押し込む時の折れ角が目標にあっていない
けん引の車庫入れで一番大切なのがトラクターと台車の折れ角です。折れ角を固定した時点で出来るだけ早く、この折れ角で押し込んだとき、一つの軸を中心に円弧を描いた先がどこに向かっているのかを把握出来るかです。これが分かっていないと折れ角の調整(ハンドルの調整)が適格に出来ません。
セオリーにこだわりすぎている
確かに練習所で習うやり方は、一番合理的で利にかなっていますが、それは最初から最後まで順調に行った時しか成功しません。もっと応用をきかしましょう。
平針の場合ですと、左1回転、右1回転、右1回転というやり方で習います。
当然その都度折れ角と位置関係を見ながら調整すべきなのですが、ハンドルを切る場所にこだわりすぎてしまって全体が把握仕切れないと言った感じの人が多いと思います。
そのときの止めた位置、ハンドルを切る位置、後退のスピードなど毎回微妙に違います。最初の段階で10cmでも狂っていれば到着地点は1m以上変わってしまう事だってありえます。
時にはこのセオリーを無視してしまってもよいのですが、一つ一つのセオリーにこだわりたいのなら、その区切り毎くらいにきちんと車両がそのように動いたかどうかを確認して行きましょう。
左1回転、しっかり折れようとしているか、折れすぎていないか
右1回転、規定の角度までがまん出来るか
右1回転、規定の角度になっているか、本当にこの角度で押していって入るような感じになっているか。
実はこの入るような感じが一番大事なのです、ここで入らないような感じがすると絶対入りません。
台車の行方ばかり見ていないか