読者の取得記録

けん引2種  kobashiさん 愛知平針 2012年1月取得  試験7回  練習9回


先日(2012.1.26)けん引二種に合格しましたので、記念に投稿いたします。
以前、2011.7ごろに大特二種にkobashiで掲載をしていただいたものです。
これでフル免許になりました。

合格日  2012.1.26(木曜日)第一回目(9:30からの試験)
受験回数 7回目で合格
練習回数 9回
場所   愛知平針
受験者数 二種2名、一種3名
合格者数 二種1名(私)と一種1名
試験官  2名(主たる試験官がたぶん新人。もう一名が指導員。)
受験順位 2番目(二種から試験でした。)
これにてフル免許となりまして、もう試験を受験できなくなりました。
ちょっと寂しいですね。
試験官にも恵まれたのかもしれませんし、
一番目に受験した人との対比効果で採点が甘くなったのかなとかも思ったりしました。
一人目は、合図しなかったりしてたので。私でもそれは・・・と思いました。
一種の人の合格者は、実は二種から一種に種別変更している人でした。
そのため、変更して一回目で合格してました。
当日は、そのほか大型一種が一人合格の全部で三人の合格者がいました。


不合格になっていた理由。
一回目Aコース 60点 バック三回目入庫。
二回目Aコース 中止(試験官補助) バック三回目入庫。
補助理由は、バック中にトラクターとトレーラーを90度くらいまで曲げたので、
これ以上曲げたら車が壊れるといわれ、補助行為となる。
三回目Aコース 中止(乗り上げ) バック三回目入庫。バックから出て隘路のある左折部分で左後輪乗り上げ。
四回目Aコース 60点 バック一発入庫。バック入庫はさすが二種とほめられる。右左折で減点といわれる。
五回目Aコース 60点 バック一発入庫。右左折で減点といわれる。
六回目Bコース 60点 バック三回入庫。初めてのBコースで脳みそパニック。
合図を出すタイミングなども悪かった。右左折も減点といわれる。
七回目Aコース 80点合格 バック一発入庫。


総合的に問題点と、改善方法などを書きます。

【バック】
どうして一回で入らないのか。通常練習する右バックで話します。
すでに何回かに一回は入るような状況になっていましたが、折りすぎる、伸ばしすぎるという問題がでていました。
しかも、それが一定にならないのです。

一定にならない理由は、トラクターとトレーラーの折角度を一定に保つための目
印が見つけられなかったためです。
悩んでいたときに、再度こちらのHP拝見し、下記の画像を見ました。

http://www.geocities.jp/hirabarilicense/hlc/trailer/2007/photA/a0582.JPG
http://www.geocities.jp/hirabarilicense/hlc/trailer/2007/photA/a0583.JPG

これを見てから百発百中です。一度もミスしてません。
私の場合には、この脚立とトラクターの角度を見ることで折り角度を把握することが出来ました。

人によっては、トレーラーの蝶番を目印にしている人もいます。どこを目印にするのかということが一つでした。

あとは、折角度を一定にしつつ、トレーラーと車庫スペースを交互に見ながら押し込んでいきます。単純にそれだけです。

練習場でハンドルを何回切って、戻して・・・という指導方法もありますが、私の方法は別でした。
単純に折り角度の目安が見つけられずにいろいろと時間かかってしまっていただけでした。


【右折】
試験場にはいくつか問題のある右折ポイントがあります。信号のある場所と信号のない場所で右折の難易度が変わるのです。

信号のある交差点は、交差点自体がかなり広いのでそれほど問題にならないでしょう。
右折前にはきっちりと右に寄せておくだけです。
試験官によってはこのポイントについて細かく言う人もいますので、きっちりと寄せたほうが良いでしょう。
練習場の先生はそこまで寄せなくても・・・という人もいますが。
イメージは、やはり白線から30cmくらいまで寄せるといい感じです。
ミラーがぎりぎり白線に乗るか乗らないか位の感じになります。

問題は、信号のない交差点の右折です。
交差転じたいが小さいため、右折といえど、結構悪魔ポイントが潜んでいます。
大抵、右後輪でセンターラインを踏みつけて減点もらうということがあるでしょう。
それを避けるために、右に寄らずに右折すると寄せが足りないということで減点されます。
ばっちりタイミングは、運転席からダイヤモンドの頂点が消える直前にハンドル
を一回転切ります。
あとはそのままハンドルをホールドするとばっちり曲がれます。


【左折】
左折はAコースで4回あると思います。
・踏み切りに入るところ
・方向変換から出てすぐ
・方向変換の止まれ
・けん引ホームの前の交差点

分類すると、3パターンになります。
踏み切りとホーム前が同じパターンだからです。
ここは、試験官によって対応がばらばらになるところで、とても困りました。
どっちの意見を聞いたらいいのかわからなくなってしまうからです。

