読者の取得記録

けん引一種  アネストさん 東京府中試験場 2007年6月 取得 試験回数2回


けん引一種1回目 2007年05月 (日野 Aコース 右バック)

2007年2月に大型一種を取得(試験場4回でした)その感覚を忘れないうちにということでけん引一種の技能試験を受けてきました。

2Dドライブシミュレータで動きを覚えて実車での練習はなしで挑戦することにしました。

あと1週間程で新制度に切り替わるという時期だったので、府中試験場の技能試験室はかなりの混雑です。

大型一種の駆け込みで増えた受験者の対応のため、試験車両は大型7台に普通車4台でした。

1月〜2月に大型一種を受けた時は大型3台・普通2台という所だったのに、こんなに一度にコースに出て大丈夫なのかと不安になります。 


試験の説明を受けたあと発着所に移動し順番を待ちます。

前の受験者さんは方向転換不能で途中で帰還した模様。

私の番となって初めてのけん引車両に乗車。

5点確認をして発進…

いや、出ない!? 駐車ブレーキの解除を忘れてました(笑)

初めて触るホイールパークの操作を教わりようやく発進。


何しろトレーラーは初めてなので一つ目の交差点は恐る恐るハンドル切って左折、思ったより内輪差は少なく感じます。

50km/h指定速度区間。

4速のまま外周コーナーを回って直線で加速。

低回転のトルクは薄いが回転が上がると一気に加速! なかなかのドッカンターボで油断していると速度超過しそうです。

減速してコーナーを曲がるとすぐに方向転換の課題です。 

Aコースなので右バック。

教科書的には直線状態から始めるようですが、シミュレータで操作した時にやりやすかった頭振った状態から開始してみます。

しかしこれが失敗だったのか左前輪が接輪。

府中の方向転換路は狭いとこの時点で気づきました…。

気を取り直してグーっと前進してやり直します。

今度は直線状態から…、45度位に台車を折り曲げてゆっくりバック。

今度は接輪することなく入りました。

トラクタをまっすぐにして「入りました」と私。

「いいの?」と試験官。いいの?ってどういう意味!? と一瞬焦ります。

ポケットに対してかなり斜めになってはいるが、トラクタとトレーラーは直線のはず…

「コレでまっすぐだと思います」と私。

試験官が車両後方を確認して方向転換を出ます。

S字は前輪を一杯に寄せて走ると余裕でクリア出来ました。

そして踏み切りを通過して発着点へ、一応完走です。

しかし採点票に沢山チェックを入れられたので合格はないと諦めムード。

試験官には急ブレーキと急ハンドルを指摘されました、ブレーキは下手だったので納得せざるをえません…。

以前乗った大型一種のUDトラックは操作性が良かったのですが、日野トラクタは随分なカックンブレーキに感じました。

急ハンドルは車線変更の幅寄せを意識しすぎて、ワザとらしくグイッと寄せていたのがいけなかったようです。

大型一種の試験ではもっと寄せろとしつこく言われたので気にしすぎました。

トレーラーは幅広なので、バイクが入ってくるような隙間がなければ無理に寄せ動作をしなくても良いそうです。

「方向転換はあれで良いよ」と言ってもらえましたが、次回予約票を渡されてお帰りとなりました。


けん引一種2回目 2007年06月 (日野 Aコース 右バック)

少し間が空いてしまいましたが、府中試験場へけん引一種の技能試験に行ってきました。 

前回手こずったエアブレーキが不安だったので、慣らし走行区間に何度か制動を掛けエアブレーキの感覚を掴みます。

今回はスムーズに減速出来ました。

前回はおろしたての固いスニーカーを履いて行ったのがまずかったようです(笑)

