大特2種 kobashiさん 愛知平針 2011年7月取得 試験4回
2011年7月27日 受験回数4回にてやっと大特二種合格したので、そのときの記録
を書きたいと思います。
免許センターで受験する大特一種、大特二種の方全てに当てはまると思いますの
で、私の感じた点について記したいと思います。
その他の方の合格体験記を読んで
うそつき。
この感想を言わざるを得ないです。
1回で合格しました!とか、2回目で合格しました!とか。
はっきり言って、特殊な人です。
ただし、合格してから感じましたが、あながちうそでもないという気持ちも芽生えてきました。
それは、「ほかの免許を免許センターで受験して、取得済みである」ということです。
大特に限らず、どの種類でも良いので、免許センターで四輪の免許を取得している方の場合には、
免許センターの癖、暗黙の了解などが理解されていますので、少ない回数で合格できます。
これだけは断言できます。
一回目で大特とはいいませんが、なにかの免許を取得する場合には、1回や2回では受かりません。
練習を何時間もしているなら別だけど、それでもかなり難しいです。
では、何が難しいのか。そして、どうするのかなど書いていきます。
一番難しいもの。
免許センターの「暗黙の了解」を踏まえた日本国の道路交通法
暗黙の了解が入っていますので、道路交通法を100%理解しただけでは原点されて落ちます。
具体的に言えば、愛知県平針免許センターの場合には、
・右折時のセンターラインへの寄りは 30cm以内!!!
・左折時の白線への寄りは、多分30cm以内。
センターラインへの寄りについては、合格した際に試験官から確認済みです。
センターラインへの寄りが甘かったという講評があり、30cm以内であるということを告げられました。
いままでは具体的な数値を耳にすることはできませんでしたが、
今回30cmという具体的な数値を聞いたために、
次回以降受験する人たちへの最大のプレゼントではないかと思っています。
左折時の白線への寄りについては、ほかの方もかかれていますが、
タイヤ一個分以上あけたら大回り減点となるようですから、
左右ともに30cmで間違いないと思います。
これについても明言します。
「白線は踏め」
私も何度となく左折大回り減点を食らいました。
白線にきれいに沿わせようとしているからです。
白線は、沿わせるためのものではなく、踏むものだと思って運転してください。
失敗したら、白線からちょっとだけ離れた感じになるだけですから。
幸い、平針Aコース、Bコースともにコーナーの白線は路側帯を意味する白線ではなく、「イミテーション」です。
路側帯の白線なら踏んだ瞬間にアウトですが、あれはイミテーション(目印)なのでどんどん踏んでください。
逆に踏まないと落ちるくらいのイメージでもいいと思います。
書き方が極端だし、乱暴ですが、そのくらいの感覚で行かないと減点される可能性が大きくなります。
まずは、右左折の大回り減点を確実になくしてください。
教習所だと、このへんものすごく甘くて、曲がれればOKの採点になります。
次に、ふらつきと速度調節。
いまだに速度調節で減点になったことはありませんが、のろのろ運転になってしまったり、
ブレーキを利用せずにエンジンブレーキで減速している方を見かけます。
あれはだめなので、メリハリのある運転を心がけてください。
ふらつきについては、自分ではふらつきがあると認識しなくても、容赦なく減点してくれます。
一回10点という膨大な得点を減点してくれるので、絶対に避けたい項目です。
では、ふらつきとはどういうものなのかということを理解する必要があります。
極端に言えば、
「必要以上にハンドルを切ったらアウト」
です。普通乗用車のようにまずはハンドルを1回転切って・・・そこから調節します。
みたいな運転は絶対にだめです。
平針Aコース及びBコースの通常の場所ではハンドルは半回転以上回す必要がありません。
極端にまわすのは、Aコースの方向変換の入り口あたりだけです。
具体的に言えば、
・方向入り口Uターン状態の左折2回
・方向変換バックで入れるとき 1回
・方向変換全身で抜けるとき 1回
・2番ホームに戻るとき 1回
これだけです。一部坂道がある右折時に1回転くらい切りたくなる場所や、
ホームに戻る直前のとまれの標識のときにもうちょっ切りたくなりますが、ほとんどないと思ってください。
ノブ(グリップ・ハンドルの突起)を利用する場所としてもここだけで、それ以外の場所では利用する必要がありません。
私はできるだけノブを利用しないようにお勧めします。
全てふらつき運転の原因になるからです。
思わず切りすぎたりするので。
自動車と同じ10時10分での運転にしましょう。
教習所では、送りハンドルで運転しても良いといわれましたが、絶対にやめましょう。減点対象です。
こんな単純な右左折、まっすぐ走るということだけで、ほとんどの受験者は原点
され、涙を呑んでいます。私もそうでした。
では、どのようにして改善するのか?