一つ目のパターンは、いきなり第二車線に向かって入っていくというパターン。
二つ目のパターンは、まずは第一車線に入り、途中から第二車線に移るパターン
です。

合格時には、二つ目のパターンを採用しました。
しかし、採点官からどうしていきなり第二車線に入らないのかということで質問されました。
道路状況をかんがみ、今回は第二車線にいきなり入るべきだという話もいただきました。
そのほうが第一車線に車が入れるし、トラクターとトレーラーが一直線になりやすいので、良いというものでした。

ただ、以前はいきなり第二車線に入るタイプで減点されているという悲しい事実もあり、
個人的には第二車線にいきなり入るタイプはお勧めできません。

踏み切りのところの左折で説明すると、左後輪がカーブの半分くらいまで曲がったような状態から
第二車線に移るような動作をすると良いという感じです。

一応道交法では左折についてカーブから離れないで曲がるように書かれています。
採点基準もそうですが、合格時の採点官の意見のような運転をすると、
確実にかなり奥まで突っ込んでから一気に左ハンドル切ることになりますので、だいぶ左コーナーから離れます。

一応このことについて話して理解してもらいました。
なお、このことについては、練習場の先生でも意見が分かれており、先生によっては一切指摘しません。
気が付いたのは、いつも土曜日にT先生に教えていただいていたんですが、平日
夜にいきなり練習申し込み、違う先生に教えていただく機会があったからです。
先生によって、神経質な感じの先生と、おおらかな感じの先生がいますが、
できるだけ神経質な感じの先生のほうがいいと思います。


【Aコース・Bコースの理由】
基本的にAコースが試験課題です。
なので、Aコースが出る確率がとても高いです。しかし、たまにBコースが出ます。
Bコースが出てしまったときに「どうしてBコースが出たのか」ということについて質問したところ、
「本日は大型一種と中型一種の仮免が同時に行われた。
そのため、けん引をBコースにした。」ということでした。
Aコースの方向変換は隘路とかぶってしまいますので、
大型などが隘路に入ってくるとでてくるまで待っていなくてはいけません。

そのため、試験がスムースに行えないのです。
で、Bコースです。仕方ありません。
片方だけの仮免許であれば特に問題ないと思いますので運が悪かったと思うしかないですね。


【練習回数について】
はっきり言って、こんなに練習する必要はありません。
回数を重ねている理由は、自分で一つのルールを作ったからです。
・落ちたら次の試験の直前に一回練習を受けること。
・普段自転車しか乗らない(車持ってません)ので、運転する回数だけはちょっと多めにしたかった。
受験のたびに有給を使うことになり、できるだけ受験回数だけは減らしたかったので、
その代わりに練習を受けることで合格率をあげたいと考えていたからです。
それでも7回というのは多すぎますよね。
右左折に関する先生ごとの違いなどを把握できていれば、あと2,3回は受験回数減らせたんじゃないかと思います。


【試験車両について】
試験車は、402号車を利用しますが、はっきり言ってぼろいです。
(401と402間違ってたらごめんなさい。練習車はギアが硬く、試験車はぐらぐらです。)
1997年製です。
普通の人の感覚でいけば、とてつもなくぼろいのでびっくりすることでしょう。

練習車の401号とまったく違うので、そちらも気にする必要があります。
401号の特徴(練習車)
・ハンドルが重い。
・ハンドルががたつく。左右15度くらいかな?ホームストレートで加速すると、ハンドルががたがたうるさい。
(時々調整されて、がたつきがまったくなくなります。しばらくするとがたが出てきます。)
・オートウインドウが使えない。窓を開けるときは、ずっとボタンを押していな
いといけない。
・シフトレバー(ギア)が硬い。エアで入れるタイプではなく、そのまま入れるタイプです。
・Aコースの障害物がピラーに邪魔されて見にくい。
402号の特徴
・ハンドルが軽い。(スーパーパワステが付いてるのか?ハンドル切った感覚がほしい。)
・オートウインドーが使える。(感動します)
・シフトレバー(ギア)がぐらぐら。最近ちょっと良くなりましたが、たぶんまたぐらぐらになると思う。
・シフトレバーでニュートラルの位置を探すのが第一問。こんな試験問題要りません。
・二速に入れたと思ったら、実はバックだった。
・Aコースで障害物が見やすい。
・401号車とミラーの角度が違いすぎて困る。
方向変換時に、トラクターとトレーラーが一本になっている状態をミラーで覚えている場合、要注意です。
まったく違って見えます。

共通の特徴
・ブレーキがスイッチ。ガツンと止まる。バスみたいにゆっくりと効きません。
・クラッチの幅が狭いです。たぶん、減ってる。
・速度下げの三速に入らない。

とにかく、車がぼろいので困ってます。
しかも、練習車両と試験車両の特徴が違いすぎます。何度も試験を受けるとぼろさに慣れますので、安心してください。
普段大型乗ってる人とか、整備士やってる人とかも憤慨してます。まずはギア
ボックスの交換からしろと。
私もそう思いますが、そのうち慣れます。

