管理人の読めば半分くらい分かるけん引の方向転換
隅きりの曲線から台車のタイヤを1.0m離す場合
上の図は、けん引(平針検定)車両が方向転換時に、台車右輪がアプローチの隅きりから1.0mのラインから逆算した連結部の折れ角とヘッド(トラクター)前輪の切れ角です。
折れ角固定でトレーラーを押し込んでいる時、台車の車軸の中心と連結部と操舵軸の中心は角度固定で同心円を描きます。
計算してみると、このときの台車の折角は40.6度でありその時のタイヤの切れ角は19.3度で約半分です。
ステアリングギア比(ハンドルの回転角に対するタイヤの切れ角の割合)を25とする(一般的なトラックの比率)
結論:このときハンドルの回転は 19.3×25=482.5度(中立から右に1+1/3回転)であり、ロック・トウ・ロックが4回転(中立から左右2回転)で、あと2/3回転しかハンドルの切りしろが無く、右フルロックをかけてヘッドを伸ばすタイミングが少し早くなり、右に一回転固定で押し込む(後述)ときより見極めが難しいと思われる。
次にもっとも一般的な右に一回転ハンドルを切った時の押し込み方について考えて見ます。