方法は3つです。
1.練習場で先生にふらつきに関して問題があるからということで、見本運転を見せてもらう。
⇒どのカーブで、どれだけハンドルを切ったらいいのか把握するための近道。
2.意図的にハンドルは半分(180度)までしか切らないで運転してみる。
足りなかったらちょいと切ってあげれば確実に曲がりきれます。
3.カーブでは白線を見ずに、出口を見る。直進では遠くを見ることで、ぶれやぐ
らつきをなくす。
です。先生のお手本運転を見るだけでだいぶ時間を取られてしまいますので、練
習時間は延びてしまいますが、下手な人はこれに限ります。
感覚ではなく、頭で運転する人もこれが良いでしょう。
次に、ハンドルを切り過ぎない意識を持ちましょう。自動車のように切ったら、
確実に切りすぎで戻すことになります。戻したらふらつきで減点だと思いましょう。
カーブでははじめのうちは車両感覚を養うため、
また、白線見ているとよそ見運転の減点の可能性があるため、できるだけ見ない。
カーブ出口を見るようにしましょう。これで安定度が増します。
バックストレート20km/hの場所でも遠くを見て、近くを見ないことでぶれがなくなります。
特に、スピードメーターを見るのは禁止といわざるをいえません。
あれ見てるとふらつきます。
フォークリフトの場合、20km/hを境にエンジン音が変わります。
エンジン音で速度を確認するようにしましょう。
ある程度安定してきたら、白線見ながら踏んだりしてもふらついたりしないので、
ふらつきに問題がある人はまずはふらつきをなくしてください。
最後に難しいのは確認。
確認が遅かったり、早かったり・・・難しいものです。
今でもあやふやではありますが、確認ミスで減点取られるのが悲しいです。一回
5点です。
練習所の先生からは、ミラー確認でOKとか言われる方もいらっしゃいますが、必ず左折時の巻き込み確認は目視です。
右折時の確認もミラーだけではなく、目視するほうが良いです。
試験官にもよりますが、右折時はミラーだけでよいという方もいらっしゃれば、目視を要求される方もいらっしゃいます。
目視しても減点されないので、目視しましょう。
最後に一番簡単な方向変換。
なぜかこれが一番簡単です。
ハンドルを切るタイミングは、フォークの場合、
車庫の入り口よりも前輪がタイヤ1個分くらい前に来たら1回転半くらい切ってください。
あとは微調整するだけで入ります。
練習場の先生はフォークが斜めにならないようにとか、細かく言う人がいますが、
方向が変更できれば別にどうでもいいので、神経質にならないように。
マジでどうでもいいです。
減点対象じゃないからです。
きれいに入ったほうが印象がいいのでねぇ。
なお、入れるときには、車庫の目の前でスピードを落として中を確認してください。
バーは壁とみなされていますので、手前から中を見ても確認したことにならず、原点です。
10点だったかな?座席が車庫の入り口と並んだときに見てください。
出るときには、必ず尻振り確認してくださいね。方向変換直前の左折二回も尻振り確認必須です。
方向変換が肝ですとか言う人がいますし、試験管もそのように言いますが、
通常走行がどれだけ難しいかということを良くわからせてくれる試験でした。
通常走行については、「当たり前のことが、当たり前にできる」と書かれている方も多くいらっしゃいます。
はい、そのとおりです。
でも、それがわからないし(暗黙の了解なんて誰もわからない)、それができていないから落とされるんです。
そんなこんなで、さんざん練習と試験を受けまくった感想です。
本当は、日付別にいろいろと書こうかと思いましたが、そんなの読んでも仕方ないでしょうから、要点だけ書いてみました。
私は人よりも運動神経が鈍く、自動車を保有しておらず、
ペーパードライバー状態(実家に帰ったときに家の車をたまに乗る程度)です。
