けん引二種 なおやさん 愛知平針 2007年9月5日取得
管理人さんへ
3月の終わりに大型2種取得を決意し、5月8日に合格、その後8月1日大特2種そして9月5日にけん引2種を取得することができました。
これもこのサイトのおかげだと大変感謝しています。
6月から大特・けん引ともにAコース・Bコースの2コースとなりました。
今回けん引2種を受験しましたので、試験官に指摘されたことや自分なりに感じたことを報告させていただきます。そしてこれから受験される方の参考になればと思います。
まず試験コースですが、自分の受験・一緒に受験された方やギャラリーの方の情報によると、お盆明けからですが、7:3ぐらいの割り合いでBコースが多いです。自分もAコースは最初の1回のみであとはすべてBコースでした。
そしてけん引試験の合格の考えかたですが、よく方向変換ができればOKみたいな印象があります。確かにその通りなのですが、残りのS字、右左折、安全確認等これらを甘くみると合格できないと感じました。
ここからは、Bコースのポイントを試験官に指摘された事項、自分が実施した事項を
記述します。あくまで考え方・確認方法等違うやり方もあると思いますので参考程度でお願いします。
新コースの写真がありませんので新コース図・旧コースの写真を見ながらイメージして下さい。
乗車〜発車
乗車したならばまずドアロック・シートの調整・ルームミラーの調整(勿論左右のサイドミラーの見え方確認)をしてシートベルトを着用します。準備よしの報告をするとどうぞと試験官の指示が出ます。サイドミラーは広角で自分は少し見にくかった
発車〜ならし走行
6点確認(後方目視・左ミラー・左後方・ルームミラー・右ミラー・右後方)
左ウィンカー
2速にギアチェンジ
サイドブレーキ解除
ルームミラー・左右確認
発車
少し前に出てからゆっくりとハンドルを切ります。
トレーラーの後輪が縁石に当たらないように左ミラーで確認。3速にシフトアップして横断横断歩道をしっかり確認
ルームミラー・左後方確認
左ウィンカー
@の発着点あたりで停止してならし走行が終わります
ここから試験が始まります
6点確認
右ウィンカー
ルームミラー・右ミラー確認
発車
外周・障害物
発車したならば3速・4速とスムーズにシフトアップします。ギアのつなぎにも十分気を使う必要があります。
カーブで前方に障害物が見えたらルームミラー・右サイドミラーで後方確認します。
右ウインカーを出し、またルームミラー・右サイドミラーでしっかり後方確認。3秒後右へ進路変更。すぐ左サイドミラーで左側方障害物を確認します1M〜1.2M。そして左ウィンカーを出し、ルームミラー・左サイドミラーでしっかり後方確認。そして3秒後左に進路変更。
進路変更は急ハンドルにならない様に緩やかに
この際トレーラーがしっかり車線に入るまでウィンカーを解除しない
障害物をクリアーしたらアクセルを踏み込み5速にシフトアップ制限速度50Km
(試験前の説明で4速以上で50Kmと言われますが5速に入れたほうが良いと思います)
外周〜右折〜交差点右折
S字入り口を越えたあたりでルームミラー・右サイドミラーで後方確認。
右ウィンカー 3秒後第2車線へ進路変更
カーブの手前で減速します(カーブ中のブレーキは厳禁)
カーブはトレーラーが中央線を踏まないように注意
ルームミラー・右サイドミラーで後方確認 右ウィンカー、右折準備
十分減速し(ブレーキはポンピング、5速から3速に落とす時に1速に入りそうになったりギアが鳴ってしまった時がありました)中央に寄せます
そして前方確認しダイヤいっぱいに右折します。この時左前輪で区分線を踏むくらいのラインどりが良いと思います(実際には踏まない)ゆっくりハンドルは切ります。
右サイドミラーでトレーラー後輪で中央線を踏まないよう確認します
トレーラー後輪がクリアしたらすぐに交差点右折準備
