大型2種 山田屋さん 岐阜三田洞 2007年11月取得 試験1回
このプロジェクトは、平成19年の6月から始まった、中型免許制度を前に、奇跡的に練習場3回、試験1回で通過してしまったのを機に、免許マニアになったしまった山田屋の記録を、日記のように残したものです。
【9月18日(火)】二種免許1日目
今日は仕事の振り替えで休みになり、大型一種を取った後から狙っていた、大型二種の学科だけでもとりあえず受けようと、岐阜の三田洞に行きました。3月に来た緊張感がまた押し寄せてきます。受付が始まり、深視力のことが気になり書類審査に並んでいると、程なくしてどうぞと呼ばれました。
書類を見る警官。「どこかの自動車学校を卒業してますか?」「してません。大型二種の学科だけ受けに来ました」「今日は二種はやってないよ」「えー!そうなんですか。とりあえず福富で練習してきます」といって、その場を後にしました、というか始めから問題外でした。ネットで調べて前の日も学科の勉強をしっかりしたのに。家に電話し確認してもらうと、火曜日だけありません。
まあ、空いた時間なので、福富に同時に手短に取ろうと思っている大型特殊の練習に向かうことにしました。電話してみると午前9時からOK。速攻で福富に移動です。(大型特殊の事は、今日の付録で感想を書きますので、大型二種に話を飛ばします。)
で、大型特殊の教習を1回終わり、受付で「大型二種はどんな感じですか?結構混んでますよね」と聞くと、「そうですねー、でも今日の11時からだったらあいているよ」とのことで、とりあえず1回乗って見ることにしました。待っている間に、100円で買ったコース図の確認、借りた路上コースの書き写し、前に走っている人の走り方などを見て、11時を向かえました。いよいよ初バスです。
「はい、どうぞ」と教官。「バスの場合も、後ろから回り込んで前を確認したりするんですか?」と聞くと、「うーん。試験場だとあんまり時間をかけてやってると、試験官がイライラするかも知れないから、そこらへんは臨機応変に」と。なので、バスの左側で左右を確認し、中ドアから乗り込みました。乗り込んでみると、座席が少ないのか、人がいないから広く見えるのか、がらんどうなイメージでした。
いよいよ運転席へ。ミラー、シート、ハンドルの前後(こんな装備があるとは意外でした)などを調整し、2点式のシートベルトを締め、発進前の説明を聞きます。「普段は大型やマイクロ乗ってますか?」「乗ったことはありますが、ほとんど無いに等しいです。そういう扱いでお願いします」「わかりました」その後、バスの特性や、教習の進め方などの説明を受け出発!
3本あるレバーの真ん中を倒すと、ビィーといって中ドアが閉まりました。いよいよ始まります。大型と同じように発進の確認をして、コースインです。始めは車に慣れるため、外周をぐるぐる回ります。シフトがセンサー式なので、2速から3速が非常に遅いです。こんなに時間がかかるのかというくらい時間がかかります。2速「グォーン、プシュ!ウォーン」3速「プシュ。グォングォン」という感じです。車の癖もあるかもしれませんが、これは慣れかなと思います。交差点前の減速のときに、なかなか2速に入らず苦労する予感がします。
2周くらい外周を回り、「坂道発進やってみましょうか」「はい、わかりました(返事ははっきりと。これもコツの一つかと、大型のときに思いましたので実践)」。坂の途中で左ウインカーを出し看板で停止。「左ウインカーいらないですよ」「そういえばそうでしたね。大型のときもそうでした」。気を取り直しサイドブレーキを引き、ギアを2速に。右ウインカーと室内+右の2点安全確認後、アクセルを少し吹かしながら事前に聞いていたエンジン音の変化に気をつけつつクラッチを繋ぎ、サイドを戻します。「クォーン」といい感じにまったく下がることなく発進できました。直後の障害物の先で戻るところの直前確認も問題なし。でも突込みが悪いので、センターを踏んでいます。「発進はいいけどライン取りが。もう少し突っ込んでもいいね」「「はい」。
次に「交差点右に入ってね」「はい」。いよいよ1コースに入った。方向転換か!と思いきや、狭角のある1ブロックをぐるぐると反時計回りに回りました。「難しいのは左折だから、今日はそこを重点的にやります、場内で慣れると、路上で役に立つから」。教習車には、後輪の直前にマーカーと呼ばれるテープ?が付いており、これを目印に曲がってみなさいといわれました。実際のところ、なかなか難しいですね。本で見ると、自分の座っている位置の1.5mくらいに角がきたら切れば良いと書いてありましたが、とんでもないです。そんなところできっていたら間違いなく乗り上げではなく、バスを壊します。何周かして、「今日は時間ですので、出発点に戻ってください」と言われ、戻りました。最後の停車は若干車体が斜めでしたが、合格範囲内だったようです。
今日のおさらいとして「@車両間隔がいまいちですA二種にしては雑なアクセルワーク(仲間内ではバナナを踏むといいます)」でした。「まあ、請負制にするか単発練習にするかは、次に決めてもいいと思うので、受付で相談してみて」と言われました。ということは、今日の1回も請負にしたときに代金に含まれると言うことなので、捨て金のつもりがラッキーでした。「それじゃ、お疲れ様でした」「ありがとうございました」とバスを降りました。
受付で請負制の話をすると、次の練習が終わってからでもいいよということで、課題を一通りやってからどっちにするか決めます。
これが初日の記録です。自分では予想より出来たかなと言うのが、感想です。大型より車体が重いせいか、ノッキングも少なく、バナナ指数も少なめでした。今年中にはなんとか二種取りたいと思います。週末しか練習にいけないので、出来るだけ忘れない間隔で練習にいけたらなーと思います。
【今日の付録】大型特殊も取ろうぜ!
もともと大型特殊には1回は乗ろうと思っていたので、朝一番のコースの空いている時に走れて、こちらもラッキーでした。大型特殊は、ふらつきでやられるぞと脅されていたので、それが心配でしたが、とりあえず乗ってみました。
遠くのほうにある車が近づいてくると、予想より大きな車体です。これも大型と同じように後ろから回り込み、前方の確認をして乗り込みます。はしごのようなステップを3段登り運転席へ。教官が乗っているのに、思ったより広いと感じました。乗り込みときにハンドルに体が当たると、車体が「ウィッ」と動きました。今までにない動きです。こちらもまったく初めてだと告げ、説明を受けます。「これが前進後進の切り替え、これがシフトレバー、2速発進でOKです。じゃあ、いってみましょうか」「あのー、試験のときはバケットレバーの操作は?」「大丈夫です、始めからあがってます」「本当かな?と思う」「あと2速から3速はアクセルを戻しレバーを操作しますか?」「それも大丈夫です。そのままガコッと入れてください」「わかりました、それでは、発進します」と操作の意外性を感じつつ発進です。
眺めがいいので、車を運転していると言うより、ロボットを操縦しているような感覚です。大特の運転は、基本左手でハンドルのレバーを回し、右手はひざかハンドルに添えるんだそうです。シフトレバーを操作するときは、右手でハンドルを握ります。またウインカーが自動で戻らないので、適切な位置まで車を進めたら戻す必要があります。
とりあえず、1コースを「グォングォン」言わせながら走り、一つ目のコーナーを越えハンドルを戻すと、さっきとセンターの位置が変わってます。ありえないことです。「センターがずれますが、それが大型特殊です」。これは厄介だと内心思いました。それでは、方向転換です。転換する場所の確認をしっかりして、バックで突っ込みます。三田洞や福富は中折れ式ローダーなので、内輪差なく入ります。思ったより簡単に入り、あとはコースどおり「グォングォンボヨンボヨン」しながら出発点に戻ります。初めての感想は、意外といけるじゃんでした。時間があまったので、2コースの一部を走り、また出発点に戻ります。寄せ止めもOKでした。
「若干振られることがあるので、それは気をつけてください、あとコースを覚えましょう」「はい、わかりました」。センターがずれるのは驚きましたが、慣れればそうたいして大丈夫だと思います。
なので、次はいきなり三田洞に行ってみようと思います。平日しかないので、今度はちゃんとやってない日を確認しチャレンジします。
【9月23日(日)】二種免許2日目(2、3回目)
学科試験が受験日間違いで受験できなかった日から始まった、二種免許取得計画。いよいよ前回のお試し教習から、本格的な教習が始まりました。
今日は30分×2回連続の場内講習です。今回は1コースをメインに、方向転換、鋭角(前回狭角と書いてしまいました)をやってみました。
「前回左折の練習をやったみたいだから、今日は課題やってみようか」「よろしくおねがいします」。「じゃあ、とりあえずコースどおりに走って、方向転換からね」「はい」。ホームを発進し、コースに進入。すぐの交差点を右折し、次の信号をさらに右折します。この交差点から信号までの距離が短く、右折後車体を立て直し、すぐに車線変更をするため、非常に低速になります。信号を右折後、見通しの悪い丁字路です。ここも上り坂になっているので、手前で2速を確認し、できるだけ停止しないように徐行で左折します。そして、教官もここのレイアウトには無理があると言う、方向転換場所に向けての左折です。本当に距離がなく、車体を立て直すまでもなく、またすぐに左折。しかも車体左側に寄せる間もないので、どうしても空いてしまいます。「ここの左寄せは、ある程度仕方ないよ。レイアウト的に無理もあるし」「確かにそうですね」。「それじゃそこ右折して方向転換いってみようか、とりあえずやってみて」「は、はい」。大型と同じ要領かなーと思いつつ、転換場所の目視確認を行って、若干右に振れたので振って、停車。その後後輪のマーカーを目印に、適当にやってみると入ってしまいました。しかも後方寄せも約33cmでOKでした。「そうだね。そんな感じでいいよ」「ありがとうございます」。方向転換場所へも無事入り、発進です。少し車を前に出し右後輪に気をつけ、すぐに右折です。そして次の丁字路を左折し、障害物を避け、いよいよ初体験の鋭角です。
「ここは左側いっぱいに寄せてゆっくり進んでみて」「はい」。少し進むとなんか変な感じが、微妙に乗り上げてました。少し下がりもう一度挑戦。今度はマーカーの横を少し残し、ほぼ車体もまっすぐです。本で読む限り、自分の肩と進行方法側の内側の道のラインがそろったら右に全開に切り、前輪が当たる直前まで頭を振ります。そして停車し今度は後退。左に全開で切りつつ後輪マーカーが縁石とほぼ重なるまで下がり停止。そして、右側後輪と左前輪の接輪に気をつけつつゆっくり前進させます。そしてここも何とか1発クリア。車体は大きいのですが、マーカーとミラーを気にかけつつゆっくり進めば何とかなるのかと感じました。(あとで単なる思い込みであることが発覚)時間が近づいてきたので、ホームに戻ります。左30cm以内、ポールへのべた付けともにOKでしたが、車体が曲がってしまうのが気になりました。
やはり2単位連続の1時間講習だと、しっかりと何回もやることが出来、非常に進んだ感じになります。方向転換3回(全部規定値内で成功)鋭角6回(成功3回、接輪3回)やれ、なんとかコツはつかめてきた気がします。次は明日また受けに来ます。
なお、この時点で念のために請負制を選択しました。
