技能試験実施基準を理解しよう
試験は、正確な法令履行及び正確な運転操作によって、安全かつ円滑な走行ができるか
1 場内試験
場内試験の課題を履行する場合の条件は、次のとおりとする。
(1)採点の範囲
採点は、乗車する時(ならし走行開始地点)及び試験の起点から下車する時までにつ
(*^-^*) 乗車からならし走行までの間でも、安全処置不適の減点はあることに注意
路上試験の様ににならし走行終わりに一旦停止しない時は、エンストとかは減点になる
(2)安全確認の方法
安全確認は、原則として直接目視及びバックミラーによること。
(*^-^*) 実際に、発進時とか方向転換から出るとき、直折目視しないと減点される)
(3)コース
コースは、すべて車道とみなす。
(4)上り坂の停止及び発進
指示した場所で停止し、直ちに発進すること(受験者に対し、現場で再指示するもの
(5)指示速度による走行
周回コース又は幹線コースの速度指定区間においては、指示速度に従って走行するこ
(6)脱輪時の措置
車輪が縁石に乗り上げたとき(コース外に落輪したとき)は、直ちに停止して、乗り
(*^-^*) 度合いによっては減点ですむので、処置をしっかりすればもしかして・・・
(7)方向変換
方向変換は、コース凹部に後退で入ることとする。
(8)縦列駐車
コースに平行して停止したのち、駐車範囲内(前車と後車の右側端を結ぶ線の内側)
(9)牽引車による方向変換の方法
方向変換のための後退を終了したときは、牽引車と被牽引車とを直線状に停止させる
(*^-^*) ヘッドと台車が一直線ならば斜めになっていても良いらしい、
平針のけん引2種は車庫と平行に止める事も要求される
(10)駐車時の措置
走行を終了したときは、駐車状態にするほか、次のとおりとすること。
ア 二輪車以外の自動車は、車体の先端を指示した停止目標(ポール等による。)に一
イ 大型特殊自動車(以下「大特車」という。)で作業機具を接地させる構造のものは、
ウ 二輪車は、前車輪の先端を停止目標(ポール等による。)に一致させ、サイドスタ
(11)特別コースの走行
ア 直線狭路コースの走行
直線狭路台手前の指定地点でいったん停止し、直線狭路台を着座姿勢により、大型
イ 連続進路転換コースの走行(大型二輪車及び普通二輪車に限る。)
ウ 波状路コースの走行(大型二輪車に限る。)
エ 指定速度からの急停止
2 路上試験
路上試験の課題を履行する場合の条件は、次のとおりとする。
(1)採点の範囲
ア 路上コースの採点は、乗車する時(ならし走行開始地点)及び試験の起点から下車
(ア)場内コースから路上ならし走行開始地点で受験者が交替しない場合
○
減点細目「安全措置不適」の採点は、路上ならし走行開始地点で乗車しないこ
○
試験の起点において一旦停車しない場合には、減点細目「アクセルむら」、
(イ)場内コースから路上ならし走行開始地点で受験者が交替する場合
○
減点細目「安全措置不適」の採点は、路上ならし走行開始地点で行うこと。
○
試験の起点で一旦停車しない場合には、減点細目「アクセルむら」、「エンス
(ウ)試験の終点が場内にある場合には、場内走行中は採点しない(終点における停車
イ 場内コースにおける方向変換については、方向変換コース(出入口部の長さは、普
A:出入口の長さ
A A
※ 着色部分が採点範囲
(図は省略しますが、方向転換で車庫入れの出入り口部のどこからどこまでを採点範囲とするかを説明しています)
ウ 場内コースにおける縦列駐車については、縦列駐車コースに平行して停止したのち、
エ 場内コースにおける鋭角コースについては、鋭角コースの採点範囲内に車体が入り
A:車長以上
A A ※
着色部分が採点範囲
(図は省略しますが、鋭角コースのどこからどこまでを採点範囲とするかを説明しています)
(2)安全確認の方法
場内試験に準じる。
(3)特別課題の走行
特別課題の走行は、受験者自らが道路地図に示された起点から終点を結ぶ間の走
(普通一種本免許路上の自主設定コースの事)
(4)
大型第二種免許及び普通第二種免許に係る技能試験の具体的実施要領
ア 路端への停車及び発進
○
大型第二種免許に係る路端への停車及び発進は、指定場所での停止を3回とし、
指定場所において、不測の状況が発生し停車できない場合は、到着点で目標物
○
普通第二種免許に係る路端への停車及び発進は、直前合図(旅客からの停止要
直前合図は、「停車可能な場所で停車して下さい」との趣旨のものとし、合図
(*^-^*) 普通二種の場合、横断歩道、バス停、坂道などの停車してはいけない場所に指示が来る事もあるので、ひっかけ問題に要注意!
