試験場リポート ソウル西部編

取材者ティアラさん

2010年9月18日土曜日 ソウル特別市麻浦(マポ)区にある西部運転免許試験場に行ってきました。
土曜日は本来は試験をしませんが、毎月1回特別に試験を行っています。
ここでは、第一種普通免許、第二種普通免許、第一種大型免許、第二種小型免許、第二種原動機自転車免許の試験を行っています。
大型免許をメインに見てきました。

見出しは普通免許技能試験場

本館 屋外休憩場
免許証の変遷

1980年代に使われていた免許証(0と1で免許の有無を区別する)

(完全に日本の免許証のパクリ)

1980年代に使われていた免許証の拡大版。

(条件にトレーラー、クレーン、フォークリフトの記載あり。このときの特殊免許は免許証に条件が記載されていた。クレーンとフォークリフトは1985年に重機操縦士免許に区分が変更された。)

第一種普通免許の技能試験(交差点通過) 第一種普通免許の技能試験(坂道発進)
第一種普通免許の技能試験車(場内試験用)(キア・ボンゴ2) 場内技能試験はこのような行灯を車体上部につけて行います。
さあ出発! クランクを終えるところ
S字を終えるところ 方向転換の車庫部分(後ろにポールはありません。確認線を踏めばOK!)
縦列駐車に向かうところ。 縦列駐車(前扉にご注目ください)
前扉全開で技能試験! 第一種大型免許の技能試験車(ヒュンダイ・ニュースーパーエアロシティー)
(完全でなくてごめんなさい)
バスも同様に車体に行灯をつけて試験をします。 第二種小型免許で使用される技能試験車(250cc、ヒョスン(現:S&Tモータース)・ミラージュ250。排気量249cc)
第二種小型免許のスラロームコース 第二種小型免許の試験風景(一本橋進入)
第二種小型免許の試験風景(スラローム) 試験場前の風景


第一種大型免許
19歳以上で普通免許を取得してから1年以上の運転経歴(免許停止期間を含まない。)が必要。(1979年以前は25歳以上で第一種普通免許または第一種小型免許(三輪自動車)を取得してから3年以上の経歴が必要でした。その後21歳以上、20歳以上と下がっていって2008年から19歳以上になった)
1962年の道路交通法が定められたときから技能試験車はバスが使用されています。(このときの名称は普通第一種免許)
1970年に普通第一種免許を大型免許に改め乗車定員30名以上のバスに定められました。

1986年に規格が下記のように定められ現在に至っています。
下記の基準に該当する乗車定員30名以上の乗合自動車
車長: 1,015cm以上 
車幅: 246cm以上 
軸距: 480cm以上 
最小回転半径: 798cm以上 



第二種小型免許
126cc以上の二輪自動車と原動機自転車(125cc以下)が運転可能。
試験方法
クランク→S字→一本橋→スラローム(各コース制限時間2分)
100点満点の90点以上が合格。(すぐ失格になる者が多いため写真撮影には苦労しました)
第二種原動機自転車も上記のコース(技能試験車は100cc程度のスクーター)で行いますが、ほかの運転免許を取得すれば運転できるため取得するのは免許を取得したことのない高齢者ぐらいのものです。


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