【9月24日(月)】二種免許3日目(4、5回目)
昨日に引き続き、今日も場内です。受付で、そろそろ路上も入れていったほうがよいと思うので、終わりがけにでも聞いてみてと言われました。
いつもの名古屋市バス払い下げの電気式シフトのバスです。だいぶこのシフトにも慣れてきました。「よろしくお願いします」「はい。昨日は課題をやったようなので、今日はそれにプラスして、確認を入れていきたいと思います」。
福富式の確認は大型のときにも教わったのを基本に、@ミラー、Aウインカー、B左右の曲がるほうのミラー、C左右曲がるほうの目視、Dアンダーミラー、E最後に室内確認のルームミラーでした。確認については、とにかく車が停止したときから発進するときは、すべての確認が必要と言うことで、とても忙しくなります。あと曲がるほうの逆のサイドミラーも確認しないと、オーバーハングをぶつける恐れがあるので、それもやるようにと言われました。
それを教わりいつもの1コースに進入です。今日は昨日と打って変わり、場内はがらがら、非常に走りやすいです。始めに方向転換です。昨日と同じように頭を振り停止。全方向確認を行い、バックして入れると、ちょっと怪しい感じです。マーカーと縁石の感覚を頼りに下がっていくと、右側の空きがすくないです。入るには入るのですが出にくくなるので、幅寄せを行います。停止後発進しようとすると、「はい、確認はしてくださいね」「はい」。幅寄せでそのことが頭から飛んでいます。基本的なことですが、昨日うまく行き過ぎたため出来ていたことが出来なくなります。後ろの幅寄せもいまいち。ここと思ったところでは、もう少しでした。(3回目にはうまく感覚を取り戻しました)「とにかく止まって動くときは、全方向確認ね。方向転換、交差点、鋭角もだよ」「はい、わかりました」。あと方向転換の注意点とコツをいくつか聞きました。まず、試験場の方向転換の前の縁石は、スーパー大型の関係で白線になっていると言うことです。そういえば、3月の大型のときにも聞いた気がしますが、改めて覚えておかないと乗り上げで終了になりかねないです。あと後ろの確認は、今乗っている名古屋市バスと試験車は後ろの窓の間隔がことなり、座席と棒の関係で下がっていると、狂いが生じるそうです。なので下がるときは、振り向いた先にある一番右端のポールと天井の感覚で下がると良いそうです。また試験車の前のドアの下側は見えなくなっていますが、縁石の配置は試験場と同じだそうです。でもポールの配置は多少違うと思うので、もし参考にするなら縁石を参考にするようにといわれました。でもあくまで参考でということです。過去に試験場で縁石を頼りに下がっていき、後方をみていないぶつけ1発終了した生徒がおり、教習所的にも試験場からお叱りを受けたそうです。
そんな感じで方向転換も何回か練習し、頭をあまり振るとそれだけ角度がきつくなり、前も気にしないといけなくなるので、振るのは少な目のほうが良いと指摘されました。やってみると確かにそのとおり、1発で左側に余裕を残し、スムーズに入りました。
確認を忘れずに、次は鋭角です。ここも何とかクリアできるのですが、「進入方法を1歩突っ込んでから左折すると入りやすいよ」とアドバイスを受けました。やってみると確かにそのとおり。車体もまっすぐに持っていきやすいです。あとは前日のようにやってみると、あまり余裕なくなんとか抜ける感じです。なので、もう1回アドバイスつきでやってみることに。進入は1歩突込み気味で。左に沿って進み、右に全開で切り込むタイミングは自分の目線から路面が見えなくなったとき。停止は鉄棒と適度に感覚をとって止まりました。後退は左に全切りしつつブレーキ調整のみで下がります。このときショックに注意です。後退の限界はマーカーが縁石の上部に重なったとき。この位置で車の右側を見るとだいぶあいています。そして右にはじめゆっくり、後半全開で切ると、ちょっとあたりそうなので、もう一度下がって停止。前進をすると、けっこぅ余裕で出れました。「鋭角はバック3回までで出ればいいから、無理に1回にかけていかなくても、ゆっくりやればいいよ。時間制限もないし」「はい、わかりました」。
そんな感じで鋭角も何回か練習しました。あと気になったことがあったので聞いてみました。「コース内だと3速に入りそうなところがないのですが?」「そうだね。全部2速はイメージが良くないですね。ここでと言うところはないのですが、出来るとところで入れてみてください」。なるほど、いまだと発進から右折交差点は不可、次の信号右折までは車線変更があり、ゆっくり走るようにいわれたので不可、信号から丁字路までは上っているのでノッキングしそうで不可、第1課題の方向転換から大通りに出るまでも無理。大通りへ右折から丁字路までにもしかしたら入るかも。丁字路左折から鋭角の左折までは入れていいものなのか判断付かず。鋭角から外周へ出て左折、次の丁字路までは距離がなく不可、丁字路から信号までに入るか?信号左折から丁字路までは車線変更があるので無理か?丁字路から坂道停止までは出来るかも。坂道発進からホームまでは、障害物避けて急カーブ、下り道と3速の出番はないのでは?ざっと思い出すとこんな感じなので、入るポイントはあるのかなと思いました。
ホームの設置も今日はまっすぐクリアしました。最後に、路上のことを尋ねると、「そうですね、次回事前講習を前に30分つけますがやってみますか」「お願いします」ということで、次回はいよいよ路上デビューです。来週は講習にいけないので、10月7日(日)まで少し時間が空くのでちょっと不安です。
【10月7日(日)】二種免許4日目(6(場内6回目)、7回目(路上1回目))
2週間ぶりの福富にやってきました。今日は初の路上と言うことで、事前に見極めのような路上前講習を30分行い、路上コースに出発です。
路上前では、コースを指示通りに走り、標識やポールに中扉をあわせて停車させると言うものでした。これがやってみるとなかなか難しく、路肩から距離もまちまちで、車体のどこに合わせるとぴったり来るという場所がつかめません。「こんな感じでしょうか?」「うーん、これじゃ許容範囲外だね」これの繰り返しです。そうこうしているうちに、一応大きく外れているわけではなかったので、路上前講習は終了で、いよいよ路上です。
このほかに路上前講習で習ったことは、車の停車の仕方。@止める方向の確認A合図B目視して寄せC目標にあわせ停車。ここまで左折の確認と大して変わりません。停車後は、Dブレーキは発車まではなさないEハザードをつけるFサイドを引くです。ブレーキは後方の安全確保のため踏みっぱなしだそうです。
発車は、@後方を含めて発車の確認A右ウインカーを出すB車が来なければゆっくりと発車です。
さて、いよいよですが、うわさどおり初回は名古屋市の払い下げバスです。場内と同じバスなので扱いは安心ですが、パワーがないとの前評判。福富トンネルを越えるのが大変だそうです。
はじめは60%くらいの確立で試験コースとなる1コース高富バイパス左回りです。福富から左折で福富トンネルへ。初の路上ですがとりあえずアクセルを踏み込み山を越えます。トンネルを越えると三田洞前の長い下りです。3速でエンブレを効かせながら下っていると、「4速に入れてみましょう、排気ブレーキは使用できないのでフットブレーキで調整してください」「はい、わかりました。(内心エンブレで下ったほうが良いのでは?と思いましたが指示に従います)」。三田洞を越えた郵便局前の交差点。信号は赤です。停車し信号待ちです。青になり発進の確認、対向車をやり過ごし初交差点です。信号待ちの車を気にしながら右折ですが、普通にクリアできました。その後高富街道の交差点右折、少し進んだ信号にない交差点を左折。その先のバロー前の電柱が、1箇所目の停車ポイントだそうです。バロー駐車場の出入り口の間にあり、今日の教習では、1本前の電柱で停車し、出入りの車の邪魔を避けました。さらに車は進み高富バイパスの交差点を左折です。ここの制限速度は60km。4速で60kmまで加速し維持します。加速はのろのろですが、スピードがのってくると、60kmを超えそうになるので注意が必要です。走行していると、若干上って下ると、そこの道路温度計が2箇所目のポイントです。下りの途中にあり、しかもまだ高架の途中のようなところなので普通は止めませんが教習なので止めます。結構勢いがあり行き過ぎるかと思いましたが、OKでした。路上に出るとここを含めて場内のミスがうそのようにぴったり合います。「ここもOKです。路上に出て絶好調ですね」「ありがとうございます」うれしい言葉を教官からもらいました。そして、バイパスと高富街道が交差する鋭角な交差点。スピードが落としきれず若干大回りに。「ここは、停車から発進する場合は2速。そのまま進行する場合は3速ね」「わかりました」。あとは歩行者などに気をつけ街道を走り、三田洞の交差点を右折し教習所に戻ります。「3箇所目の停車はここから試験場までの間か、試験場内でやることもあります」。人によって停車の場所も違うようで、もしかしたら場所が違うかもしれないよと教えてもらいました。
「それじゃ次は4コースに行ってみようか」「4コースって、あの擦れ違い出来ないせまいところですか?」「危なかったらもう1回1コースだけど、思ったより走れてるので、いってみようか。」「はい!わかりました」。うれしい言葉です。
4コースは地名があやふやなのでなんとなく交差点を書きますが、福富の東側のあたりをぐるっと回ります。
また福富トンネルをべたふみで登り、トンネルを超え4速フットブレーキで下ります。折りきったところの車屋の交差点を右折し、すぐ先の細い川を越えるカーブの橋は狭いので多少注意が必要です。過去に左側面をすらせながら回った人もいるそうです。あとは道なりにどんどん進みます。この区間で1箇所目の停車ポイントです。その後警察を超えた信号を左折、いよいよ狭い区間に入ります。「いよいよここからですか?」「まだまだ、次の信号から先は先はもっと狭いよ」。びびりながら進んでいくと、たまたま擦れ違い不可区間では対向車はきませんでしたが、軒先、標識など、注意ポイントはいっぱいです。もしこのコースがあたっても、対抗車が来ないことを祈るだけです。この先のスーパーの交差点を右折し、石原の信号まで直進です。「このあたりも平日はダンプが多いから気をつけてね」「はい」。石原の信号を右折し、しばらくいった田んぼの中で2箇所目の停車です。あとは次の信号を右折し、来た道を戻り教習所に戻りました。
教習所に戻り今日の指摘事項をもらいます。
@思ったより良くできていました
A確認は、発進、交差点の右左折は良いのですが、車線変更のときに多少甘いところがあります
B路上停車や交差点の右左折のときは、事前にしっかり速度を落とし、寄せに備える
C速度についてはOKです
こんな感じでした。
初めての路上にしては上出来かなと言うのが感想です。これなら請負制にしなくても良かったかなと思いましたが、油断は禁物です。
次回は10月14日の午前中に乗ってきます。
【10月10日(水)】特定教習1日目(応急救護・障害者の対応・悪天候時の走行
福富教習所の良いところの1つに、請負コースを選ぶと特定教習が教習料金に含まれます。普通、学科と実技に合格し、どこかの自動車学校で特定教習を2日間受け、その後再度免許の申請をすると二種免許がもらえます。でもこの教習を事前に受けておけば、学科と実技に合格すれば即免許発行になります。