試験していて問題がでるのが三点あります。
・シフト(ギア)
・ブレーキ
・三速
慣れるしかないとは思いますが、ポイントを書きます。

ギアで絶対にやってはいけないのが、二速に入れたと思ったらバックに入るやつです。
絶対にやってはいけないので注意が必要です。
ポイントは、二速に入れた後、インパネを見ることです。
バックに入れると、インパネにトレーラーの絵が出てきます。
絵が出たらバックです。五点確認するついでに、インパネをちらっと見るといいと思います。
バックするときに、後退音がピーピーいいますが、聞こえません。
ちょっとだけ窓を開けておいてもいいかもしれませんが、
試験官に窓を閉めるように指示された受験生もいるのであまりお勧めできません。

ブレーキは、まともなエアブレーキではないので要注意です。
しばらく踏み込むといきなり効きます。それまではほとんど効きません。
対策は、効きはじめるちょっと前にいったん緩めて、それからもう一度踏み込むと緩やかに効きます。

三速は、ひどいです。スピードを上げるときの二速からの三速は大体入るものの、
下げるときは「ががががが」といって入りません。
ポイントは、スピードを極端に下げてから入れることです。そしたら入ります。
極端にというのは、時速5km程度でしょうか。
10kmだとたぶん早すぎると思います。
調子悪いときは、スピード上げるときでも「ががが」とか言いますので・・・
試験終了後、試験官が車庫に持っていくときに「ががが」とか言わせてるくらい
なのでどっからどう見ても、メカニカルトラブルです。
試験のときに言わせて注意されたことありますが、仕方ないだろといいたかったです。

雑感としては、いろんな車種がありますが、けん引もある程度楽しめる車種だと思います。
一本ものよりも変な挙動するし、バックはくねくね・・・
定年退職でもしたら車とキャンピングトレーラーでも購入してうろうろしたいかなという夢も出てきました。

いろんな人と出会い、いろんな話を聞く機会もあり、とてもよい経験でした。
仕事でどうしても必要になり受験している人、単なる免許コレクター、求職中でそのためにけん引取得に来ている人など。
いろいろといますね。
楽しい限りです。試験の時にはいろんな人に話しかけるといいですね。
自分の経験したことない世界が垣間見られるということだけでもよい経験でした。

2011年のGWに大型特殊一種を取得開始したときから半年ちょっとの間にフル免許にすることが出来ました。
それまでは、大学生のときに取った中型8t限定、会社に入ってから取った大型自動二輪という状態でした。

今まで運転してみたかった、バス、トレーラーなどの車両も運転することが出来、よい経験でした。
それと、普通車では絶対に理解できない大型車両の右左折時の挙動、
安全運転に関する意識の高まり、運転免許への愛情などいろいろと得るものがありました。
くだらない違反などして運転免許を失うようなことは決してしないと心に硬く誓いました。
取るの大変ですからね。ぜひとも一免種でいいので、免許センターで免許を取得してみてほしいという意識がわきました。


【悪魔のささやき】
もし、フルビッダー目指している方や、なんとなく取得してみたいという方がいらっしゃいましたら、
早いうちに取得しておくことを強くお勧めしておきます。
年齢を重ねると、どうしても運動神経が若いころに比較して悪くなるため、取りにくくなります。
やるなら若いうち。つまり、今しかありません。
そのうち、新しい免種が出てきたり、試験内容が難しくなったり、
教習所の料金が上がったりと環境が悪くなることだけは目に見えています。
実際、中型が出てきてから大型の教習料金が一気に値上がりしています。
また、昔は実技試験もかなり簡単だったと聞きます。
交通事故が増えれば増えるほど試験が難しくなり、採点が厳しくなります。
練習所の料金も値上がりするでしょう。
早く取得しましょう。万が一、職を失っても、普通二種があればタクシーに乗れる、
大型二種があればトラックドライバーやバスの運転手になれるという安心感だけは手に入ります。心への安心感ですね。
ドライバーの運転の上手、下手がわかるようになりますので、
へたくその近くに寄らなくなりますから、事故に巻き込まれる可能性も減るかもしれません。

なお、けん引二種は平成22年度愛知県は26人の登録がありました。
つまり、平針では二週間に一人の割合で合格者が出ているということです。
一週間に2,3回試験があり、一回2名ほど二種受験しますので、一週間に4名、二週間に8名の受験者がおり、
そのうち1名合格なので、合格率1/8から1/12くらいだと思います。回数重ねている方、気楽に行きましょう。

また、一種の方、二種と比較すればかなり簡単に受かりますよ。一種なら教習所
じゃなくてもいいのかもしれません。
ただ、教習所だとすぐに取れますから、仕事で必要なら、絶対に教習所をお勧めします。早ければ一週間ですよ。

最大の欠点は、試験が平日だけということでしょぅか。
おかげで、今年の有給17日利用しました。

これで一応フル免許。今までの免許・資格の通算が61個目の資格になりました。


今回の免許取得、結構楽しめたのではないでしょうか。

この免許、乗る車が大きいだけに、てっとり早く保険的に使える代物ではないし、二種となると・・・

管理人


 

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