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外国免許切替体験記(トルコ国籍Iさん・AT限定解除) 練習2時間 試験3回 寄稿者ヒデさん

 

大型二種と大型二輪の併記免許作成のため、大型二輪合格の翌日に再び試験場へ。教習所卒業の学科免除組と同じ手続きのためえらく写真撮影までの時間がかかる・・・。写真撮影後40分後の交付ということなので(ながっ!)暇つぶしに技能試験の待合室へ。けん引の試験でもやってないかな〜?と思ったがやってるのは仮免と外免切替の人のみ。時間も3時を回ってるので当然か・・・と思いながら試験を見学していました。

見学中に結構S字左折進入で引っかかっていたので「あれじゃあムリだな〜」などと独り言を言っていたみたいで側にいた中国人らしき人と中東系の人が「受験ですか?」と話しかけてきました。私は免許発行待ちと答えると2人は始めてらしく、試験中にみんなコースをはずれて発着点に戻されているのを見ていて「どうしてなのか?」と質問してきました。

運転はそこそこ出来ているのですが合図の位置や寄せ、安全確認など日本のルールと違うからで減点されてると思うと答えると「どうすれば?」と質問されたのでコース図で簡単に解説してあげました。ただ、いきなり説明だけで合格するには難しいかな?と思ったので「免許を受け取ってきたらここに戻ってくるから試験終わったらよかったら待ってて、ポイントだけ教えてあげるから」と言って一度交付場所に戻りました。20分位して戻ったところ中東系の方はいらっしゃったので「どうでした?」と聞くとやはりS字でお帰りだったらしく、試験官のアドバイスも意味がわからないと言っていました。

(中略)

それから食事をごちそうしてくれるとのことだったので帰り際にファミレスにより、コース図に手書きで合図の場所と安全確認の必要な交差点、加速する場所などを書き込み、トルコと日本の民族性の話?で大変盛り上がりました。私はなんかトルコ人っぽい性格のようです?日本人はみな警戒心が強い(イラクの問題もありますからねえ)私は度胸あるように彼には映ったようです(ただのノリだけだったんですけどね。)

時計も22時を回り、奥様から電話がありましたので家まで送ってあげました。そうしたら家に是非寄っていってとのことでお茶をご馳走になり奥様(日本人です)ともだいぶお話をし、かなり不思議な体験をいたしました。お子さんを海とか山に連れて行ってあげたいために外国免許の切替を決意したそうです。私も何かの縁なので合格するまで付き合う約束をし、次回試験日に試験場に付き合ってあげることになりました。(労災休業中で暇ですから 汗)

 

試験2回目(クランクで接触試験中止)

寄せと左折小回りは練習の成果もあって問題ないレベルでしたが合図等のタイミングがどうか・・・。少し前に府中で後輩が外免切替受験したときはかなり甘い採点だったのでそれも考慮して30%位の確率くらいかな〜と。

発着点から外周〜右折〜クランクだったのですがクランク右進入時にオーバースピードが明確でクランク内でかなり左側によってしまいました(クランク内は最初左屈折)切替しを一度して抜けたのですがまたオーバースピードで今度は体制が整わないうちに右屈折が来てしまい(平行になってない)頭が元々左に向いている状態で大回りしようとしたために左フロントのバンパーがバーに当たってしまいました。(私の位置からもわかりました)発着点にお帰りです。

試験官のアドバイスは

問題はクランクだけ。発進前とクランクまでは問題点0だったと。1回目の試験ではかなりメチャクチャ言われたらしく私の指導で問題ないこともよくわかったそうです。クランク、S字は練習できないので以前府中の試験を受験した子が練習につかった貸しコースのある教習所に後日2時間練習しにいくことにしました。やはり駐車場練習だけでは厳しいです。

 