受講時間は12時限あり、今回はその1回目で8時限分を受けてきました。午前3時限、午後5時限と考えただけでも眠くなってきそうな講習です。しかし、予想に反しこの講習はためになり1日があっという間に過ぎました。内容はこんな感じです。
1時限〜3時限は救命救護についての座学です。ビデオを見たり話を聞いたり。正直なところ、ボランティア活動の講習でやったことがあったので免除されないかなーと思ったけど、やってみると忘れていることもあり参考になりました。50分講習+10分休憩を繰り返し、雑談を交えつつ飽きさせないように進められました。
4時限〜6時限はいよいよ実技講習です。4時限と5時限の前半は心肺蘇生法を学びました。心臓の位置の確実な捉え方(心臓は左の肋骨の中にあると思っていまた)、人口呼吸と心臓マッサージの回数など、手本を見せてもらい、その後マンツーマンで実際にやってみます。@まず被害者を確認する A119番通報を誰かに頼む(いなければ自分でやる) B気道の確保 C呼吸の確認 D人口呼吸2回 E心臓マッサージ30回 あとは救急車が来るまでDEを繰り返す。あと大人、子ども、乳児によってやり方が違うので、それもそれぞれ体験しました。実際にやらないことが一番ですが、もし現場に居合わせてしまったら、率先してやって欲しいと教官から言われました。
5時限の後半と6時限は包帯法です。三角巾を使用し止血や骨折の対応などを学びました。この講習はあまりやったことがないので、どんなことをやるのか興味がありました。初めは三角巾を使ってネクタイくらいの幅の包帯のようにする方法を学びました。机の上でやると、長い辺の端から折りたたんで行けばそのような形になるのです、バスやタクシーの運転手がそんなやり方をやっていたのでは印象が悪いので、立ったままやる方法を教えてもらいました。文字で書くとわかりにくいのですがこんな感じです。@三角巾の長辺を2つに折る(この先左に左に折り込む) A左手は離さずに右手で折り込んで袋状になった一番手前の布を裏返す用の折り返す B左手を基準に手前に折り返す あとは、ABを繰り返し適当な巾まで折り込みます。手本は簡単に示してくれるのですが、やってみると意外と難しかったです。何回かやるとなんとなくできるようになり、5時限目終了です。次の6時限目では、バスやタクシーで乗客がケガをした場合を想定し、三角巾を使用した対処方法を学びました。想定@急ハンドルで耳をガラスにぶつける:この場合、ネクタイ巾に折った三角巾をまず耳にあて、そこからそれぞれの端を頭の上、あごの下を通し反対の耳にかからないあたりで交差させる。そして額と後頭部を回し、縛る。想定A急ブレーキを踏みひざを座席の後ろにぶつける:この場合、ネクタイ巾の三角巾を1回広げて、まずひざにあてる。次にそれぞれの端をひざの裏側からぶつけた部分を避けるように三角巾の上下を押さえ、外股側で結ぶ。
これらの手当は、薬や特別な器具がなくても乗客の苦痛を和らげることができるので、もしこのような事例になってしまったら、必ず処置して欲しいとのことです。何もしないと、あとあと会社にクレームが来ることが多いそうです。
この時限最後は骨折した場合の対処方法です。今回は副子を使って行いました。まず副子とは何ぞや?ですが、ようは骨折した場所の前後を真っ直ぐに固定できれば、板、週刊誌、新聞、傘、杖、ワリバシなど、硬さがありそこを保持できれば良いそうです。例えば大腿骨を折った場合、仰向けに寝かせ折った足の外側と内側に副子を添えて、前の時限で習ったネクタイ巾の三角巾を使って縛ります。やり方は次のとおりです。@副子を折れた場所を挟むように添える Aネクタイ巾の三角巾を2つ折にし、輪になったほうを外側から足の下を通し上に回すB三角巾のどちらかの端を輪に通し、もう一方の端と足の外側で結ぶ(むすぶ時に、副子が動かない程度に縛り、あまり強く結ばない) こんな感じです。
今までやってきたことは、二種免許では乗客を守るという面で特に重要だけど、日常生活でもとても役に立つことばかりでした。
この時限の最後に教官が言った「乗客はあなたを信頼して乗ってくれるのです」という言葉が、二種免許の重さを感じさせました。
今日の講習もだいぶ進み、残すはあと2時限です。休憩ごとにお茶やコーヒーを飲んでいたので、トイレが非常に近くなってきました。休憩では教官と運転のコツや外の免許のことを話して過ごしました。
さあ、7時限目です。ここは障害者の対応を学びます。始めはビデオで、障害者を乗せる時の注意点を確認します。後半では、実際にコースに出て車椅子や視覚障害者を想定し、目隠しをして歩きました。
車椅子では、本当に小さな段差を超えるときでも前輪が引っかかり前のめりになります。またそれを避けるために前輪を上げる時でも、いきなりやるとすごくびっくりします。これを体験して、一動作ごとに「動きますよ」、「前を少し上げますよ」など声掛けをすることにより気持ちの準備ができ、安心感が増します。
次に目隠しをしての歩行ですが、コースの西端にある給油所の周囲をぐるっと回ったのですが、途中で早足になったり、しばらく案内なく歩いたりすると、怖さが増します。また障害物の場所も急に手に触れるとかなり驚きます。ここでもやはり声掛けが重要だなと認識しました。
この時限では、実際にその人の立場にたって考えることの重要性を学びました。普段当たり前のことが、他の人ではどう感じるのか?あらためて考えました。
おまけで、水色の試験車と同型の教習車が近くにあったので、車椅子を載せるときの方法などを教えてもらいました。車椅子の位置がどんな風に見えるか?対応の仕方などを教えてもらいましたその後、運転席に座ってチェンジレバーやクラッチ、ブレーキなどを動かしました。エンジンがかかっていないのでなんともいえないですが、クラッチの感覚は、市バスに比べてだいぶいいような感じです。またミラーもいつも教官用のミラーを見難いなあと思いながら見る癖があったのですが、今回のは非常に見やすい位置にあります。次の路上からはこの車だそうです。
さあ、残るは1時限。シミュレーターを使用しての悪条件下での運転です。午後5時近くになると、教習所にもほとんど人がいなくなります。教官がホームで雑談しているのを聞いて休憩しました。漏れ聞こえたところだと、二種はなかなか難しいようです。「○○さん、またダメだったみたいだよ」。自分の名前が言われないようにがんばりたいです。
長い1日の最後、8時限目です。ここで教官が変わりました。別室に入ると、バイクと車のシミュレーターが1台ずつ置いてありました。説明を聞き、とりあえず練習走行をしてみましたが、これが難しい、というか違和感があります。スピード感がない。遠近感がない。加速の仕方が変など、それ以外のできや画面は非常に良いのですが、これがシミュレーターの限界かなという感じです。といっても、対向してくる車は実際ある車種に似せて作ってあり、そんな余分なところに目が行ってしまいます。(三菱製のシミュレーターなので、車も当然三菱車) 練習走行も終わり、シナリオどおりにルート進みます。スタートしスピード感のない町並みを走ります。しばらく行くと女の人が手を上げて立っています。ブレーキを踏んでも行き過ぎそうになると「手上げてますよ。止まって下さい」と教官。危うくいきなり乗車拒否になるところでした。それから雨、飛び出し、駐車車輌、救急車、アイスバーン(砂利道に見えた)、雪、強風、キリなど、これでもかという悪条件の中、車間をとり30kmくらいで走っていたので、ほぼ大丈夫でした。ただ対向車線から飛んできた水溜りの水で視界をさえぎられたときにスピードを落とさなかったことは指摘されました。結果的に車間距離を開けて制限速度より落として走っていれば、何か発生した時に対応できる可能性が高いことがわかりました(当たり前のことですが)。
最後に、緊急回避の方法をシミュレーターで体験しました。例えば速度50kmで走行中、ほぼ車の直前に壁でさえぎられたわき道から車が飛び出し、対向車も来ている場面では、よけ切れませんでした。また高速道路を走行中、前のトラックが段ボール箱を落としていく。しかも右車線には車。これも避け切れません。どちらも、速度に対して車間距離の設定が近い気がしました。でも教官の話だと過去に数人クリアした人がいたそうです。
これで今日の講習は終わりです。部屋を出ると外は真っ暗。福富教習所は谷にあるので、余計に暗くなるのが早いかもしれません。
今日の1〜7時限を担当してくれた教官はまだ実技では当ったことがないのですが、雑談を交えながら時間を感じさせず、今までの経験やコツなどを交えて講習してくれました。非常にためになりました。
【10月14日(日)】二種免許5日目(8回目(場内7回目)、9回目(路上2回目))
毎週日曜日の恒例行事となってきた福富教習所通い。ここに行く前に、毎回どこかの喫茶店でコーヒーを飲んだ後向かいます。最近2週は、オープンしたばかりの教習所の坂の下にある喫茶店に行ってます。水出しアイスコーヒーを頼みますが、濃い味がお気に入りです。眠たい頭をしゃきっとさせてくれます。ただ開店が8時なので、8時30分から教習を入れていると、時間的に厳しかったです。なので来週は午前9時からにしました。
教習所に着くと、今日も外国人でいっぱいです。しかも牽引、スーパー大型と大特、バイクと、4車種入り乱れて結構混雑しています。バスはまだ誰も来ていないようで、定位置でアイドリングしていました。
前回1コースを終えて、今日から2コースです。2コースは、右折進入の左鋭角と縦列駐車があります。右折進入の場合、車体の右側を路肩に合わせないといけないので、見やすいかもしれませんが普段はやらない右寄せなので少し不安が残ります。しかも今日はいつもの教官より少し年配の軍曹(ちょっと言い過ぎ)のような人です。
「おはようございます」「大型は普段から乗ってるのか?」「いいえ乗ってません」「正直でよろしい」「免許とったらこういう仕事に付きたいか?」「とりあえずとってみようと思ったので・・・」「うむ、資格を取っておくことは良いことが。それじゃ、今日から2コース。1コースより難しい鋭角と縦列がある。覚悟して置くように」「はい」。こんな感じでやり取りをして、コースの説明をざっと受けたあと発車します。
定位置から発車するとすぐ、「ここら辺で右後方確認、試験場はこのあたりからコースに出るからな」。この教官は、適格な指示をびしびし出してくれます。ちなみに2コースは、発車しコース北T字を右折、信号を左折、東T字を右折、坂道発進、南T字を右折、交差点直進、北T字右折、鋭角、縦列、その後右左折し信号交差点を左折ホームに戻るです。
いつもと同じように交差点を曲がっていくと、「ちょっと切るのが早いな。もうちょっと突っ込んでから切り足してみろ」「はい、わかりました」。次の交差点を指示どおり曲がると、確かに突っ込んで曲がるため後輪もラインに対して余裕を持ってついてきます。いつもだと後輪がラインを踏みそうな位置を通りますが、今回は違いました。そうこうして1つ目の難関左鋭角です。進入は右折で反対車線を超えて入るため思ったより車体は右側の路肩に寄りました。後は右鋭角と同様に自分の目線から前の路面が見えなくなるくらいまで進み、左に全開で切ります。そして前の縁石の直前に付ける時には、ハンドルを真っ直ぐにしておきます。次に発進の確認後右に切りながらバックし縁石の直前まで下がります。「!?当りましたね」「当ったな」一テンポ早く教官にブレーキを踏まれたようです。気を取り直して左後輪と縁石の間に気をつけつつ、左にハンドルを切ります。「よし、出れただろ。左右に気をつけ、次は縦列だ」「はい」。右折し外周に出て、T字の奥を右折で入ります。右カーブの途中でウインカーを出すと、「ま