仕事は事務職で、建機にも触れる機会がありません。
それでも、なんとか合格できるので、実際に車を保有されている方は方向変換余裕でしょうから、
もっとうまくいきますし、一般道でどんどん練習してみてください。
参考:バケット車とBコースについて
バケット車は車幅感覚も違うし、そもそも前がバケットが邪魔すぎて見えません。
びっくりな車両です。
一度乗っておくことをお勧めしますが、時間が有り余っているが、お金がもったいないという方は、
当日バケットならキャンセルするという荒業がありますので、それで対応してください。
ほとんどがフォークなので気にしなくてOKです。
なお、停止線の位置は、バケットで停止線が全て隠れたときがぴったりな位置です。
バケットと停止線があった状態では、前過ぎますので減点されます。
前方はバケットが邪魔すぎて何も見えないので、とにかく一度乗って車両感覚を養うしかないです。
ただし、フォークと違ってギアが前後1段しかないこと、
後ろが短いので方向変換のときに相当後ろまで下がれるということがあります。
このくらいでしょうか。
Bコースは、Aコースと違ってめったに出されないので練習しなくても良いでしょう。
何回も通うなら1回だけでも回っておくといいと思います。
とまれの位置とか実車で確認しておくほうが良いので。
時間とお金をとにかく節約したい方は、Aコース & フォークに限定して練習するのがいいと思います。
参考2:試験終了後の先生のアドバイスが毎回変わる件
書き込みとかでも先生のアドバイスが毎回変わるという書き込みが散見されます。
なぜ変わるのかという意味がわかりましだので、書きたいと思います。
質問 なぜ変わるのか?
回答 あなたの今のレベルにあっているものを少しだけアドバイスしているからです。
たとえば一回目めちゃくちゃだったとします。
そのその際には、ふらつきを直しましょう。もっと練習しましょう。とかアドバイスされます。
もちろん、そのとき右左折時の大回りとか、確認漏れとかあったはずです。
しかし、そこまではアドバイスしません。
アドバイスタイムにも限界があるからです。
二回目は、アドバイスどおりふらつきをなくしました。練習もしたので、そこそこ走れるようになりました。
しかし、不合格。アドバイスは、右左折時の大回りを指摘されました。
三回目は、ふらつき、大回りを注意して運転しました。
しかし不合格。アドバイスは、右折時の寄りの甘さと確認もれ。
四回目は、ふらつきと大回りとよりの甘さと確認について注意して運転しました。
しかし不合格。アドバイスは方向変換のときの車庫内確認もれ、横断歩道の歩行者確認漏れ。
毎回言われることが変わってきます。
そのときそのときのレベルに合わせたアドバイスになるからです。
こんな風に言われたことを毎回100%改善できないので、アドバイス内容も同じだったり、違ったり。
試験官は何を考えて採点しているんだろうかと疑ってしまいます。
アドバイス内容が変わっているということは、
今までアドバイスされた内容はクリアして次のステップに進んでいるという意味合いだと認識するようにしてください。
本当は、毎回全ての減点項目についてアドバイスしてくれればいいんだけど、してくれないからなぁ・・・
受験者数5人くらいであれば死ぬほど時間余るのに・・・
参考3:平針練習場の受け方
人によりけりですが、平針練習場で練習されると思います。
練習を何回も受講すると良い先生、悪い先生といることがわかります。
では、良い先生と悪い先生の違いは何でしょうか。
良い先生
・なんだかんだ言っても、細かく指導してくれる。
悪い先生
・にこにこしているが、ほとんどなにも言わない。
普通の教習所であれば、にこにこして何も言わないような先生が良い先生。
細かいことぐちぐち言ってくる先生は悪い先生という印象ですが、平針練習場では間逆だと思います。