練習2時間

最初は外周(障害物回避)を右折〜次は左折で内周の繰り返しで進路変更のタイミング、ウインカーのタイミング、安全確認、巻き込み確認、カーブ前の減速、進路変更の寄せを徹底的に練習し、最後30分位でクランクとS字を練習しました。右左折が完璧だとクランクやS字の左折進入は全く問題なくすんなりといきました。あとは試験時に失敗したときを考慮してあえてクランク内で後輪のつっかえと前方にバーが当たるときの状態からの切返しを練習しておきました。(後退時の窓明け目視も含めて)次回は合格するな〜ミスさえしなければのレベルに達しました。

 

試験3回目(完走・合格)

あいにくの雨でしたが試験開始。発進〜外周〜右折〜クランク〜左折〜左折〜見通しの悪い交差点〜S字〜一時停止〜左折〜左折〜信号〜右折〜外周〜右折〜見通しの悪い交差点〜外周〜指示速度40〜障害物〜発着点のコース

上から見てる限りでは1箇所左折大回り気味?(左折〜すぐ左折なので2回目が膨らみやすい)と全般的に加速不良気味でしたが無事お帰りコースを回避して完走。完走不合格も可能性あるな〜と思い待っていましたが見事合格でした。

試験官のアドバイスは

安全確認も良い。右左折のときも寄っていて良い。徐行もできている。ただ曲がった後に少しハンドルの位置が傾いてるために少しふらつきがあったそうです。あとはスピードをもう少しスムースに上げられると完璧とのコメントだったそうです。点数は埼玉は不明です。

 

府中の外免試験と鴻巣の外免試験を比べるとコース図等が完備されてる鴻巣の方がやや採点が厳しいかな?という印象を持ちました。無論、同乗してるわけではないので安全確認の是非等、外から見ていてわからない部分もありますが。ただ、ウインカーと寄せの場所・寄せ幅などがちゃんとしている車=完走してます。基本は同じだと思います。


外国免許切替試験を受けるためのポイント

 

     まず左側通行になれる。(かなり重要。左折後逆車線に行く方もいます)

     右左折後など、車体がまっすぐになったらちゃんと加速する。ダラダラ走らない。

     合図の出す位置と寄せる位置を覚える。(通常路上では考えられないような位置から合図を出します。交差点4個手前からとか。試験場の合図の出し方を覚える)

     交差点通過時の安全確認などは信号機、等間隔の交差点、優先道路へ出るときは間違いなく交差点に進入する前にやる。併せて優先関係もきちんと覚える。

     試験官の指示にはすべて「はい」で答える。わからないときはきちんと聞きなおす。

     受験前の立会い乗車の時に運転してる人の動作は参考にしない。悪いところだけを見つけるようにして次に自分が運転する順番になったら同じミスをしない。自分を信じる。

     試験官は落とそうとはしてません。自分で落ちているのです。きちんとアドバイスを聞くこと。アドバイスが理解できない場合は法令走行を理解していないのできちんと勉強したり、指導をきちんと受けてから受験する。そうすれば試験官がアドバイスしてもなんで落ちたかが理解できるはす。理由がわからなければ延々合格しません。

     教習所で取ると約30万かかります。外免切替試験は1回2400円。10回受けてもまだまだ全然安いのだからあきらめないこと。

  私が受験前に言ったアドバイスです。気持ちを楽に、練習してくる〜位の感覚で受けられればちょうどいいのですがなかなか難しいですよね・・・。でも結果はちゃんとついてくるものだと思います。これから外国免許切替試験を予定してる方、ちゃんと合格できますのでがんばってあきらめないでください。

余談ですがこの方の友人(みんなお堅いお仕事の方ばかりです)数人が試験を受けたいらしく試験が団体戦に現在なってます〜。今受けてる方の友人もとなると終わりがあるのか??楽しい異国の友人(中東・欧米・欧州さまざま)が爆発的に増えそうです。


寄稿ありがとうございました。

外国人の方達は言葉の壁や習慣などで苦労されていますね。

短いコメントの中ではすべてが把握できないですからね。

その方がずっと無事故で運転されるようお祈りします。

文章の一部を割愛させて頂いたことをお許し下さい。

管理人


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