だ早い、真っ直ぐになってからでいい」。「交差点の奥(実際は何番)を右折、ゆっくりスピードを落とし大回りで入るぞ」「わかりました」。2速にして右折の確認後、「左のミラーに気をつけながら、縦列場所に平行で、縦列場所の目視も忘れるなよ。とりあえず車体が縦列場所を越えるくらいまで前進して止まって」。入れる前に簡単に説明を受けます。「大型はいつ頃とった?」「3月です、中型のころです」「そうか、俺は初めてだよな?」「そうです」「ここでとったのか?」「はい」「3月ならまだ大型の入れ方覚えてるな?やってみよう」。まず、左ミラーでしっかり確認しながら後輪の車幅灯の位置まで下げて、下がりながら左に全開で切る。次に右のミラーで縦列場所の一番奥角のポールと車体の右側面が一直線になるように合わせ、ハンドルをセンターにする。もし行き過ぎたら、ちょっと右に切り修正する。ハンドルのセンターに注意しながらゆっくり下げ、左のミラーが左前のポールを越えたら右に切って下げる。左のミラーで左後輪を確認しながら、車体を真っ直ぐに持っていく。見た目では接輪しているように見えるが、これで5〜7cm開いているそうだ。「よし入ったな。サイドブレーキを引いて、窓から見てみろ。入ってるよな」「はい。入ってます」「よーし。二種の縦列は、課題が2つあるから。一つは今のミラーまで縦列場所に収めること。入ったら教官に入ったことを伝える。もう一つは後ろ50cm以内に寄せることだ。それじゃ、一度前に出して」「はい」。ハンドルは真っ直ぐにしたまま前の棒に近づいて止めます。その後方向転換の時と同じように下がります。ここだと思ったところで止めて報告すると、「まだ80cmくらい開いてるぞ。もう少し下げて」。もう少し下げて止めると、「よーし。これでバンパーから20cmくらいだ」。運転席からの見た目ではほとんど当っているように見えます。ここは方向転換と違って、横に目印になるようなものが無い気がするので、きちんと目測しないとあてるか、手前で止めてしまいそうです。でも1回で入ったので、まあボチボチです。「それじゃ、出そうか」「はい」大きく右に切り、左に戻しさらに、右折しすぐ左折。忙しくハンドルとウインカーを操作し確認も忘れずにして信号交差点に出ます。信号を左折し右に針路変更をしてホームに戻ります。
「交差点を曲がるときの切込みが早いので、はじめゆっくり、頭を振り出したらぐっと切り込んで。ちょうど15分だから、もう1回行こうか。」「はい。」「今度はあまり指示しないから、自分の思ったように走ってみて」。
発進の確認をして、ホームを出発します。が、外国人の教習車がなかなか出発しません。「後ろにつけてやって」。指示どおり後ろにつけてもなかなか出発しません。1分くらいたってやっと動き出します。それについて2回目の2コース出発です。交差点を曲がるのもスムーズにいけます。「今度は入れれるところは短くても3速に入れてみよう」「「はい、わかりました(メリハリのためか?)」。3速で走ってみても意外とトルクがあり、ぼちぼち走っていきます。「はい3速」。ちょうどいいところで指示が出ます。そのとおりに入れるとちゃんと走っていきます。というか走りやすいです。そして1つ目の難関左鋭角です。さっきより少し隙間が広くなったけどまっすぐ右側に寄せ、あまり前が出過ぎないように前進し止めます。そしてバック。左にいっぱいに切り込み前進。いけそうだったけど左後輪がコースに沿うように置いてある木に当りそうだったので、もう元に位置に戻り、再度簿妙に前に出てから左に全開に切り込み、左ミラー、前のアンダーミラーに注意しながら進みました。3回切り返しましたが、無事クリア。「車体の位置を把握しているようなので、今のような感じでやれば大丈夫だ」「ありがとうございます」。うれしい言葉をもらいました。さあ、次は縦列です。これもさっきと同じような手順でやると入りました。後ろの幅寄せも特に指示なしでやりましたが、30cmくらいに寄せられました。そしてホームに戻って講評をもらうと、「鋭角、縦列ともに今日のような感じでやれば大丈夫。もう1回2コースを走り、3コースを2回くらい乗れば、場内は大丈夫でしょう。それじゃ、次は路上がんばって」「ありがとうございました」。
今回の場内の教官は、口調は厳しくビシビシ言いますが、どれも要点を押えているので、そのとおりにやれば上達は早いのかなと思いました。路上でも一度当たってみたいです。
さて、次は路上です。今日は2回目ということもあり、車が試験車と同じ車です。教官はいつもの教官。簡単に今までの車との違いを説明してもらいました。違いは、サイドブレーキが引き上げ式からレバー式(ホイルパーク)になった、パワーがだいぶ上がった、乗降口が折り戸、後ろが見にくい。そして一番の違いがハンドルの切れ角が大きくなったことです。今までの市バスと同じように切っていくと、大きく内側に寄ってしまいます。それを踏まえ出発します。発進すると明らかに今までのバスより走ります。ブレーキも踏むたびにカチンと音がします。あとギアがレバー式になったので、今までのNから上が2速ではなく、若干左に寄せて上が2速というところがちょっとわかりにくい感じです。とりあえず慣れるために外周を回ります。ついでに坂道発進もしてみますが、ホイルパークは使いにくいです。レバー式なら、アクセル、クラッチ、サイドブレーキを調整しつつ発進できるのですが、ホイルパークは、アクセルとクラッチでしっかりあわせた後、一気にサイドを解除することになるので、発進がドーンという感じになってしまいました。これには慣れが必要です。あと3速に入っていると、アイドリングでも結構な勢いで行ってしまうので、半クラも使いながら行かないと、交差点で突っ込みすぎになってしまいそうです。そんな感じでホームの横を通過し場外へ出ます。上り坂を2速でゆっくりと上がって道路に出ようとすると、福富トンネルの方向から外国人の乗った車が2台左折して入ろうとしています。今日は2コースと5コースなので、始めはトンネル側に左折したいところですが、明らかに当る位置にいますので、ちょっと頭左に振って右の間隔を開けます。ただでさえ出にくいのにその車に手惑いながら、なんとかトンネル側に曲がりました。トンネルを出て三田洞までのくだり、スピードの乗りが速いです。カチンカチンとブレーキを踏みつつ三田洞郵便局の変則交差点を右折し、高富街道まで進みます。高富街道の交差点から時計回りに回るのが2コース。なので、左折し、ブロンコビリーと消防署を超える信号まで進みます。この交差点がまた変則で、直進すると左折専用、プールの前あたりで合図を出し右に車線変更し直進右折レーンに入り、若干右カーブで交差点に近づきながら右折レーンに再度入ります。右折レーンが短くゼブラを踏みそうになるので、「ゼブラは避けないとダメです
か?」「ここの場合は多少なら踏んでもしょうがないですが、手前からどんどん踏んでいくのはダメですね」。ちょっと奥に直進車が見えたので、待機し、交差点を右折すると制限速度60kmの高富バイパスです。ここでは5速まで入れます。走っていると1回目の停車指示があります。高架の途中の道路温度計です。停車の措置をとり「止まりました」「バスの先端じゃなく中扉に合わせないと」「すみません、そうでした」。少し前に出し再度止めましたが行き過ぎてしまいました。気を取り直して再スタートです。また60kmまで出し走っていると、2回目の停車です。場所は忘れましたが、道路標識だったと思います。今度はなんとか止めれて、30cmくらいのずれでした。そして再発進後しばらく行くと、「この先の信号を右折だから、右に車線変更して」「はい、わかりました」。普通に車線変更して、右折レーンに収まります。ただここは60kmで走ってきての停車なので、あらかじめ速度を落とし右折レーンに進入するようにと指摘されました。さらに信号が矢印のみの変則信号。それに右側に弧を描くようにニョロニョロポールが立っています。「ここの厄介なのは、あのポールです。手前ポールに当てると接触大で即終了ですから気をつけるように」。確かに1本目のニョロニョロポールはかなりぼろぼろです。しかも車線側に倒れこんできています。右折誘導のための線の巾が狭いのですが、とにかく右後輪を接触させないようにする必要があります。そしてバロー前を通過し、高富街道の信号に無いT字交差点です。一時停止の標識で確実に止め、少し頭を高富街道に近づけます。しかし車の流れはなかなか切れず、まっていると、1台の車が止まってくれました。「止まってくれたようなので行きましょう。」「はい」。教官が相手に合図をしながら右折しました。そして銀行前の交差点を左折しようとすると、微妙な位置に右折車が。なんかクリアし5コースへ向かうため福富トンネルを目指します。
5コースはガソリンスタンド前の狭い区間を北から進入するコースです。福富教習所の横を通過し、4速+ブレーキを使いながら信号まで下ります。下りきったところの朝寄った喫茶店の駐車場はほぼ満車でした。信号を左折し、ちょっと狭い橋上左カーブを減速しクリア。50kmを維持し直進します。すると「あの標識でとめてください」「はい」。1回目の停車指示です。路肩の線の内側に入り、標識に中扉をあわせて止まります。「はい、位置は大丈夫ですね。でもここはわかっていると思いますが気をつけないといけない停車か所です」。何が気をつけないかというと、路側帯の巾が、どぶ板を含む75cm以上あるため、路肩からその分だけ開けておかないといけません。たまたま止めた場所がそれくらい開いていたので、よかったのですが、ミラーも当らないのでもっと内側にとめてやれと思うと、寄せすぎでアウトだそうです。このような停車場所は、ここだけだそうです。そしてまた発車します。しばらく行った信号を左折し、デイサービスセンター?の手前あたりの標識で2回目の停車指示です。今度は寄せすぎてミラーに街路樹をガサガサとあててしまいました。「基本街路樹に当ってはいけないので、そこまで寄せないように」「はい」。石原の交差点まで来て左折します。また微妙な右折車がいますが、今度もクリアしました。が若干速度が速かったので、意識してもう少しゆっくり進入する必要性を感じました。石原交差点からコメリの交差点までは、多少狭いものの普通に進行します。微妙な位置に停車車輌がいましたが、側方をあけて通過しました。「あれくらいのときは指示器はいりますか?」「今くらいのときは大丈夫ですけど、迷った時には出すようにしてください」「わかりました」。
コメリの信号を左折しいよいよ5コースの山場です。ちなみにコメリの交差点も路肩が広いですが車線どおりに進みます。ガソリンスタンドの手前までは狭いながらもすれ違いは可能です。ガソリンスタンド前まで来ると、対向車がたくさんやってきます。しばらく待って発進します。信号の手前でさらに狭くなるので、対向信号が変わるまで待ちます。車が途切れたところで狭い区間を進み、次の信号で引っかかりました。信号が変わり次の信号まで進行し、交差点を普通に右折します。ここからは先ほど通った道の逆回りになるため、あとは教習所に戻ります。ちなみにここら辺はいつも4速で走っていましたが、5速でもいいそうです。ただ、橋カーブでは速度が落ちるため減速チェンジの必要があります。