スタートしてまず外周の50km/h指定速度区間へ。

ここでトラブル発生、スピードメーターがステアリングで隠れて見えません。

私はシートを結構前に出して運転するのですが、なぜかステアリングがチルト調整で目一杯手前に倒されていていたのでした…、

なんとか覗き込んで50km/hを確認。

方向転換。

今回は気持ち左に頭振る程度でほぼ真っ直ぐ、外の道路にトラクタを大きくはみ出させた位置からゆっくり曲げていきます。

ポケットと平行に入りましたが左端に寄っていたので出る時切り返しをしてしまいました。でも切り返し1回は減点なしのはず。

S字は余裕かと思ったら出口付近で前輪が縁石に軽く接触、頭をツッコミすぎました。

方向転換が終わったといっても油断してはいけませんね。後の課題は特に問題なく通過。 

降車して試験官の所へ。試験官が「住所言って〜」ということで合格。

運転はS字でハンドルを切るのが遅いと指摘されただけで、あとは良かったと。

試験官に「仕事は何やってんの」「けん引取って何に使うの」などと聞かれました。

私は「競技車両を載せた車載トレーラーを引きたい」 と。

しかし予算と駐車場の都合で当分はペーパー免許になりそうです。

総点としては

・トラクタの角度が単車で言う前輪の角度、という事さえ理解していれば方向転換は難しくはない。

・メリハリのある運転と言っても、急な加減速や幅寄せはダメ。あくまでスムーズに。

・シート合わせだけでなくハンドル合わせも。あと履き慣れた靴。

最後の1行は当たり前かもしれませんが、しょーもない事で落ちると悔しいので気をつけたい所だと思います。



けん引の練習はどこかでされたのでしょうか?

空荷でのエアーブレーキは結構難しいと思います。

自分もけん引2種を取ったときに苦労しました。

時にはブレーキを何回も踏みながらエアーを減圧するテクニックも必要かと思います。

府中の方向転換のアプローチの幅は狭く見えるようですね。

実際には奥行きが短いと言った感じですが。

1回目の停車するときに折る方法ですが、悪くはないと思いますが。

大きく折りすぎるとどうしても前輪がつかえてしまうのでしょう。

この場合は、浅く折って停車、徐々に目標とする折れ具合まで押し込むとうまく行くと思います。

まっすぐ止める場合は、成功したときのように出来るだけ余裕を持って前に出る事が重要だと思います。

距離に余裕を持って下がると、ゆるく折っている時間が出来てその間に少しなりともトレーラーがポケットを覗く、あとは折り足せば前輪は難なくクリアーできると言った感じです。

皆さんがよくやる失敗として、アプローチの距離をあまりとらずに、一気に目標とする折れ角まで折って下がると前輪の余裕がなくなります。

いろいろな免許を取ることにより普段の運転に安全意識を持ち続けることも悪くはないと思います。できればどんどん上位の免許を目指していただきたいです。

(管)



けん引の練習は Geoquakeの2D自動車シミュレーターだけで済ませてしまいました 。 

不安でしたが、方向転換で角度を維持してバックするのは実車の方が簡単とも思 えました。 

とはいえ試験場で2回乗っただけなのでたまたま上手く行ったという話も。 

エアブレーキは4トン車に乗っていたことがあるので(10年以上前ですが) 少しは馴れているつもりでしたが、けん引車のブレーキは強力でした。 

思い起こせば、現役時代も空荷で雨の日などはロックさせまくってましたが(笑 ) 方向転換の開始位置はアドバイス頂いた通り、十分な余裕を持って前進した方が 良いようですね。 

最近、私の職場が移転しまして、隣の工場入り口で試験場的な右90度でのトレー ラーのバック入庫を 見ることが出来るようになったのですが、本職の方は8m位は余裕を持って前に出 してますね。 

切っ掛けも1発で決める訳でなく、折れが早ければ戻してまた切ってと…止まらず スルスルと バックしてしまうのが流石プロなのですが、その為の8mなんだなと納得しました 。(アネスト)


寄稿ありがとうございました。

旧法大型一種からの継続で特別な練習はなし。

イメージトレーニングとしてパソコンでの2Dドライブシミュレータだけで2回で合格とは大したものです。

ふんだんに練習できる環境が整っていなくても、合格するには何をどうすれば良いかのツボを押さえることが合格への近道だと言ったところでしょうか。

またここ一番に力を発揮出来る人なのでしょう。

何はともあれ、順調に行ってよかったですね。

しかし路上では想定外のこと、納得の行かないもらい事故など往々にしてあります。

常に油断せず安全運転をお続けください。

(管)


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