試験の採点基準がかなり厳しいので、どんなに細かいことでも厳しく言ってくれる先生がありがたいのです。
言い方というものもあるでしょうが、みそくそに言われたとしても、言ってくれる先生というのは良い先生です。
言われない運転をしたときには、合格の内定をいただいたものとすればいいのです。
注意1つが、試験1回分早く合格できるということです。
ではそのためにどのように練習場を利用するか?です。
本当に練習量が足りない人はお手本運転をしてもらってください。
そして、先生の技量を盗んでください。完全にコピーしたら、合格します。
確認ポイントは、ハンドル操作(どのくらい切るのか)、安全確認ポイント(顔を見ること)、
右左折のときのより方、コース内の理想的なライン取り、ウインカーを出すタイミングなどです。
そこそこ運転ができる人は、ポイントを依頼しましょう。
たとえば、前回の試験管における講評で「右左折時に大回り」といわれたらそこを重点的に見てほしいとか。
全体的に出来上がっているという人は、
「今回は本試験だと思って採点してください」とお願いすれば、本試験のリハーサルです。
安全確認ミスとか、右左折大回りとか、細かい点について指摘されるはずです。
一時間に3-4周回できるはずですので試験3回分くらいの意味合いがあります。
一回8500円(平針練習場の場合)ですから、有効に使ったほうが良いと思います。
なお、運転席ではまったく車輪とか見えませんが、
指導員席はびっくりするほどタイヤや白線などが良く見えます。
試験のときに座席を交換してほしいと突っ込みを入れたくなるくらいのレベルです。
ぜひとも、右左折時の寄りなどどの程度厳しく寄るのか確認してみてください。
ここからは、たわごとです。読んでもためになりません。
そのうち気が向いたら、Aコースについて細かいポイントを書きたいと思います。
読みたい人いるんだろうか?というほうが先ですが。
現在の免許
・中型8t限定
・大型自動二輪
・大型特殊 一種
・大型特殊 二種
受験回数など
・平針練習場に通った回数 6回
・筆記試験 1回
・実技試験 4回
筆記試験 5月23日
実技合格 7月27日
期間 2ヶ月と4日
おかねつぎ込みまくりです。
試験前に必ず一回乗車していますのから、回数重ねるたびに練習量が増えます。
そこまで練習しなくてもいいと思いますが、すべて趣味のため、試験日は有給です。
上司からも、2回目のときに、「またー」といやな顔されて、
3回目のときに「仏の顔も三度まで。これが最後だぞ」とか言われ、プレッシャー三昧でした。
4回目に至っては、お話できません。
なお、大特一種を教習所で取得したことと、免許センターがここまで厳しいとは思ってもいませんでしたので、
1回目はまったく練習せずに受験して、撃沈してます。
しかも、バケット車。見たこともないし、感覚もわからず、無残に死にました。
なにしろ、ギアいれずに発進しようとしたり、ウインカーきり忘れたり。
ひどいものでした。
最後の4回目はなんと、エンジンを切るように指示されるし。
大型特殊はエンジン切らないはずじゃないのかよ?とか思いながら受験しました。
一人前のおじさんがウインカー入れっぱなし、ギアいれっぱなし、タイヤは変な
方向向けたまま降りていくものだから、エンジンは普通にかからないし・・・
あせりまくりました。
あの時は殺意が沸きました。
なんにしても、合格したので、良かった良かった。
帰りがけに教習所によって牽引の教習申し込んでしまいました。
これの反応次第で、牽引二種行くかどうか決めたいと思います。
上司からの冷たい視線が・・・
知るべきことは知っていないとと言う感じですね。
試験とか練習所でも聞くべき事は聞かないと損。
さらなる挑戦を期待します。
管理人
追記として
を頂きました。
大作ですので受験者の方は是非ご覧下さい。