2003.07.09作成

管理人の読めば半分くらい分かるけん引の方向転換

フルステアリングを切りヘッドを伸ばす時のタイミング

一定角度で、少しずつ調整しながら目標地点に押し込んで来て、車庫と台車が平行に近くなりました。

さて、次は台車とトラクターを一直線に戻してやらなくてはなりません。

実際、右バックの場合、最後にハンドルを右フルロックでヘッドを伸ばす間、トレーラー自体はまだ回転し続けます。その分を考慮して早めに伸ばしてやる事が必要です。


平針の車両の場合(注:ほかのトレーラーでは当てはまりません)

平針の車輌の場合右ハンドル1回転で押し込んでくる時の台車とヘッドの折れ角は約30度、フルロックを当ててのびる間に台車が回転する角度は約10度です。 やむおえず45度くらいの角度で押し込む時、バリアと台車の角度が30度くらいの位置から右フルロックしないと回転しすぎる事になります。

 

トラクターと台車の折れ角とフルロックした時に回転する角度の目安(平針のけん引車両)
台車とヘッドの折れ角 ハンドルをフルロックさせてヘッドを伸ばしている間に動く台車の回転角度 その時に動くヘッドの横方向の距離 その時に動く台車の車輪の縦方向の距離  
10度 2度 0.9m 1.2m  
20度 6度 1.5m 2.0m  
30度 10度 3.4m 3.8m 通常の折れ角
40度 20度 6.0m 6.0m  
45度 30度 7.5m 7.2m 限界の折れ角
60度 80度 12.5m 10.0m  

(数値は模型で得たものです。実車では若干違うと思われるので参考値とします。)

注意:これは右ハンドルフルロックの時です、実際にはそのときのハンドルの切れ角から右フルロックを切る間に状況は変化します。

もし伸び気味に入って来た場合、途中で大きく折らなければなりません。

その時でも出来るだけ45度以上は折らないようにしましょう。

45度以上折ると加速度的にヘッドと台車がたためて修正困難になり、90度以上折れるとバックしているにかかわらず台車が前進することになります。


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