県警本部に「(車の)普通免許の不合格者を合格にしないと免許センターを爆破する」とファクスしたとして、鴻巣署は8日、朝霞市本町1、無職、川島一容疑者(42)を職務強要容疑で逮捕した。川島容疑者は今年1月から、運転免許取得のための学科試験を受け、70回以上不合格になっていた。 調べでは、川島容疑者は5月21日午後、自宅から県警本部の聴覚障害者用のファクス110番に「普通免許の合格者を不合格に、不合格者を合格にしなければ、免許センターを爆破する」と書いた文書を送信し、県警本部運転免許センター運転免許試験課を脅迫して強要した疑い。 これ以外にも、本部には今月7日までに「免許センターで自爆テロを起こす」「合格点数を90点以上から80点以上に下げろ」などと書かれたファクスが3回届いている。「どうしても免許を取りたかった」と、いずれも容疑を認めている。【町田結子】
6月9日朝刊
|