右ウィンカー、ルームミラー・サイドミラー後方確認・しっかり右寄せ(この交差点は通常信号か赤の点滅です)
停止した場合は6点確認後出発
中央のダイヤいっぱいに右折します。横断歩道をしっかり確認。
外周左折〜左折〜交差点左折
横断歩道を越えたらルームミラー・左サイドミラーで後方確認
左ウィンカー しっかり左に寄せていきます(50cm)寄せると同時に外周の左右の安全確認します。そして左折します。
この時絶対ふくらまないように注意が必要です。左サイドミラーで後輪確認
しかし後輪ばかり見ていると前方不注意をとられます
左折が終わったら速やかに加速し4速にシフトアップします(メリハリのある運転)
ここまでは旧コースとほぼ同じです。
一つ目の道路を越えたあたりでルームミラー・左ミラーで後方確認
左ウィンカー
しっかり減速しここもしっかり左に寄せます。そして3速にシフトダウンし徐行で交差点を左折します。左サイドミラーで後輪確認
次の交差点の左折準備に入ります。ルームミラー・左サイドミラーで後方確認
左ウィンカー
左寄せ この交差点はほとんど黄点滅信号です。なのですぐに交差点の信号確認・左右の安全確認をします。
左折してまず第2車線に入るのですがここは過去にゼブラがあったところでこのゼブラの跡をトレーラーの後輪が添うように左折します。そして横断歩道もしっかり確認
第2車線に入ったらすぐに第3車線に進路変更です。ルームミラー・右サイドミラーで後方確認
右ウィンカー
3秒後ルームミラー・右サイドミラーで後方確認・進路変更
第3車線に入ります
交差点手前右折〜方向変換場所進入
いよいよ方向転換が近づいてきます。ここからが山場です。
この交差点はほぼ赤点滅信号です。
ルームミラー・右サイドミラーで後方確認
右ウィンカー
必ず前方確認 前方に車両がきたら必ず一時停止しますが、タイミングの関係がありますが、譲ったほうがよいとおもいます
フロントバンパーが停止線上に来たらゆっくりハンドルを切り大回りします。
左のミラーが電灯?に当たらないよう注意し右サイドミラーで後輪を確認します。
この曲がり方で99%中央線は踏まないと思います。
そしてルームミラー・右サイドミラーで後方確認
右ウィンカー
右寄せ
大きくハンドルを切って方向変換場所に進入します
方向変換
あくまで自分流なので参考程度で・・・
右折してきたらまず端から1Mくらいに寄せるのですが、ちょうど道路上に少し黒くなった筋が見えます。この筋のタイヤ1本分内側に左前輪に沿わせていきます。
そしてスピードを落とし空車を確認します。必ず確認
前方の道路に出る前に左右の確認。必ず確認
そしてアンターミラーでバンパーが中央線の約50Cm手前で停止
ここでは必ず6点確認します。(べつにシートベルトは外さなくてもよいです。邪魔なら外してください。前進時には忘れないように)
バックギアに入れ少し動き出したらゆっくりハンドルを右1回転します(据え切り厳禁)
ハンドルの真上を右手で握ります(タイヤの向きを把握するため)
左サイドミラーでトレーラーの動きを確認しそのまま下がります。
バンパーの右角が右にある縁石の端くらいにきたらハンドルを左に1回転戻します
このときに一度右後方を確認します。
そしてまた左サイドミラーを確認します。
ここからが肝心です。
トレーラーの横に丸い反射板がありますが、そのよこに黒いステッカーがあります。
このステッカーが隠れ始めるまでハンドル固定でトレーラーを押します。
隠れ始めたらハンドルを左1回転し車庫に押し込んでいきます。
(トレーラーの角度は1種受験の方はなかなか掴みづらいと思います)
この黒いステッカーが隠れてしまったら折れすぎです
この方法でまずトレーラーは車庫の入り口枠内にくるはずです。
あとは車庫と車両を平行、ヘッドとトレーラーを一直線にします。
(少しくらいなら左右どちらかに寄っていても大丈夫だと思います)
