減点あるよ、80点取れないよ」

とあわてていたら試験官より乗車するよう指示されました。

路上に出ることはできました。

スタート直後、進路変更の際、左の巻き込み目視をするときに、うっかりハンドルを切ってしまい、ここで試験官と目が合います。

また、制限50キロの道路でややオーバーしたことに気付き、あわててフットブレーキで減速。

「ヤバイ、もうダメだ」と思い、「もう今日は減点超過したはずだから気楽に練習のつもりでやって帰るか」と思い、気分を入れ替え。

その後も試験官のボールペンの動く音のプレッシャーは続きますが、少し心拍数も下がります。

最後まで諦めることはしませんでしたが、気持ちは楽になり、無難な走りに切り替えることができました。

練習の成果もあり、路端停車は3箇所とも乗降口に合わせることができ、無事終了。

終わってみての自己評価では、結局1度目の受験よりアガってしまって悪い結果でした。。。

その後、試験場に戻り、技能試験ロビーで待機するよう支持され、次回の受験のスケジュールを考えながら待機していました。

10分ほど待たされ、呼び出され、総評を受けるかと思いきや、

「あんた何回か危なっかしいところあったけど、合格やわ」

仰天!!!!!!!!!

完全に不合格のつもりでしたから。

取得者講習などについて説明を受け、素っ気無く終了。

すぐに講習を行っている教習所に予約の電話を入れ、交通安全研修センターに出向き、お世話になった指導員の方に合格の報告に行きました。

結論:試験官の一言に動揺しすぎないこと…。


今回、技能試験に1度不合格になったのみで、比較的スムーズに合格を頂くことができました。


1、交通安全研修所で、適切な指導を受け、こまめに練習をきっちりと行うことができた

2、路駐や歩行者の少ない、蚊爪免許センター近隣の道路状況や、練習・試験予約のとりやすい環境が大都市より恵まれている

3、このサイトで他の方の取得記や平針試験の内容を読んだりしながら、受験のモチベーションを維持できた

4、試験のとき、最後まで諦めなかった

この4点が合格につながったのだと思います。

特に私は、大型経験がなかったりで、とにかく多く練習に時間を割きました。

そして、思っていたより、試験場の一発試験は小難しいものではなく、だれでもチャレンジし甲斐のあることだと思います。

私のレポートを読んでチャレンジする方がいらしたら、それはありがたい話だと思います。

皆さんがんばってください!


掛かった費用

・練習(石川県交通安全研修所)   5800×23時間・・・133,400円

・受験料 大型仮免許受験料         3100×1回・・・3,100円

大型二種受験料                4500×2回・・・9,000円

貸車料                      3200×3回・・・9,600円

・その他  仮免許交付手数料              ・・・1,200円

免許交付手数料                      ・・・2,100円

取得者講習(北鉄自動車学校)             ・・・26,100円

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合計                              184,500円


寄稿ありがとうございました。

練習料金は1時間5800円とは平針よりずいぶんお安くて良いですね。

試験の日程もスムーズのようですし。

試験中は試験官の一挙一動、一言がとても気になるところですが、動揺しないことが大切ですね。

皆さんの話にもあるように、緊張の克服と言うのも一つの課題かも知れませんね。

何か、うまく走れなかった、おそらく不合格だろうと思っていても、合格するときは合格するものです。

致命的なミスがあったわけでもなく、ダメかなと思ったところも意外と減点されていない時もあるものです。

最後まであきらめなかったことが良かったですね。

これからも安全運転を。

管理人


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