教習所に戻り、今日の指摘事項を聞きます。@交差点や指示停車前の進入速度が速いので、ドアの合わせや、交差店内での減速チェンジになってします。→事前にしっかり減速し、次の動作に備える A発進の確認はしっかりできていますが、交差点を曲がるときや車線変更時のオーバーハングの確認をしていません(確かにそのとおりです)→次回からしっかり意識する必要がある というような感じです。
一応11月5日に学科+実技の試験を受けたいと伝えました。まだ時間があるので、今日の指摘箇所をしっかり実践してくださいといわれ、今日の教習は終了です。
今日は市バスと試験車の2台に乗りましたが、結果的には試験車のほうがメリハリのある運転をしようと思うと、力があるのでやりやすかったです。でも3速で交差点を曲がるときは、特に左折の場合一気に突っ込みぐるっと回り込むので、Gが大きくなる可能性があります。その点は要注意です。それ以外にも、オーバーハング確認の癖はしっかり付けておかないと、どうも忘れてしまいそうです。
毎週日曜日に乗るとして、試験まで日曜日はあと3回。何とかなるかなと思いましたが、スランプに落ち込まないように祈るだけです。
【10月21日(日)】二種免許6日目(10回目(場内7回目)、11回目(路上3回目))
今週も予定通り福富へ行ってきました。先週喫茶店の営業時間が8時からで、8時半からの教習は時間的に厳しかったので、今回は9時から路上1回、場内1回で練習してきました。来週からは家の近くのお気に入りの喫茶店が長期休業から復活するため、そこに行ってから8時半の教習に臨みます。
今日の教習所も大混雑、外国人がホームにあふれています。それにスーパー大型、牽引、大特、バイクと通常の講習もフル稼働です。でもバスには誰も乗っていませんでした。ちょっと早めに着いたので、自習室で学科の勉強をして時間を潰していました。試験当日に学科で落ちると痛い出費になるので、それだけは避けなければいけません。家でも問題集をひたすら反復練習しています。
そうこうしているうちに、午前9時になり教習が始まります。今日の教官は初めての人で、ちょっと厳しそうな人です。発進前のライトなどの点検を行い、早速路上に向けて出発です。外国人いっぱいのホームを横目に、場外への道へ進みますが、そこには弁当屋の車が。しばらくまっても動かないので、1/4周を回り、もう一度仕切り直しです。今度は気が付いてくれて、無事急坂を登り路上に出ます。きょうは長良公園方面への3コースです。このコースは途中の長良公園での交代があり、それぞれの行程を受験者が交代で運転します。走ってみる前の予想は、環状線は2車線で右折車も多く流れも早い、もたもたしていると、車線変更もままならないかもしれないというところです。しかし走ってみると、田舎道とは違い、色々と難しいところがありました。
福富トンネルを抜け、下りで50kmを厳守。三田洞郵便局前の交差点を左折し、高富街道の信号を左折します。そのままひたすら真っ直ぐ進み、消防署とプールを越えると右車線へ車線変更します。この先を直進ですが、左折用のショートカットが少し手前から左に分岐しているので、交差点の直進と右折は右車線を進み信号に至ります。この信号を右折するのは2コースです。その信号を直進しますが、この先ゆるいカーブが続きます。制限速度も40kmに落ちており、注意が必要です。実際に45kmくらいで突っ込んでいきましたが、ちょっときついなと感じたら、「すみません。ここから40kmです」といわれました。確かにバスだと40kmでないとロールします。左に右に緩やかにカーブすると信号左折です。ここから先、環状線までは直線ですが、停車指示があります。しかも結構街路樹が出ており、バスの屋根を1度擦っていました。1回目の指示停車。「この先の標識で止めてください」「はい、わかりました」。停車後「止めました」。教官が席を立ち扉のほぼ真ん中を指して「ここです」。初めから良い感触です。今日の教官はセンターから何センチといわないですが、いつもほぼ真ん中を指していたので、たぶん大きく外れてはいないと思います。ただ、ちょっと寄せすぎの感があるそうです。確認後発車し、環状線を目指します。左折し環状線に入ると制限60kmです。始めは50kmと思っていましたが、「ここは60kmだからもう少し出して」「はい、わかりました」。ギアをトップに入れてもう少し加速します。しかしさすが環状線。スポーツタイプの自転車が結構なスピードで路肩を走っています。「どうしましょうか?」「よけて追い越していって」「はい、わかりました」。後ろからちょうど来なかったので、車線変更の確認後自転車を追い越し、再度走行車線に戻りました。「いまの場合は車線変更ではなく、障害物をよける要領でいいよ」と言われました。そしてマクドナルドの信号のあたりで、「3個先の信号右折なので、右車線に寄ってください」「はい」と言ってみたものの、車が後ろから接近してきます。ちょっとためらっていると、「はい、車線変更して」といわれ右車線に移りました。これだけ長く、しかもスピードも出ているので、非常に変更の感覚がつかみにくいです。当りそうな無謀な車線変更は教官が止めるかブレーキを踏むと思いますが、どうも難しいです。右折レーンに入るとちょうど信号は赤。青に変わった後何台かやり過ごし右折します。ここから長良高校の信号を左折するまでの間に、指定停車が1回ありました。その後信号を左折し、長良公園付近で停車し、前半終了です。一人目でここまで運転してきたら、エンジン、メインスイッチを切り、ギアをバックにいれ停車の措置を忘れないようにとのことです。
引き続き後半が始まります。試験当日は、座席に座り通常通りの発進の準備を行い、発進します。すぐ先の信号を左折し、再び環状線に戻ります。ここの2車線は、左側にコメダコーヒーがあり、急に車線変更後コメダに入る車が多いそうなので、注意する必要ありです。そのコメダ付近で1回目の指定停車があります。停車後発進し、レクサスを横目に環状線を進みます。さらに走り、高富街道と交差する交差点が次の右折か所です。この信号がまた厄介で、右折レーンに入るには、その短い交差点間にバスの車体が入らないといけません。もしこの間の右折レーンがふさがっていたら、たとえ前が空いていても追い越し車線で右ウインカーを出して待機だそうです。ここも試験当日は厄介なポイントに一つになると思います。信号を右折し、高富街道を北上します。ここも何気なく走っていましたが、歩行者、駐車車輌が多く厄介ポイントです。さらに初めて停止線を越えての停車をこの区間でやってしまいました。教官も恐らく踏むか踏まないかの瀬戸
際だったと思います。場所は、サークルKを越えたあたりの信号で、完全に歩行者信号の点滅を見落としていました。黄色に変わったので、「止まります!止まります!」といいながらブレーキを掛け止まりました。教官も構えている様子が無かったので、もしかしたら突っ込んでも良い間隔だったのかもしれません。このときはさすがに汗をかきました。
ここからさらに高富街道を北上し、先ほどのバイパスとの交差点にやってきますが、この直前の三菱自動車付近でも指示停車がありました。そして発進後、通常は信号を右折し高富街道を進みますが、まだ時間があるので、信号を直進しバイパスへ向かいます。ここから速度は60km指定です。ぐいっと加速し下って信号が近づくと、「信号の向こうの温度計で止めてください」「はい」。しかし今度は歩行者用信号をしっかり見ていたので、停車場所手前の信号で急までは行かないですが強めのブレーキで止めました。「前はいいけど横がね」。ミラーで確認すると、ラインを踏んでいます。「さっきの停止はやめね」。信号から近いので、このか所はやめになり、もう少し先の標識で停車しました。今回はちょっと手前過ぎで、やはり先ほどのアクシデントが響いてます。そして試験場に戻るバイパスの信号を右折し、高富街道との交差点を停止します。ちなみに、この信号のすぐ手前の信号に無い交差点は、一時停止無視でよく突っ込んでくるので、気をつけるように言われました。信号を超えて後は帰るだけですが、反対車線が非常に込んでます。しかも左手のトヨタから車が微妙に頭を出して右折しようとしています。接近しますが下がる気配はありません。「こういう場合は、待った方が良いですか?」「いけるようなら徐行で行って下さい」「はい、わかりました」。接近しても下がらない、反対車線も渋滞で動かない、後ろから車が走ってきているという状況では、行けたら行ってよしとのことです。ただし、必ず徐行は忘れずに。さらに、この区間は制限50kmですが、渋滞中は、車の間からの飛び出しを想定し、40kmくらいが良いとのことです。あとは速度に気を付け教習所に戻ります。
これで、路上は終わりです。すべてのコースを1回ずつ走りましたが、今回のコースが一番苦手です、判断すべき事項が多いし、車、人もダントツです。教官いわく、難しいのはバイパス周辺だけなので、それほどでもないとのことでした。あと、どうも1車線の区間を走るときに、左に寄る傾向があり、しかも指定停車の時にさらによるので、もう少し今走っている車輌に位置をしっかり頭に入れながら走るようにと指摘されました。
今日の教官も、指摘事項をしっかりと言ってくれるので、わかりやすかったです。次は場内30分です。トイレ休憩のあと、車を代えて再出発です。
今度は名古屋市バスです。さっきの試験車と違いシートがへたっていて、すわり心地が悪いです。今までは、場内→路上の順で乗っていたので、それほど感じなかったのですが、その逆ではすごく感じます。教官は先ほどの教官と引き続きです。乗車後の準備後発進です。先ほどの試験車が乗りやすかったので、今回の市バスはとても乗りにくいです。クラッチ、ブレーキ、アクセル、シフト。どれも違和感があり動きがギクシャクしています。今日は2コースなので、コースの突き当りまで行き右折、真ん中のT字を左折、信号を左折、突き当りのT字を右折し坂道発進です。いつもどおりにウインカーを出し確認し、アクセルとクラッチをあわせながらサイドブレーキを下ろし始めると、「キュー!」と音がしたかと思うとバスが大きくがくんとゆれ発進です。教官のバインダーは床に落ち、書類が散乱。「すみません」とわびると、「いいですよ。こんなことしょっちゅうですから」。今日は路上での急ブレーキ、今の急発進といい、普段できていたことができない。非常にあせり、本当に汗が噴出しました。
気を取り直して右折進入鋭角では、@右をしっかり寄せる Aバスの前の路面が見えなくなったら思い切り左に切り縁石に近づく B下がり過ぎないように下がる C左の後輪右の前輪に気をつけながら切り込む そして一番大事なのが、1回でムリなら2回切り返すことです。3回でクリアできればよいので、ダメだと思ったら元に戻し再度アタックします。実際に今回でも右前輪が縁石に当りそうになったときに、「1m下がってみて」といわれました。いつもはもう少し大きく下がっていたのですが、「今したいことは右前輪を通すことなので、大きく下げる必要はないです」。確かにそのとおりにやってみると通過できました。この後もう1回やってみましたが、同じやり方で無事通過できました。
次は縦列です。これも前回うまく行っていたので、今回も同じやり方で入れてみます。入れる場所の確認をして、車体をだいぶ前に出し、後輪のマーカーが手前端のポールに来た時にハンドルを左にいっぱい切ります。このときの切り始めのスピードが遅いと指摘されました。車体の右と一番奥のポールが真っ直ぐになったら直進バックし、バスのミラーが前のポールを越えたときに右にいっぱいに切ります。そして極力左に寄せるため、接輪しそうな左前輪をヒヤヒヤしながらこらえて、車体が真っ直ぐになったらハンドルを戻し報告します。今回はスムーズに入れることができました。そして前進し後方寄せですが、これも2回やり2
