読者の取得記録

大特2種  なおじさん 山口県 2010年11月取得  試験3回 


大型特殊二種 受験記録
突然、二種免許が欲しくなりました。
仕事は運転免許とは全く関係ないし、試験以外では乗用車しか乗ったことはありません。
でも車の運転は大好きです。学生時代には旅行気分で合宿教習所に行ったりしていました。
そのため、大型・大特・けん引は取得していましたが、いかんせん10年前の話です。
まあ、このHPを見て火がついたのはありますが。
でもよく考えれば普通の大学生で大型やらけん引やら取る時点でヲタの素質?はあったのかもしれません。
そういえばけん引と大特は初心者マーク期間に取りました。では、取得記へ。

取得を急に思い立ったのが11月3日(祝)の朝でした。
大型自動二輪取得のため教習所に通う過程で普通二種の教習を眺めていたら、なぜかどうしても二種免許が欲しくなりました。
「大型自動二輪で一種は制覇だな。どうせなら二種まで?」
なんて考えて、教習所で販売していた二種学科の問題集を買って帰りました。
そういえば、明日は代休で休みです。二種なら一番簡単なのは大特二種。
受かれば永久に学科免除。一日勉強しただけでは厳しいかな?まあどうせ休みだし受けに行ってみることにしました。
ということで、一日学科の問題集を解いて過ごしました。


平成22年11月4日(木) 1回目

☆受験申請
「大特二種です」と窓口で話すと、証紙売り場のおばちゃん、慌てて金額を調べ始めました。
ほとんど受験者いないんだろうな。申請書を出すときも「え?大特二種?」と試験官が不審がりました。
「大特二種あってもバスは乗れないよ?」と丁寧なアドバイスを頂きました。
まあ、初二種が大特二種っていうのはほとんどいないから無理もないか。

☆学科
問題集と同じ問題はあまりないですが、でも言い回しが違うくらい。
難問奇問は少ないですが、真剣に解くと50分はけっこう短い。
でも100問はやっぱり多く、途中で疲れてきました。
見直しをして、時間を10分残して退出。ほどなく結果発表。
なんと99点で合格。自分でも意外でした。二種学科の受験者は本日5人。うち3人が合格。

☆技能
学科合格後、午後から技能試験。午後の受験者は私、一緒に合格した大型二種の人の2名。
もう一人の合格者は指定校卒業者で、もう免許もらって帰ったようです。
ていうかコースがガラガラなんですが。私の大特とバスしかいません。
優先関係の判断とかいらないよ、これ。試験官は若いけど、私より少し年上かな?でもマスクしてて良く分かりません。
ともかく出発点から出発。きょうは車に慣れるのが目的だから、とりあえず動かす。
後輪操舵は一種を取った時に乗ったけど、もう忘れたなー。
外輪差に注意しつつ左折小回り、わかっていてもできません。
ふらつかないように遠くを見て元気良く踏み込む。方向変換は右バック。
運転席は中央だけど左側に試験官席が張り出してるから右バックの方がやりやすい。
後輪が入って、右前輪の脱輪に気をつけながらバック。
あれ??バケット右側に試験官用ミラーがついてて右前輪がしっかり写ってます!!これを見ながら余裕で入れます。
あとは後方へバック。ここにも試験官ミラーが付いてて後ろがしっかり見えます!当然一発で決めて、なんと完走!!
(試験官からのアドバイス)
左小回りができてない。右折のときはもっとスムーズに。
あとふらつきに気をつけること。方向転換はよかった。あと二種なんだから安全確認をしっかりと。
※試験官の方は絵まで描いてくれてとっても丁寧に説明してくれました。
(結果)
不合格。でも完走できたし、練習にもなりました。
次は頑張ろう!!そういえば安全確認とかあまり意識してなかったなー。
大型二種の人は路上に出れなかったようで、予約を取って帰ってました。


平成22年11月9日(火) 2回目
☆技能
今度は学科免除なので午前から試験です。
山口県は受験に大変恵まれた環境で、全車種の試験を毎日実施。
しかも大型中型以外は予約もいらないのです。
前回が思ったより感触が良かったので、「うまくいけば受かるかな?」なんて期待して受験。
試験官はやや年配の優しそうな方。大特は1種1名の2種1名、計2名でした。
大特とけん引は同じ試験官だそうで。
あとは普通車仮免と普通二種の試験官1名、普通本免の試験官1名、大型1種の試験官1名。
え、この広いコースに車4台だけですか?受験者は全部で15人くらい。
うーん。恵まれすぎ。二輪など、他の車種の受験者はゼロでした。
ともあれガラガラのコースで試験開始。
あ、やばい!コース間違えた!慌ててウインカーなしで左車線へ戻ってしまう。
ここでペンが動く。方向変換は前回と同じで右バック。同じ要領で無難にこなす。
その後は何回かペンが動いていたけど、発着点へ。完走。
(アドバイス)
コース間違えた?間違えたら慌てずにそのまま行くこと。
安全確認とウインカーだけで15点減点だよ!
あと、100m位先で右折の場合は、一旦左車線に入ってから進路変更して右折のこと。
50mくらいならいきなり右車線でもいいけど。安全確認はよくできてました。
(結果)
不合格。
コース間違いで慌てて戻ったのが敗因か。左小回りと方向変換については何も言われず。
50mという具体的な数値を聞けたのは収穫。