○
停車は、道路の左側端から30センチメートル以内とすること。
(*^-^*) 離れすぎない様に。水切りに入って止める場合もある。バスの場合、街路樹の枝に当たる場合があるのでその分、離して止めるのが現実)
○
停車時は、シフトレバーはニュートラル、サイドブレーキを引かせブレーキペ
(結構重要な事)
○
試験官の発進合図の後発進すること(発進手間どりも採点)。
(*^-^*) もたついたら減点、的確な確認と合図、速やかな発進を
○ 停車に当たっては、ハザードランプを点灯させても良い(停車合図の後)。
(*^-^*) 点灯させても良いと言うことは、ハザードをたかなくても減点はされないと言うことか?
しかしその時は左合図は出していなければいけないでしょう。
イ 信号通過又は一時停止
○
普通第二種免許については、3回のうち「信号によらない一時停止」を2回以
ウ 右・左折
○
明確な進路変更を伴う右・左折の行為を3回とする。
エ 転回
○
歩車道の区別がある道路で行うこと。
○
交差点の交差路又は道路外の施設の出入口に一旦入り込んでのスイッチバッグ
○
転回の合図は、走行中に行うこと。
○
合図の内容は、「A地点からB地点までの間(約100〜200メートル)で、
○
転回に当たっては、必要により中央線に寄り、又は一旦左側で停止してから行
オ 障害物設置場所の通過(場内コース)
○
方向変換又は縦列駐車コースに設置された障害物とする。
○
大型第二種免許については、後方車体間隔(障害物との距離50センチメート
○
方向変換コースに後方障害物がない場合には、同コースは側方及び前方の障害
カ 鋭角コースの通過
鋭角コースは、3回以下の切り返しによって通過すること。
(3回以下と言えど、3回切り返して受かった話はあまり聞かない)
(1回の切り返しで通過がきわどいと思ったら、迷わず2回で確実に抜けた方が無難)
キ 停車位置の目標物等
○
大型第二種免許における指定場所の目標物は、路線バスの停留所表示板支柱以
○
大型第二種免許における「指定場所停車」3回が、路上で2回しかできなかっ
ク 後方間隔不良
大型第二種免許に係る、後方間隔不良の課題は、方向変換又は縦列駐車コースで
ケ 路上試験の安全性の確保
○
場内試験を先に実施すること。
○
大型二種免許については、場内ならし走行において受験者の技量の把握をする。
また、路上コースに坂道がある場合には、場内ならし走行において坂道コースで
○
路上試験中の停車の際、又は受験者の交替時等には、ハザードランプを点灯し
(5)方向変換及び縦列駐車
場内試験に準じる。
(6)脱輪時の措置(場内コース)
場内試験に準じる。
(7)実施上の留意事項
ア 路上試験は、場内コースと路上コースとも同一の受験者に対して同一の試験官とす
イ 普通免許の場合
(ア)
原則として、一般課題(場内コースにおける方向変換又は縦列駐車を除く。)
ただし、連続して設定できない場合の路上におけるコース間の移動は、試験官
(イ)
一般課題の中の場内コースにおける方向変換又は縦列駐車については、特別課
(ウ)
特別課題は、受験者が終点に到達することができないままおおむね4キロメー
ウ
大型第二種免許及び普通第二種免許の場合
場内コースにおける課題は、路上コースの課題の前に実施すること。