読者の取得記録

大特二種 大槻さん 長野県 2008年4月取得 試験3回


大特一種免許を取得してから2年・・・当然のように普通免許を取得後3年経過、つまり二種免許の受験資格を満たしていた。

自分が精神的に病んでいた時に1度普通二種を受験したことがあったのだが1回目でエンスト2回のチョンボをしてしまい、そのまま6ヶ月経過。学科免除は失効してしまっていた。

現在は、塾講師と早朝バイトをやっていて調子が上がってきたので、何か二種免許を受験してみようと思い立った。
その中でも比較的取得しやすいと言われている「大特二種」を受験してみることにした。
当然、最初は学科試験を受ける必要があった。


2008年3月6日 学科試験 東北信運転免許センター  結果 合格

 久しぶりの免許センター。しかも東北信の方は普通二輪免許の時以来2回目である。
少し遅れ気味に行ったので急いで受験申請を行った。最初は適性検査を行うのだが、
大特二種を二種の最初に受ける人は珍しいらしく
「大特二種!? 仕事で使うの?」
「いえ、スキルアップで・・・」
「ああ・・・趣味か。」
と苦笑いされてしまった。もちろん、その返答を否定することはできなかった。
二種なので片目0.5、両目0.8、そして深視力がある。なんとか通過。
そして、学科試験へ。なんとその日は、外来での学科試験受験者は自分だけ(当たり前か)。

なのでVIP待遇で、少し変な気分だった。はじめに教卒の方対象の説明があったので、しばらくぼーっとしていた。
 ついに学科試験開始。私は1回受けて合格しているので、間違っても学科で
落ちるわけに行かなかった。自他共に認める免許マニアである私にとっては
小学校の問題を解かされているような程度だった。
 そして合格発表。教卒の方々は電光掲示板に発表され、大歓声が上がっていたが
そんななか、窓口がガタっと開き、私が呼ばれた。
「大槻さんですね。合格です。」
「はあ・・・」
ほんとつまらん発表だった。
「技能試験は中南信試験場で行います。指定日は17日です。」
そんなことわかってるわ! と思いながら、免許センターを後にした。


3月17日 技能試験1回目 中南信運転免許センター 結果 不合格

 前日に実家に泊まり、その足で中南信試験場へ。非常に懐かしい。2

年前、自分はここで大特一種を取得したのだ。
 月曜日の午前中は大特と牽引なのだが、様々な面々がそろっていた。

定年を迎えていそうな男性2名、親子で受験しに来た農家の方、などなど。

こっちも二種とはいえ久しぶりに運転するので正直自信がなかった。

しかも、昨年の法改正でコースが長くなり、指示速度やコースが変更されていた。

とどめに2年の間に何があったか知らないが初めての女性試験官・・・顔が怖い・・・
 とりあえずやってみるか、と思い、いつも通りに発進。

さすがにふらつき大回りは二種受験者としてはあるまじき行為。

指示速度以外はメーター振り切って爆走した。
しかし!・・・・・・なにやら隣でペンを走らせている試験官の姿が!
(まじか! 何がいけないんだ!?)
と思いながらも完走。結果を待つ。

一種の時にも思っていたが、ここは全員完走させて全員不合格というのはザラである。

やはり今回も全員不合格。
「大槻さん、二種ですね。安全確認と加速は問題なし。でもね・・・左折時に寄せるの忘れたよね〜?」
すごくムカつく言い方だったが事実である以上反論できない。でも、安全確認は褒められたからまあいいか。

次は2週間後指定となった。


3月31日 技能試験2回目 結果 不合格
 2週間も待つのは辛いものである。

しかも不合格になっても一種を持っているので問題なく乗れるという皮肉があるのであまり時間はかけたくない。

受験の手続きをしようと並んでいると後ろから二輪の時にお世話になった教習所の指導員のMさんとTさんが! 

なんでも牽引一種をとりにきたとのこと。

懐かしい面々だが、私は牽引を持っているために、指導員の方々に牽引バックを教えるという皮肉な事態になってしまった。
今日は、一種の時に当たったことのある試験官だった。

向こうはこちらを覚えていないようだ。無理もない、2年も前の話だ。

二種からということで強制的に私が1番最初にやることになった。

試験官に免許証を提示して試験開始。

いつも通りに運転していたが、少し手が動いている。何か減点だろうか。

最後、下車してみるとバケットが接地していなかった。嫌な汗をかく。
「惜しい人がいるけど全員不合格です。」
そして、個別のアドバイスに。
「大槻さん、二種?・・・もしかして教習所の関係の方ですか?」
「いえ、全く関係ないです。」
「・・・いや、正直、走りに関しては何も言えない。カンペキだった。でも、右折時に少しふらついたのとバケットだね・・・」
試験官は首をかしげていた。それほど、なかではできたということなのだろう。
自分でも納得できた。次は1週間後また来ることにした。