5cm、30cmとクリアしました。そして最後に坂道発進を行いホームに戻り今日の教習は終了です。
今回の指摘事項は、ハンドルの切り方、確認でした。次回からは3コースなので、とりあえず1、2コースは2回でクリアしたのでぼちぼちかなと思います。
次回からは、場内→路上→場内で、路上だけでなく、課題をしっかり押えていこうと思います。
今日は昼から特定教習の2回目を受けてきました。はじめの3時間は、危険予測やコメンタリー運転。最後の1時間は、夜間走行の注意点でした。
1時間目は、シミュレーターを使い、危険予測運転を体験しました。前回は雪道での危険予測で、走れる車線が1車線でしたが、今回は同じ道路とは思えないほど走りにくい道路でした。いつものように危険な位置で待つお客をひろい、さくら町まで進みます。飛び出し、すり抜けバイクは当たり前の危険極まりない町を走ります。車線変更をブロックする車、変なところで譲ってくれるトラックを避けながらとりあえず1回はヒヤッとしましたが、ぶつけることなく交代の場所まで着ました。後半の人に代わりましたが、ありえないほどプライバシーを重視する塀の高い住宅地を進みます。あんな見通しが悪ければ、それは事故は多いでしょう。ついでに自転車のマナーも悪すぎです。ちなみに1回自転車を跳ね飛ばしていました。
こんなシミュレーターで危険予測をして、2時間目はコメンタリー運転です。
コメンタリー運転とは、目に見えたものを認知し、それを次々に口に出していきます。今回は市バス払い下げでしたがコースに出ることができました。はじめは教官が場外に向けて出発します。「駐車場」「人」「狭い道」「急な上り坂」「カーブ、見通し悪い」など、次々に出てきます。そのまま福富トンネルを向けて、1コースに進みます。「民家」「横断歩道」「路地」「信号」「歩行者」と次々に口から出ます。そのまま高富バイパスに出てしばらく進んだJA前で運転を変わりました。ここまで助手席に乗ってましたが、教官の曲がり方、確認など、非常に参考になりました。
運転を変わり高富バイパスを進みます。しかし最高速度60kmの整備された高富バイパスでは、なかなか口に出すところがありません。そこで、平針で合格した友人からもらったコメンタリーを参考にして、交差点で「信号よし」「横断よし」。微妙な黄色で進入するときは、「信号注意、注意して進入します」と言う感じでやっていました。そして4コースの途中の消防署付近まで走りました。そこで運転手交代です。どちらかと言うと、後半のほうがコースが難しいのでこっちを走りたかったです。それでも運転席の後ろに座り、運転するときと同じように確認を入れて座っていました。福富出口交差点あたりの狭いところでも車や自転車が走り、とても練習になったと思います。そして教習所に戻りこの時間は終了です。ちなみに、試験の時後ろに座ったらすぐにシートベルトをするように言われました。
そして次の3時間目は、2時間目の運転を見てのディスカッションです。はじめに私の運転について感じたことが話されます。「左に寄って走っているような感じがします。それと高富街道から十六銀行を右折し、三田洞に入るときに、進入が速かったです」と教習生。「そうですね。私もあそこは怖かったです」と教官。確かに黄色で進入したので今思い返すと速かったと思います。「あと路地や民家の確認が少なかったと感じるのですが」と教官。確かにそのとおりです。見たままを言ってくださいと最初に教官に言われたことに反していました。素直になりましょう。でも教習生から言われた左寄り過ぎには「私はそうは感じませんでした」と言ってくれ、こちらは安心しました。
コメンタリーは自分の確認のためにも、他人へのアピールのためにも非常に重要だと思います。これからの教習では生かして生きたいと思います。
そして特定教習の最後は、夜間の危険予測です。1時間目に走ったコースが、そのまま夜間になったコースです。今度は私が後半を走ります。あの危険な住宅街に挑戦です。明らかに何かしでかしそうな車には車間距離を開けて。注射車両の向こうには何かあると疑いながらひろい道を走ります。そして住宅地に入り、電柱の陰に潜む今に見飛び出しそうな老人に気を取られていると、対向車線を走る車の後ろから自転車の斜め横断!見事にヒットしました。初事故です。おとりの老人にだまされ、目配りが行き届きませんでした。それ以降は無事にたどり着きました。走行後、あれは確かに避けにくいですよね。でも昼間でも同じような場面でぶつかってますからね」と教官。シミュレーター恐るべしです。
こんな感じで夜間の危険予測を終了しました。時間があったので、教本から重要なところを教えてもらい、残りは質問コーナーです。
Q1.外周に出るとき、木の枝に当たりそうになるのですが? A.木の枝には当ててはだめです。多少内側の線を踏んでも良いので、当てないようにしてください。それに試験場は枝がありませんので、安心してください。
Q2.ブレーキは3回に踏み分けなければいかないか? A.試験管の確認させるようにブレーキランプを点滅させてください。
そんな感じで、後半の特定教習終了です。受付に行くと修了証書が手渡されました。これでいつでも試験を受けることが出来ます。でもあと2日間乗って試験に臨もうと思います。
今までずっと天候に恵まれている教習日。今日もとてもよい天気です。いよいよ試験予定日が近づいてきていますが、天気がちょっと怪しいです。
あと今日から近所のお気に入りの喫茶店が、長期休業から復活したので、朝7時半に家を出て、喫茶店でゆっくりしてから教習に備えます。
教習所に着くと、いつものことですが外国人でいっぱいです。しかし今日は今までにまして人が多いです。ホームに乗り切らずに、バイクの練習場のほうにもいます。バスは定位置で待機していたので、受付に行った後、すぐに教習が始まりました。今日も前回と同じ教官でした。
前回指導を受けた、進入速度とオーバーハングの確認を特に意識し出発です。今日から3コース。ここまで1コース2回、2コース2回でクリアしてきているので、今回も2回でクリアしたいです。ちなみに3コースを簡単に説明すると、ホームを出発しすぐの交差点を右折。そのまま左をキープし、信号を左折後すぐに車線変更して突き当りを右折します。さらにすぐに右折し鋭角に突入します。鋭角を抜け右折し外周に戻り、坂道発進をして、信号に向かう下り交差点を右折します。そこから信号までの区間が非常に短いですが、右折車線に移って信号を右折します。右折後左車線、途中で右に針路変更し、突き当りを右折。さらにすぐ右折し方向転換に向かいます。方向転換後、左に出て、左折し外周に出ます。そのまま障害物をよけ、信号に向かう交差点を左折し、信号を突っ切り、突き当りを右折し、ホームに入ります。これが3コースです。
3コースのポイントは、右折進入鋭角と右方向転換はもちろんですが、針路変更が多いと思います。しかも短い区間でしっかり確認し針路変更をしないと、確認不履行で減点になってしまいます。コースも頭に入ったので、いつもの名古屋市バスで発進です。でも今日の市バスは2速に入りにくかったです。シフトレバーを奥にやってもプシュ」といいません。何回かやっているとやっと入るような状況で、いくつかの交差点で突っ込みすぎになりかけました。
そんな状況でいつもどおり確認をしながらコースを走ります。そして鋭角です。2コースでも走っていた方向なので、2コースで学んだとおり、1mバックを使えば2回切り返しで楽勝で抜けれました。本当は1回切り返しのほうがイメージはいいと思いますが、接触しては意味がないので2回切り返しで抜けるようにしています。今回は時間内に3回回りましたが、すべてクリアでした。教官からも「OKですね」と言われました。そして坂道発進。ここも難なくクリア。障害物をよけた後の右カーブでセンターラインを踏まないように曲がりたいのですが、なかなかできません。「ここは踏んでも仕方ないですか?」「基本踏まないに越したことはないですが、状況判断で踏まなければ通れないところもあります。なので、踏んでいいとはいえないですが、仕方ないですね」。やはりコースの中で何か所かそういう場所が存在します。次の右折後信号さらに右折の場合も、左車線に入り、すぐに右車線に針路変更するため、信号で止まらなければいけない場合は、多少車体が斜めになります。そのときに後輪が車線に納まらない場合もあるそうです。右折後次は右縦列です。右縦列の場合は、右側の停止場所に沿わせて車を進めるのですが、バスの頭が対面道路に飛び出すくらい前に出ないと後ろが入りません。なので注意して最小限頭を前に出します。そして確認後バックですが、ここが曲者。コースが坂になっており、ブレーキを解除したとたんに車が下がりだします。ここであせらず、後輪を右側に沿わせて寄せ、ハンドルを切りながらやさしくブレーキを使用して下がると、2mくらい下がると車は止まります。ブレーキ操作で車が前後にがくがくしないよう注意が必要です。にここから左前輪がラインを踏まないようにしっかりと確認しながら下げ、車体をまっすぐにして後は後方50cm以内に寄せます。次に左へ出ることを考え、中央よりやや右に寄せれればベストです。後方寄せも、ぶつかるかなと思うくらい下げればよいのですが、車の陰などが棒に映りそれを目印にすると危ないかもしれません。課題終了後左折してコースに戻ります。後は外周を回りホーム対面の交差点を左折、信号交差点を直進し車線変更しホームに戻りました。ホームのライン寄せも「OKです」がもらえました。幸先の良いスタートです。
次の時間は路上です。前回までに全コースを回ったため、今日はおさらいの1、4コースです。1コースは福富街道と福富バイパスを時計回りに回るコース、4コースは狭い区間を南から入るコースです。今日は前回特定教習で学んだコメンタリーを小声で入れて走りました。指示停車の中扉合わせは1回ぎりぎりだったのを除き前後10cm以内に納められました。ブレーキも意識し早めはやめの減速を心がけたおかげかもしれません。
あと福富出口付近のセンターラインのない道路での歩行者等の安全確保ですが、基本道路の中央よりはみ出す場合は、指示器を出したほうがよいそうです。はみ出し具合で微妙な時もありますが、出すに越したことは無いとのことです。
最後は場内1時間で、今日のおさらいです。さっきの試験車とは違い、今度は市バス、走りが悪いです。また3コースを走ります。右進入の鋭角、右方向転換を特に重点で行ったのですが、この時間、牽引とスーパー大型が方向転換を占領していてなかなか練習ができません。それでも鋭角を何度も何度も繰り返し、左右どちらでも行けるようになりました。そうこうしていると、方向転換が空いたので、最後にやりに行きます。転換場所の目視、前方道路に注意、バックのときは確認後線を踏まないように下がる。多少中心からずれるものの、切り替えしセンターに寄せます。後は下がるだけですが、後ろの寄せが微妙でした。下りて計ってもらうと49cm。一応合格範囲内ですが、当りそうな感覚で下がらないと50cmを超えてしまいそうです。もう一度前に出して下げなおすと「OKです」と今度は20cmくらいだったそうです。そして時間が来たのでホームに戻りました。
