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* 10 仮免許技能試験 4回目 *
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《1.受付》
 
 気になって、受付の方をじっと見ていました。
 受付官はやはり、私の顔と、提出書類と、当日の受験者リストと、
 そして手元の書類を照合し、
 「今日は、Cコース。」
 と言われました。
   
   そろそろCコースでは、という私の山勘が当たったのでしょうか。
   いえ、なんとなく思うですが、
   照合していた手元の書類の中には、練習場からのものもあるのではないでしょうか。
 
   前回も今回も、練習場で練習したコースが、試験になりました。
   その証拠に、練習場ではいつも、
   「どちらでも、好きな方を。」
   と言われるだけで、CとDと、1日に2コース練習する、
   ということはしませんでした。
   「今までDばかり練習しているから、Cもやっておこうか」
   とも言われませんでした。
   どちらか分からなくて心配だったら、普通、両方練習しませんか?
   それはやはり、『どちらでも、やったほうが試験コースになるから』
   ということなのでは、と勘繰りたくもなります。
   とにかく、おととい練習したばかりのCコース。
   今朝も、車庫でイメージトレーニングしてきたCコースです。
   今日合格できないと、試験コースが変わってしまうので、
   また合格が遠のきそうです。
   なんとか合格したい、そう思うと、また緊張してきました。
 
《2.仮免許実技試験》
 コース:Cコース
 試験官:小柄でせっかちそうな感じの方
 同乗試験者:1番 外国籍(フィリピン)の女性
       2番 外国籍の男性
       3番 mabojun mama
 
   試験官の注意事項の最重要項目は、
   「テキパキとスムーズな運転を心掛けて下さい。
    路上に出て、もたついていては危険ですから。」
   ということでした。
   今までの試験官では言われたことがなかったので、少し警戒しました。
   私が、あまり得意なタイプの試験官ではないかもしれません。
   でも、やはり私以外の外国籍の方には、走行前の説明をしても、
   「分かる?まあいいや。」
   という感じで、面倒そうでした。
 
   1番目の女性も、2番目の男性も、赤色点滅信号でずっと停止していました。
   外国籍の方は、運転技術よりもそういう交通法規の方が苦手なのかもしれません。
   また、女性の方は、見通しの悪い地点で停止したのに、陰から他の試験車が来て、
   試験官に補助ブレーキを踏まれました。
   幸い、前2人が周るのに時間が掛かったので、3番目の私が走る頃には、
   ほとんど他車がなく、ラッキーでした。
 
   試験後、
   「3人の中では、mabojun mamaさんが1番スムーズな運転をしていたね。」
   「路上に出たら、これよりもっと確認をしっかりしないといけないから…。」
   という話になり、注意も短かく終わりました。
 
 

《3.合格発表》
 
 「今日の合格者は5名です。」
 と言われ、期待しつつ待っていました。
 受付順が早かったので、呼ばれるなら最初の方だと思っていたのに、
 なかなか呼ばれないので、諦めかけた頃、4番目に呼ばれました。
 
 説明を受け、仮免許証をもらうための交付料を払い、
 申請書と、住民票(仮免許筆記試験の時に取り寄せたもの)と、写真を提出し、
 仮免許証ができるまで(17時を過ぎていました)待ちました。
 
 
《4.合格への早道?》
 
 技術点以外、1点も下げられたくなかったので、
 身だしなみ等、かなり気を遣いました。
 
 女性ですので、多少のおしゃれはしたいところですが、
 まず、足元は運転に不適切なものでは、減点どころか、
 試験さえ受けられない可能性があります。
 間違いのない、スニーカーを履いて行きました。
 
 メイクや服装も、派手過ぎず、かと言ってあまりにラフなものも
 心象が良くないかと考え、運転しやすい格好を心掛けました。
 
 指輪やブレスレットも、チャラチャラしているものは、
 運転の邪魔になるし、やはり試験官の心象も考慮して着けませんでした。
 
 そして、平針通いを始めてからというもの、
 昔の古傷である、むち打ちが再発していましたが、
 首に巻いていた湿布や包帯が、同情を引くみたいにわざとらしいので、
 試験の前には外して行きました。
 
 一緒に受験した男性の中にも、やはり試験官のイメージ受けを狙って、
 会社員でもないのに「スーツを着て来た」という人もいました。
 
 それから、呼ばれたら大きな声で返事をするとか、
 試験官の話は、相手の目を見てしっかり聞くとか、
 いまさら言うのも小学生みたいですが、結構意識していました。


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