4月7日 技能試験3回目 結果 合格
 またしても実家から試験場に向かう。今日は、大特と牽引合わせて10人という多さであった。

そのうち、大特は自分入れて6人、もちろん二種は自分だけである。
今日の試験官は初めての人で、見た感じ厳しそうな感じの人だった。

こういうタイプの人は苦手だ。今回は二種、つまり自分は最後に回された。
 最後ということなので、他の人の運転を見させてもらったり、他の受験者にアドバイスをしていた。

見てて一番驚いたのは右折時に中央点をまたいで運転していた人がいたことだ。

まじで論外! 普通車も路上でこうやって運転しているのかと思うとゾっとする。
 しばらくしてついに自分の番になった。例の試験官に免許証を見せる。
「・・・いっぱい免許を持ってるなあ〜」
「いや、そんなことないですよ、ハハハ。」
そういって、そそくさと免許証をしまう。
 いつも通りにエンジンをかけ、バケットを上げて、右指示器、安全確認で発進。
今日に限って2コースだった。2コースは過去に1回しかやったことがない(それも一種第一回目の試験中止の時)。

少し不安であったがいつも通りの運転をすれば良いと思ってひたすら走った。

順調に来て停車。バケットを下げている時、隣でペンを走らせてる音が。(???)
何に減点されているかわからなかったが、とりあえずエンジンを切って深呼吸。すると
試験官が「おめぇ、うまいな〜」
と話しかけてきたのだ。それと同時に、「でもよ、なんだこの停車は!」
と、試験官側の戸を開けて見せる。「30cm以内におさめろよ。最後に気を抜いたな。」
「いえ、脱輪を怖がりました。すみません。」
「もったいないな〜」
とため息をついていた。この発言は様々な意味にとれた。そのまま、待合場に戻って待っていると他の大特の5人がやってきた。
「2階で見てたらよ、他の試験官が来て、あんたの運転を見て「あの運転は何か違う。プロ級の運転だ」って言ってたよ。

俺ら5人とは違うってさ。」
「うちらが試験官だったらあんたを間違いなく合格にするよ。」
と大絶賛。すごく嬉しいことだったが、まさか大特はペーパードライバーだなんて言えもされなかった。
 ついに結果発表。
「大特な。今日は6人もいるんだけど、合格は1人だけ。二種の大槻さん!」
軽く会釈。他の方々からは拍手をいただいた。でも一種と違って意外と落ち着いていた。
「あの停車な。一種の人が30cmに停めてるのに二種が停めなくてどうすんの。
二種試験は少しのミスで落ちちゃうんだから・・・でも、なかはカンペキだったぞ!」

停車場所違反は5点減点だから、95点ということか。確かに試験中は試験官はポカーンと隣に座っているだけだった。

仕事させろって思ってたのかな(笑)
つうっことで大型特殊二種を3回目でクリア。今度は大型二種か牽引二種。

今度は学科がずっと免除になるから余裕を持って二種試験を受験できます。

この合格でのお褒めの言葉をずっと心にしまっておきます。


2008.5.31 大槻さま

長野県での大特二種合格おめでとうございます。

体験談のご寄稿頂きありがとうございます。

大特2回目からはほぼ完璧な走りをされているようですが、掲示板の中ではなかなか苦労している人が多く、

素人の皆さんには大槻さんの走りはにわかには信じられないでしょう。

そこで、1種の時からの経緯とか練習の内容とかを書き加えて頂くと非常にありがたいです。

乗り慣れない車両での走り、もしかしたら該当車輌に似た動きのバケット車とかフォークとか職場等で乗られた経験があればお知らせ下さい。

管理人より


2008.5.31

管理人様

返信および高い評価ありがとうございます。大槻です。

確かに自分でもびっくりするくらいの運転でした。

2年のブランクを感じさせない走り、いや前よりも感覚が鋭かったように感じます。

などとえらそうに語る私も大特一種は9回かかっております。

下記URLに体験記がアップしてあります。もしこれでよければ皆様の参考にしていただきたいです。

なお、画像は貴殿のサイトより抜粋しております。

http://www.geocities.jp/notsuki5951/taiken.html

私は大自二以外の一種免許、および大特二種免許を所持しておりますので、二種をメインに試験場受験に挑戦していきたいと考えております。

最近は上記の免許を所持しているせいか、いい意味で試験官に目をつけられていたり、教習所の教官とよく間違われています。

ちなみに本業は現在塾の講師をしております。


長野県には指定校の圧力か?一発受験の人たちのための練習場所がなく、ぶっつけ本番で挑む方が多いようですね。

そのため合格率もよそと比べ悪るそうですね。

その環境の中、試験だけでここまでのレベルに達したことに感心します。

 

十分過ぎるほど練習をして完璧にして挑む人いれば、ほとんど練習しないで試験だけで挑む人もいる、両極端ですね〜

うちのサイト及び私の過去に出会った人たちも本番オンリーの人も結構おられました。

ど素人からの出発ですが、その中で割と回数がかからなくても合格される人が何人もいるんです。

その替わり試験場に通い詰め、他人の試験や、試験官のならしなど見学して自分で研究されていた人がほとんどです。

それには運転センスと言うよりは、緻密な研究と集中力が重要ではないかと思います。

平針管理人


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