右ミラーが1本目のポールのところで停車します。車庫入れ完了
6点確認
右ウィンカーで車庫を出ます
そしてルームミラー・右サイドミラーで後方確認
右ウィンカー
左右確認(車輌がいなければ停止しなくてよい)
大回りで右折します
一時停止右折〜右折〜交差点〜外周右折
一時停止したら必ず6点確認
右折し直接第2車線に入ります
ルームミラー・右サイドミラーで後方確認
右ウィンカー
前方確認しダイヤいっぱいに右折します
交差点を直進します。この交差点は黄点滅が多いですなので左右の確認、横断歩道の確認をしっかりします。
そしてルームミラー・右サイドミラーで後方確認
右ウィンカー
後方確認進路変更で右に寄せます。
外周の安全を確認したらダイヤいっぱに右折します。
右折したならばすぐ加速して4速でS字に向かいます
S字
第2の課題です。方向変換が終わってもまだまだ気が抜けません。
ここで縁石にヒットする方も結構いるはずです
ある程度大回りでS字に進入したならば、ヘッドを右の縁石に寄せていきます
S字の通過は3速で断続クラッチを使うと良いと思います。
そしてアンダーミラーで右角バンパーが縁石の外側約10センチくらいで沿わせていきます。そしてトレーラーの左後輪を確認
左カーブをクリアーしたら今度はゆっくり左の縁石に寄せていきます
こちらもアンダーミラーで左角バンパーが縁石の外側約10センチくらいで沿わせていけばクリアーできると思います。
そしてルームミラー・右サイドミラーで後方確認
右ウィンカー
右に寄せて一時停止
一時停止〜右折〜交差点左折折〜踏切り〜外周〜発着点
6点確認
そしてここの一時停止場所は少し見通しが悪いので少し動いたならばもう一度左右の確認が必要です。
三速にシフトアップし小回りにならないように第1車線に入ります
そしてルームミラー・左サイドミラーで後方確認
左ウィンカー
左寄せ
ここの交差点はほぼ赤点滅なので一時停止します
6点確認
トレーラーの左後輪が縁石から離れないように左折
左折したならすぐにルームミラー・左サイドみらーで後方確認
左ウィンカー
そして踏み切りで一時停止
6点確認
窓を開け警報機の音を聞きます
再度左右確認しトレーラーが線路を越えるまでギアは2速で通過します
そして外周左右を確認し3速にシフトアップし左折します
(最後の左折なのでしっかり曲がります)
4速にシフトアップ、横断歩道を確認しルームミラー・右サイドミラーで後方確認
右ウィンカー
ルームミラー・右サイドミラー後方確認
進路変更
ルームミラー・右サイドミラー後方確認
右ウィンカー
前方確認・ルームミラー・右サイドミラー後方確認
右折し発着点のポールにミラーをあわせギアをニュートラルにしサイドブレーキを引いて終了です。
上記が自分なりに試験終了後試験官に質問したりこのサイトの写真・情報をもとに研究した内容です。試験官によって見解がところどころ違ったりしましたが、なんとか合格することができました。
これから受験されるかた頑張ってください!
|
とても詳しい報告ありがとうございました。
Bコースの情報が少ないので助かります。
ここで少々補足を。
方向転換で折れ角を作るのに、台車のステッカーを目安にされてたようですが、右バックでは練習車両と試験車両ではステッカーの位置が違っていて失敗する人が結構いたのですが、左バックは同じ位置に貼ってあったのでしょうか〜?
成功されたところをみると、同じ位置だったようですね。
確かに最初にきっかけをつくり、どのくらいの角度で押すかの目安としては目印も有効かもしれませんが、最初の設定で少しでもずれがあれば、入り口付近に来たとき大きくずれてしまうので、途中の状況判断もすごく重要なことです。
私としては、折れ角は目印で見るよりも、全体で見て、その状況にあった角度を作りながら回して行く感じをつかめると、本当はよいのですが・・・
平針管理人でした。