大特2種 Caracal(カラカル)さん 岐阜三田洞 2009年2月取得 練習2時間 試験1回
はじめまして。Caracal(カラカル)と申します。
2009年2月に岐阜・三田洞試験場にて大特二種を取得しましたので、こちらのホームページへのお礼がてら、取得記を投稿します。
1年近く前に、公認教習所で大特一種を取得していました。
試験日を予約し、そこから逆算して練習できる日を探すと1日しかありませんでした。
1回で受かる事もないだろうからとりあえず慣れる為に、と、このスケジュールのまま試験に臨みます。
<練習初日>
2009年2月某日
福富自動車教習所に練習に行きました。
30分が1単位ですが、2コマの1時間連続です。
車両はコマツのホイールローダWA100。
インパネ周りは多少違いますが、一種の時と同じ車両で不安もかなり払拭されます。
早速コースを周ります。
ステアリングはノブを左手だけで操作する、アーティキュレイトの動きを思い出す、コースを覚える、という意識を持って練習します。
心配だった方向転換・・・できました。
最初の位置取り、ステアリングを回しすぎない、一方向ばかりを見ない、を守ればふらつく事無くできるようになりました。
一周済んで発着点につき、指導を受けます。
1、 左折時の左寄せが足りない
2、 左折時のステアリングの切り出しが遅いので、大回りになっている
3、 バケットが停止線を越えていた
どれも、車両間隔の甘さからくる指摘です。
もう2周、これらを意識してコースを周ります。
岐阜は2つのコースがあり、どちらかだけでも覚えたかったのですが、結局身につかずに終りました。
次は、試験日と練習日が重なります。
<練習二日目>
2009年2月某日
まず三田洞の試験場へ。
8時20分から受付を済ませ、本日のコースを確認。
初回受験者の説明が11時、試験は午後からでしたので、急ぎ福富教習所へ。
前回1時間分予約していたので、本日のコースが2コースである事を告げてそのコースのみ練習します。
ともかくコースを覚えねば!と周りますが、中々完璧には覚えられません。
指摘を受けたのは、左折の小回りと二種免許には必須のメリハリのある運転。
直線・加速できるところはベタ踏みしないと、と言われます。
他の課題では特に指摘はありませんでしたが、自信に結びつくほどではなく、練習を終ります。
「頑張ってください」と励まされて、また急ぎ試験場へ戻ります。
<試験>
11時からの初回受験者説明では、私と50代と思しき男性が1人の計2人。
コースや試験の諸注意を聞いた後は、1時に集合するように言われます。
早めに食事を済ませ、コースを2周分歩きます。
特に方向転換は、何度もイメージをします。
やがて集合時間。
普通車や大型トラックの後に大特の試験車が駐車場所から発進します。
試験官は50代に見える女性。
適性検査で、視力測定をしてもらった方でした。
2人いるうち、私が1番でした。
試験車両は福富と同じ車種でしたが、インパネ周りがちょっと異なります。
慣らし走行ではちょっと強引な信号通過をしてしまいましたが、これは採点対象外なので開き直ってアクセルを深く踏むように努めます。
他には、視点を遠くに置き、ふらつきにならないように気をつけます。
後は、安全確認で減点のないように、コースでの確認のタイミングを身につけるつもりで臨みます。
試験開始後すぐ「加速してください」と指示があります。
早速悪い癖が出てしまいました。
途中、一度だけコースを聞きます。
方向転換・・・一時停止・・・踏切・・・指定速度20キロ・・・ポンピングブレーキ・・・障害物・・・。
前方から普通車が来ているのが見えたので、障害物の手前で停止。
上り坂だったので念のためサイドブレーキもかけ、右にウィンカーを出したまま通過を待ちます。
ほぼ自覚するような大きなミスもなく通過。
途中の左折に一度だけ寄せの足りなさを自覚。
ゴールの地点では、大型トラックが停まって講評を受けているようでした。
停止位置よりかなり前で停車して待ちます。
やがて停車。
左への寄せは細心の注意を払い・・・まぁまぁか?
全部終えて「終りました」と告げます。
試験官はドアを開け左寄せを確認した後、一度採点表に目を落としてから顔を上げて、最初の加速不足と左寄せの足りなさを指摘します。
次回に繋げるべく、その他の減点はないか尋ねようと思いましたが、免許証だけ返されました。
「待合室で待っていてください」
・ ・・ハッキリと合格と告げられた記憶はないのですが、合格のようです!
何点だったのかは分からずじまいでしたが。
まさか一発で受かるとは思ってもいなかったので、免許証に記載されるまで信じられない気持ちでした。
以下、自分なりに感じた点を挙げてみます。
試験が午後からで、試験当日直前まで練習ができる事のメリットを感じました。
その分、受けるまでの時間を持て余す事にもなりますが。
三田洞で大特を受ける方は、当日午前中の最終練習をお勧めします。
大特車はスピードが出ないため、走行時の安全確認や動作が他の車種に比べて比較的ゆっくりと出来ます。
それで、焦ったり緊張しすぎずに済んだんだと思います。
車両感覚にちょっと苦戦したのですが「自分が車体の左右のほぼ真ん中に座る」という事を意識してから改善されました。
三田洞の試験車のバケットは地面から上がった状態のままでスタートします(終了時もバケットはそのままで一切操作しない)。
大特で唯一市販されている参考書「大型特殊第一種・第二種免許」(木村育雄 著、企業開発センター交通問題研究室 発行)
が一種の教習中から役に立ちました。
ホイールローダのおもちゃも買い、何度も動かしてアーティキュレイトの動きを理解しました。
今では、たまに街中で走っているホイールローダを見かけると、つい顔がほころんでしまいます
寄稿ありがとうございます。
中折れの動きは、慎重に操作しないと難しいですね。
左折とかはバケットの先を目標にあわせて行くと良いのだけれど、なれないと動きが早いのでふらつきが出やすいですね。
私は乗りなれているので、リフトよりもホイールローダーの方が好きです。
それにしても、とても研究熱心で敬服します。
中折れが恋しくなったら、うちのひるがの高原に除雪用のやつがありますので遊びにきてくだされ〜
管理人