平成22年11月12日(金) 3回目
☆技能
前回の反省を生かし、コース発表後、事前にデジカメで撮影してプリントしておいたコース図に色々書き込みながら予習。
でも今回は初めての左バック。左に試験官席が張り出してるので、かなりやりにくそう。
まあ、やるしかない。3回目だし、平日休みにも限りがあるし、そろそろ合格したいと気合が入る。
試験官は若そうだけどクールな感じ。さて、発着点から発進。
5点確認と目視確認を意識、左寄せ、左小回り、ふらつきに注意。
左は50センチ以内の寄せを意識。でも前輪が見えないのでかなり脱輪が怖い。
で、方向変換。初めての左バック、入るのは何とか入れる。
でもかなり左に寄ってしまった。
で、出にくい!!一旦ハンドルを切らずに前に出る。
車庫から左後輪が脱出したところで右へフルロック!あ、それでも左前輪が脱輪寸前です。
もう無理です。二種では痛恨の切り返し。
でも諦めず、しっかり安全確認して切り返しました。
あとは無難に走行。もう半分諦めモード。
あ、右折後に合図戻したつもりが左に出っぱなし!やっちまった!まあいいや。ということで、完走。
(アドバイス)
車には慣れた?普段は大特乗ってるの?(え?それだけ??)
(結果)
合格。自分でもとても意外な結果でした。自分的にはボロボロの出来だと思ってたので。
後から考えると、切り返しは1回だったので減点なし。
ウインカーも5点減点だっただけなのでしょう。
二種では切り返しは印象が悪いですが、その他のポイントをしっかり押さえていたのが合格につながったのでしょう。
諦めモードでリラックスして全開走行したのもメリハリと判断されたのかもしれません。
ともあれ、あっけなく合格してしまいました。
やはり大特のポイントは左折小回りとふらつきですね。
その他は割と大目に見てくれているように感じました(大特だから?)。
速度が遅いだけに安全確認動作には余裕があります。今までの試験官のアドバイスを総合すると「車に慣れる」という言葉がよく聞かれました。言い換えれば、法規走行は当然として、後輪操舵を乗りこなす技術を求められていると感じます。
(免許交付)
まず合格者講習?みたいなのに出ました。
冒頭に「今日は普通免許の合格者が32名、普通二輪が1名、けん引が1名です。
で、非常に珍しいんですが、大型特殊二種、という免許の方が1名です。
初めて見ました、私。」なんて講師の方から説明があったりして。
しかし教習所卒業者含めても(学科免除併記は除いて)交付人数ってこれだけ??
学生時代は埼玉鴻巣で免許取りましたが、人で溢れかえってて一日かかりましたが。
併記でも午後いっぱいかかりましたが。山口県、素晴らしい!!田舎は特に少子高齢化が深刻なのかも??


(総括)
結果的に、思い立ってから10日ほどで大特二種を取得してしまいました。
これで学科はもう永久に免除ということになります。
この勢いでけん引二種まで行ってしまおうか?ともあれ、山口県の試験場は大変恵まれた環境です(場内は)。
毎日予約なしで乗れて、受験者も少なく、減点超過でも完走させてくれます。
コースもガラガラです。
この受験数だったら試験日が週1〜2回に制限されてもおかしくないですね。
実際他県では週1〜2回の所が多いようです。
試験官のアドバイスも丁寧ですし、態度も横柄な人はいません。
ただ試験の難易度は甘いとは感じませんでした。
合格者は仮免を含めて全車種15〜20名中1〜2名です。
この辺の率は他県と同様でしょうか?山口県は人口比の人身事故率が全国トップなのだそうです。
大型二種やけん引二種受験の方の話を聞くと、受験2ケタ突入者も結構いました。
山口県は練習所がないので、試験場を練習所代わりに考えている人がかなりいました。
これで初の二種免許取得。免許証の二種欄に日付が入りました!
 さて、次はけん引二種です!!


おめでとうございます。

各地の合格率と言っても、いろいろな要素がありますからね。

練習環境に恵まれた場所ならば、皆さんしっかり練習をして割と回数をかけずに合格するので合格率が高い。

練習環境に恵まれていなくて、試験場も割と空いていて試験を練習の代わりに出来るところは必然的に合格率は低くなる。

難易度については、当然楽なところも難しいところもあるでしょうが、皆さんの意見くらいによるだけで、比較対照できませんね。

管理人


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