「3コースもほぼできていますので、次回は仕上げをしましょう」とうれしい言葉。で仕上げとはどんなことをするのだろうという期待もあります。もしかして試験車でコース内の課題をやらしてくれるのか?でもこれが一番経験しておきたいことです。
いよいよ次の日曜日を、とりあえずの最後の練習にしようと思います。そして試験を受けます。学科試験問題集も何回もやり、確実に90点以上は取れるようになったのですが、平均にすると94点くらいで、少し不安が残ります。もともとこの二種免許にチャレンジしようと思った初めの日に、学科試験に曜日を間違え火曜日に受けに行ってしまい、三田洞で門前払いを食らった苦い経験があります。なにかと試験とは因縁がありそうです。さらに問題集をやりこんで、必ず学科は通りたいです。あとは、天気です。どうも試験を予定している日は天気が良くなさそうです。練習でも1度もワイパーを使ったことがないので、どんな風に見えるのか?車の挙動は変わるのかなど、こちらの不安もあります。
いよいよ明日が試験の予定日です。今日も朝一番から場内1回、路上1回、場内」1回の3回コースで練習です。明日は天気が悪い予定で、今日は必ず課題を制覇しておかないと、明日の悪条件かでは結果が出せないと思います。
はじめは場内です。今日は仕上げと言うことで、何をやらせてもらえるかと思うと、苦手克服のようです。「明日が試験と言うことですが、どこがやりたいですか?」「課題重点でお願いします。」ということで、この1時間は課題をすべてこなします。仕上げといいうことで、いつもより厳しい指摘が出るのと同時に、細かなコツも教えてもらえます。たとえば鋭角で下がるときに、左右のミラーの位置が違うので、右折進入のときと左進入の時で、ミラーと縁石の位置関係が変わってきます。どちらがどちらか忘れてしまいましたが、ミラーとい縁石が重なるか、その手前で止めるかの違いです。
左右の鋭角、左右の方向転換、縦列駐車をすべてやらせてもらいました。後方の幅寄せもほぼ30cmで止めることが出来ました。
これではじめの場内は終了。次は路上です。
路上も仕上げで、コースを選ばせてくれましたが、1番出る確率が高いと言う1コースをやりました。ちなみに出題確立は、1コースがダントツで、あとはどのコースも同じような感じですが、出題率は低いそうです。あと3コース(長良方面)は2人以上でないと登場しません。
それでは1コーススタートです。先日も走ったのですが、今日はさらにおさらい走行です。1コースは高速コース(?)なので、指示停車や左折時の減速がポイントだと思うのですが、どうもそれがうまくいきません。滑り込むように指示停車ポイントに突っ込んでしまいます。停車位置は問題ないのですが、もう少しゆっくり進入するようにと指摘されました。あと木の枝がたくさん出ているので、木の間にある標識が指示場所になったときは、ミラーに当てないように気をつけます。今回ミラーに「カチッ」と当ててしまったので、試験中止になるかもしれないので木を付けるよういわれました。あとは一番多く走っているので、何と帰ってきました。
教習原簿を見ると、確かに2回目の路上から減速の指摘がずっと今回まで続いていました。これは必ず直さないといけないと思いました。
最後は場内。これで本当に最後です。課題はさっきやったので、今回は減速しゆっくり曲がることを復習しました。2コースと3コースを、しっかりメリハリをつけて走ります。課題もクリア。メリハリもOK。「あとは落ち着いて今の感じを出してください」と言われ、教習は終了です。ちなみにこの教習中すごい練習を見ました。外国人で、さらに始めて車に乗る人で、ハンドル操作が非常に怪しい人は、ちょうど外周の坂道発進の手前コース外のダートコースで8の字練習をしていました。木があり速度はゆっくりですが映画「カーズ」の1シーンをなぜか思い出して島しました。
そして、受付に戻り教習原簿をもらい、明日の試験に備えます。
が、夕方にもう1回乗る時間がとれたので、本当に最後の1時間を乗りました。教官は通称軍曹。この教官は黙っていますがポイントはきちんと押さえてくれます。最後には打ってつけかも知れません。最後は2コースと3コースを押さえます。この時間は乗ったことがない時間帯でしたが、いつもいる外国人がほとんどいません。そのかわり、バスやスーパー大型が走っています。いつもに比べて非常に走りやすい環境です。コースについての支持は出してもらえますが、どうも間違えてコースを覚えていたようで、途中でブレーキを踏まれました。さすが軍曹、何も言わずに踏んで、後で「コースが違うぞ、そこは左折だ」。一気にあせりました。最後の教習でこの有様。それでも課題はこなし2コースは終了です。ホームに戻ると鋭角の突っ込みだけ指摘され、すぐに2回目の3コースです。本当に最後の練習です。
3コースはたまたま前を走るバスを追走するような形で走りました。鋭角や縦列を間近に見ることが出来たので、非常に参考になりました。鋭角の場合は、本当に後ろの隙がほとんどない状態でクリアしていくのがわかりました。のので、極低速でゆっくり確実にこなさないと縁石にヒットします。教官が時間はどれだけでもかけてもいいの意味がわかった気がします。次に縦列です。縦列は外周上から見ていました。教官に「(後方20cmくらいにビシッと寄せたのを見て)後ろの寄せもいい感じですねー」「そうだな。あれはいい感じだな」と言った瞬間に、「ガクン」とバスが動き、後方のポールにぶつかりました。「おいおい、何やってるんだ?せっかくうまくいってたのに」。ああいう風にならないよう気をつけないと。バスの中で教官が立ち上がったときだったので、思いっきりこけそうになったのが見えました。そんな事を見たあと、縦列に進入します。基本どおりのやり方で下がりますが、一番奥のポールが車体の延長線上と重なったときにハンドルを戻すタイミングが少し遅れ、微妙にうまく入りません。また左後輪が縁石に当たりそうです。「後輪が当たりそうですよね」「そうだな。このまま下がったら接触するな。無理せずやれ。賭けに出るより確実を選べよ。3回まで切り替えし出来るんだから」「はい、一度前に出します。」いろいろなHPに教官の心象を良くするため出来れば1回でクリアするのがよいと書いてあるところがありましたが、それより確実を選んだほうが正解です。後方の寄せも、当たりそうあくらい下がったら20cm。ほぼいい感じです。そしてホームに戻り講評を受けます。「確実をえらべ。そして落ち着いて今日のようにやれば出来るから。思い切りやって来い。がんばって」「ありがとうございます!」軍曹の言葉は非常にうれしく、励みになりました。
家に帰り夜学科の勉強です。教習の帰りに福富で売っている問題集を買ってきました。6題入って500円。ポイント一覧のおまけ付でした。これを一通りやってはじめのうちは95点以上。最後の2回は眠たい中やったので94点、91点。明日本当に大丈夫なのか?という気持ちでしたが、とりあえず寝ました。
【11月5日(月)】学科試験から
昨日最後の練習をして、翌日の試験。最高の状態での試験です。問題は学科試験やるだけのことはやったつもりなので、あとは運のみ。天気も今のところ曇りで、こっちも運しだいです。
朝8時前に三田洞に着いてコースを見に行くと信号が消えてます。コースの様子を見るためコース内に入ります。三田洞は、真ん中の信号が消えていればコース内の立ち入りがOKなので、実際に現場に立ってみるとコースの特徴が見えてくるでしょう。鋭角、縦列、方向転換。福富よりきれいなので、違う景色に見えてしまいますが、その分目印も減ってます。またコースの傾斜も思ったより付いていました。そんなことを確認しつつ試験待合に戻ると、すでに説明が始まっていました。書類の確認をし、写真に刻印を入れてもらいます。もちろん試験官への朝のあいさつとお礼のあいさつは欠かせません。それが終わると適性検査です。3月に受けたときはメガネなしでも何とかクリアしました。今回もメガネなしで挑戦すると、いきなり最初から間違い。次も間違い。「あなた本当に見えてるの?」「前回良かったので。メガネかけます」今度は視力は基準以上でOKになりました。次は問題の深視力です。前回も非常に苦労しました。今回もやはり「2回目でもう基準を超えてるぞ。動いているのはわかるか?」「わかりますが・・・」「1回外で休んで。後で呼ぶから」「はい」。やはり恐怖の深視力です。トイレで顔を洗って出てくるともう名前を呼んで探してます。大型のときは10分くらい休ませてくれたのにと思いつつ、旧型の検査機でもう1回やります。「何回も出来ないからね。よく見てね。棒が前後に動きます。」ウィーン、カチッ。この音がポイントです。覗き型の機械は音が出ませんがこれは出ます。なんとか深視力を7ミリ、9ミリ、12ミリでクリアしました。これで、とりあえず学科試験は受けることができます。
学科試験は5人が受験しました。時間は50分。問題の中身が独特で、簡単な問題が多い中、見たこともないような判断に悩むような問題がいくつかあります。家でやると15分くらいで一通り出来るのに、本試験では一通り終ると35分。判断に悩むのが13題。残りの時間でこれをつぶし、試験終了です。結果は15分くらいで出るとのことなので、1階に移動し発表を待ちます。待っている間にあれは迷いましたよねーと、受けたメンバーで話をしていました。俺だけ落ちたらやだよな。何問なら間違えてもいいんだ?なかなか発表がありません。走行していると発表がありました。淡々と次回の試験の受け方などの説明があり、2人の受験生に申請書が返されてしまいました。うち一人は待っている間話をしていた人で、かける言葉もなく軽く頭を下げました。
残された3人でとりあえずの合格を分かち合い、私だけ昼から実地を受けることになりました。その2人とがっちり握手し、「がんばってください!」「行って来ます!」と言葉を掛け合いました。
【11月5日(月)】実地試験
窓口で試験手数料を払い受付に出すと、午前10時50分。「事件番号は1番です。11時に試験待合に入ってください。コースは2コースです。」時間がもう余りありません。急いでコースの試験待合に向かいます。が入ってみると若い子が一人。11時になっても誰も現れず2人で待っていると試験官が現れました。説明してくれたのは前回大型の実地で当たった怖い試験官です。「確認はしっかりできているが、このような運転ではプロでは通じないぞ。もっとスムーズに走るように。」と言われました。説明は淡々と進みます。でも中盤からいろいろとコツのようなものを教えてくれました。竹の棒を持ち、コース図を指しながら本当に丁寧に教えてくれます。どちらかというと、説明より教習に近い感じでした。
「自動車学校では、たとえば坂道で何m下がると減点になりますという教え方をしていると思いますが、もし後ろにぴったりバイクが付いている所を思いうけべてください。そうなると下がれないでしょう。」脅しではないですが、実際の道路にはある状況です。そういうことを考えて、交差点では横断歩道に人がいる。障害物の陰には誰かいるということを思うと、確認をしたくなると感じるはずです。最後に質問がないかと聞かれたので、乗車時の確認について聞いてみました。「教習所では確認は省略していたのですが、ここでも省略してもいいですか?」「さっきも話したとおり、ここは路上と同じです。実際に乗車するときは確認をしないと怖いですよね。そういうことです。省略するほうが簡単ですが、それを覚えてしまうと、日ごろからそうするようになってしまいます。」とっさに察しました。必要だと。大型のときは30分で終ってしまったところ、今回は1時間くらいやりました。でも本当に参考になりました。
今度は午後1時過ぎに適性検査前ですので、昼休みにコースを歩いて見ます。その前に売店でクリープパンを買って、コース待合のベンチで食べました。天気も今のところ大丈夫そうです。
食べ終わりコースを歩きます。2コースなので暗記して歩きます。坂がきついなー。鋭角はこのあたりがポイントかなーと考えながら歩きます。鋭角を越えたときに、あれ!進入が逆だ!と気がつきました。コース図で確認すると、途中から違うコースに入ってます。もう一度間違ったところからやり直します。今度は間違えずにホームまで戻りました。結構高低差があります。メリハリのある運転がポイントなので、出来るだけ3速、交差点は2速基本でいこうと決めました。
そして午後1時近くになったので、適性前に移動します。ちょうど指定校の卒業生の説明をやっていて、それが終って1人だけ取り残されています。走行していると試験官が来ました。「大型二種ですか?」「そうです」「それじゃ説明をします」「今日は一人ですか?」「そうですよ」。午後からの受験者は私一人です。ということは長良コースは消えた。後はどこかと思いましたが、場外は私が指示しますということで、コースはまだわかりません。でも場内がクリアできないと路上に出ることが出来ないので、まずは課題です。「それじゃ、コース待合で待っててください」。コース待合に移動します。
コース待合は外国人でいっぱいです。日本人はほとんどいないと思います。1時半を越え、試験官がどんどん出て車の準備をしています。乗用車、スーパー大型、そしてバス。帰着点に先ほどの試験官が持ってきました。運転席から手招きをしたので、バスに近づいていきます。乗車前にバスの前方から近づいたので、向かって左側の側面から後方。右から後ろに回りこみ確認をしてからバスに乗り込みます。「お願いします!」「はい。どうぞ」。基本はあいさつ忘れずにです。「それじゃ発車の準備をして」「はい」。ミラーあわせ。シートあわせは特に念入りに。何度もしっかり時間をかけてあわせます。場所が決まったので準備完了を伝えると、「じゃ、発進してください。」深く深呼吸して、ミラー確認、ウインカー確認、周囲の確認をして発進します。「横断よし!」「交差点左右よし。進入!」練習ではぼそぼそだったコメンタリーを聞こえるようにしっかり入れます。交差点でミラー確認をするときにチラッと教官のミラーが目に入ると、厳しい目でこっちの目の動きを見ています。まずは坂道発進です。後ろからスーパー大型が接近しています。ちょっとあせりながら、でも難なくクリアです。落とすところでは交差点進入前にしっかり落とし2速に。3速入るところは3速に。しっかりメリハリをつけて。次は鋭角です。いつもどおりに進入し、フロントガラスから道路が見えなくなるくらいで左にいっぱいに切り当たる前に直線に戻す。確認後前に出す。確認後下げる。次でいつもなら出せるのですが、今日はなんか怪しいです。もう1回繰り返し、安全をとりました。おかげで無事クリアしました。次は縦列。ここも同じように縦列場所に平行にウインカーを出し進入します。定番の下がり方で下がるのですが、とりあえず左後輪が怪しい位置に行きそうです。「1回目の切り返しをします」。ちょっと前に出し右側面とポールをあわせて下がります。今度は左ミラーが危ないです。「2回目切り返します」。少し前に出し下げると今度は明らかに当たります。試験官もミラーをしっかり見ています。「3回目切り返します」。汗が滴り落ちてきました。3回目はさっきより大目に出し下げると、まあまあの位置に入りました。ギアをニュートラル、再度を引き「入りました」というと、「縦列問題ありません。次は後ろを寄せてください」。また確認後少し前に出し下げます。極低速で下がり、ここだというところで止め、「こんな感じですか」。無言でものさしをもって車外に行き計測して帰ってきました。無言のまま席に着き一呼吸おいて「出してください。大丈夫です」。とりあえずほっとしました。でも最後まで気を抜くことなく帰着点に戻りました。「はい、お疲れ様。路上に行くからあっちで待っていてください。」「ありがとうございました」。これで路上に出れます。
場内は結局鋭角3回、縦列何とか3回でクリアとなりました。課題中に鉛筆が動いていましたが、おそらく回数を記録したのだと思います。それ以外はたぶん動かなかったと思います。
次はいよいよ路上です。バスに乗るとさっきのシートポジションからだいぶ動いていたので、ミラー、シートを再度調整します。そして準備が整い発進しようとすると、メインスイッチが引いても入りません。ごちゃごちゃいじくっていると、パチッと入りました。押せばよかったようです。「それじゃ建物の間を通り、突き当りの交差点を右折します。発進してください」「はい。発進します」。2速でゆっくりと建物の間を抜け場外に出ます。ここから交差点までが慣らし区間です。突き当たりの交差点を右折しますが、いったん停止でしっかりとまり、再度横断歩道上まで進め左右の確認をします。なかなか車が途切れないのでしばらく待機し、切れ目があったので、右折し信号に向かいます。信号はちょうど赤。右によせ変わるのを待ちます。青になったので、周囲左右の確認後、オーバーハングの確認、前方の横断歩道の確認などすべて声に出していきます。点滅信号ではアクセルを緩め「点滅注意」、横断歩道では「横断よし」などです。そして高富街道の信号の手前で、「次の信号を右折してください」「はい、わかりました」。きっちり寄せて待ちますが、後方の車もちょうど見える良い場所で待機してくれています。信号が青になり高富街道を北上します。歩行者も特におらず、信号にない交差点を左折しすぐの信号も低速には落としましたが停止することなく抜けるとこが出来ました。走行していると「次の交差点の先の2本目の電柱で止めてください」。場所はちょうどバローの駐車場の2か所ある出入り口の真ん中です。福富の教習でも、そこは出る確率が高いですといわれていたところです。早めにウインカーを出し基本どおりに寄せていき、中扉に電柱をあわせ、停車させ、ギアはニュートラル、サイドブレーキ、ハザードを点灯させます。なお、ハザードは特に使用しなくても良いそうですが、教習中からそういう癖だったので、今回もハザードを使いました。試験官が確認し戻ってきますが、試験なので何も言われません。たぶんあっていたと思いますが。
バロー前からの発進は、出入り口の真ん中ということでなかなか車が切れません、しかもバスの真横からも車が出てきます。しかし落ち着いてしっかり確認し切れ目を縫って確認後発進し高富バイパス信号に向かいます。高富バイパスに入り、「制限60」といったりしながら走ります。そうしていると、「坂の途中にある二段階右折の標識で止めてください」と来ました。見やすい位置にあるので徐々に速度を落とし接近しますが、若干早めになってしまいました。駐車位置は大丈夫だったと思います。また無言で「発進してください」と来ました。そしてまたしばらく走ると、「今度は木の間に二段階右折の標識があるので、そこで止めてください」。前方に見えてきましたが、後方にも車が接近していたので少し早かったのですが、「後方車両あり。早めに合図出します」といって合図を出し停車位置に入りました。しかし今度はのろのろになって直前で止まってしまいそうなので、再度少しだけ踏んであわせました。ここはもしかしたら外れたかぎりぎりだったと思います。ここももちろん無言チェックでした。とりあえず3回指示停車があったので、これで後は試験場に戻るだけです。
福富街道とバイパスが交差する信号で待っていると、前から同じ色のバスが近づいてきます。福富の教習車です。助手席にお世話になった教官がいます。でもそんな中で左折側の横断歩道におばあさんがいます。見逃さずに、「左横断歩道歩行者あり。注意」と言いました。信号も変わりおばあさんもわたったので、左折しようとしましたが、右後方にトラックを確認したので、「オーバーハング大型あり。しばらく待機」といってトラックの通過を待ち、やり過ごした後高富街道を北に向け進めます。特に危なげもなく、ただセブンイレブン手前の信号で、信号無視でわたったおじさんがいましたが、だいぶ距離があったので、アクセルを戻して対応しました。そして信号を右折。右折後反対車線が多少混んでいたので、一応40kmくらいで進めました。そして車が切れてから50kmにあげました。郵便局前の信号を左折し、後は試験場に帰るだけですが、どこかのHPに試験場に入るときに左折帯があるが、そこから曲がると試験官に起こられると見ていたので、一応聞いてみました。「左折は左折帯殻ですか?」「自分で判断しなさい」と回答されたので、よく見るといけそうだったので左折帯に入り左折しました。特に問題なく、しかも試験官からも何も言われなかったです。あとは歩行者が1人いたので、「歩行者あり。センター出て回避します」と言ってウインカーを出しクリアしました。あとは試験場前で2速に落とし最徐行で路上帰着点に車をつけます。最後は停車の措置をとります。サイドを引き、エンジンを切り、ギアをバックに入れメインスイッチを切ります。その間ブレーキクラッチは踏んだままです。
試験後の開口一番「よく練習されてますね。ただ場内の切り返しはもっと大きく出て修正しても良かったかなと思いました。」「ありがとうございます!!」「それじゃ朝の場所で待っててください。」「ありがとうございます!!」。
1発合格です。しかも路上に指摘はゼロでした。「しっかり練習されてますね」という言葉がとてもうれしかったです。まさか1発で通ると思ってなかったのでうれしさ倍増です。
あとは案内放送の指示に従い、免許課に行き、免許の交付を受けました。福富で事前に特定教習を受けていたので、すぐにもらうことが出来ました。
こんな感じで私の二種免許取得記録は終了ですが、次回最終回は、まとめとかかった経費を計算してみようと思います。
【取得経費】
大型二種に無事受かったのですが、今までかけてきた経費を記憶している範囲でざっと紹介します。
@教習料金(福富教習所の請負制):176,800円
これについては、場内15回、路上10回と特定教習を含む金額です。ちなみに場内2回、路上2回は消化不良となりました。
通常は、場内が1回5,800円、路上が1回11,600円なので、私の場合、場内5,800円×13回=75,400円、路上11,600円×8回=92,800円、特定教習35,000円の合計203,200円と請負制のほうが大変お得でした。さらに、回数に余裕があったので、納得いくまでじっくり乗れたことが、結果としてよかったと思います。
A試験代(学科+実技):7700円
試験は、午前中学科、午後実技と1日でクリアしました。学科は5人受けましたが、昼から実地を受けた人は私1人でした。
B免許交付料:1600円(だったと思います)
3月に大型一種を取得していたので、公安委員会への上納金は請求されませんでした。
Cその他:1500円
本屋で問題集、福富でも問題集とコース図を買いました。
以上が私の取得にかかった費用で、合計は、193,600円でした。高額でしたが、将来何かがあったときに使える資格を手に入れたことは、非常に大きな経験と財産を得ることが出来ました。そして、新たな趣味の扉を開けてしまうことにもなりました。
皆さんの体験談は受験者にとって心強いものです。
これからも安全運転を!!
管理人より